記録ID: 194932
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
激闘14時間 47,700歩 黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳
2012年05月27日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,461m
- 下り
- 2,461m
コースタイム
4:53(4:36)竹宇駒ヶ岳神社駐車場-5:00駒ヶ岳神社−6:46(6:12)笹の平-8:24刃渡り−8:49(7:51)刀利天狗-9:34(8:25)五合目-10:29(9:14)七丈小屋9:20-11:59(10:11)八合目-12:34二本剣−13:32(11:30)甲斐駒山頂13:49(12:03)-14:15(12:52)八合目-15:19(13:16)七丈小屋-15:59(13:51)五合目13:55-16:40(14:32)刀利天狗-16:55刃渡り−17:52(15:53)笹の平-18:59駒ヶ岳神社−19:05(17:10)
※()内は昨年4月29日のタイム
※()内は昨年4月29日のタイム
天候 | 曇り(ガス)のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ヶ岳神社手前の無料駐車場は50台以上のキャパがあります。トイレも水洗で24時間使用可。登山ポストは売店前にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【往路】 ○駐車場~笹の平分岐 尾白川の吊り橋を渡ると、渓谷道からいきなりきつい登りですが、所々になだらかな心地よいところがあります。笹野平分岐まで距離はかなりあります。 ○笹の平分岐~刃渡り~刀利天狗 随所にきつい登りがありますが、古い石仏と苔むした登山道が良い感じです。登山道に雪が所々に残っていますが、夏路と同様に歩けます。 ○刀利天狗~五合目~七丈小屋 所々にハシゴの急登箇所がありますが、特に危険な箇所はありません。七丈小屋までは、道に雪はあるものの、アイゼンの必要はありませんでした。 ○七丈小屋~八合目 七丈小屋のテン場より上からは雪が急に増え、ここでアイゼン&ピッケル装備にしました。8合目までの雪斜面は、雪質が悪いため、踏み抜き&スリップで体力を消耗し、登るのに難儀しました。 ○八合目~甲斐駒山頂 二本の剣の岩の下の急登箇所は、雪が消えていて問題ありませんでしたが、アイゼンでは極めて歩きにくいです。その先の駒ヶ岳神社本宮までのトラバースも雪が少なくなったので、ハイマツが露出し、滑ったら一巻の終わりというような危険度は低下しています。雪のあるところと岩が露出している箇所が交互にあり、また雪質が悪いため、踏み抜き&スリップで非常に歩きづらいです。山頂付近は快適 【復路】 ○甲斐駒山頂~8合目~七丈小屋 雪が緩んでいるため、雪の急斜面はスリップに注意が必要。特に、八合目から七丈小屋の雪の急斜面は12本アイゼンでもグリップが効かず、5mほどミニ滑落してしまいました。滑ると雪が柔らかいので制動が効かず、意外にスピードが付くし、もし木などがなかったらもっと滑落していたかも。とにかくこの雪質を甘く見てはいけませんね。 ○七丈小屋~五合目 七丈小屋から五合目までは、ハシゴや鎖場が続きますが、雪・凍結などがないので特に問題はありません。 ○五合目~駐車場 五合目から黒戸山の巻き道にとりつくまで約15分の登り。これが堪えます。5合目で十分にカロリーを注入しましょう。ここを乗り切ると後は下るのみ。足の裏が痛くなるほど下るとようやく駐車場です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
感想
○昨年の4月29日に登って以来、2度目の黒戸尾根です。
1年前は寒気が入って雪質が良かったので、滑落の危険箇所は沢山ありましたが、今回より歩くのは、ずいぶん楽だったと思います。
○それにしても、持久力、気温、雪質、いろいろ原因はあると思いますが、前回とは五合目で約1時間、山頂で約2時間の差がでました。
○予想以上に時間が掛かってしまったので、ゆっくり飯を食べている時間もありませんでした。おにぎり二つといなり寿司三つを休憩時間に食べましたが、いわゆるメシギレを起こさないために、こまめにブドウ糖タブレットとアメなど糖分を補給したのが良かったです。こまめに糖分を補給したので、5合目から最後の登り返しも歩みを止めることなく歩ききることができました。
○スマホの歩数計で47,762歩、1日の歩数としたら過去最高です。さすがに疲れました。もう年齢的に黒戸尾根を日帰りするような歳ではありませんね。
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すごいとしかいえません。
bekopapaさん
こりゃ大変でしたね!
僕もおいおい雪のある黒戸は目標としているのですが、
もうちょっと技術なり体力を付けてから・・・と思っています。
この記録は将来に向け、参考とさせていただきます
同じ日の午後5時ごろ、小淵沢から黒戸の稜線を眺めてましたが、
まさかbekopapaさんが下山中だったとは・・・
山頂付近はまだ白い雪も目立ち、さぞかし大変だったかと。。。
お疲れ様でした〜
「すばらしい」とか「すごい」とかなんて言って頂いて、お恥ずかしい限り(大汗
もう歳を考えて無茶しないように務めます。
honnsamaさんは真教寺尾根
>僕もおいおい雪のある黒戸は目標としているのですが、もうちょっと技術なり体力を付けてから→何を仰います。この時期、真教寺尾根を攻める人が・・・honnsamaさんにかかれば、黒戸尾根なんてチョロいものですよ
私は歳ですから日帰りはこれが最後です。七丈小屋のオヤジがもう少し愛想が良ければ、七丈小屋に泊まる気になるんですがね
例のお願いの件ですが、また皆さんとわいわい登るときにはぜひ声をかけて下さいね。
お年のことをのっけから触れるのは失礼かと思いますが、私もbekopapaさんの年齢になっても頑張れるように精進しなければと思いました。
と、書き込みしながらビールを呑んでいるのがいかんのですが…。
いやー私も46歳くらいまでは高脂血症&メタボで登山などは到底出来ないオヤジでしたが、これでは早死にしてしまうと、スポーツクラブに行き始めて筋力も心肺機能も向上したので、登山が出来るようになったのです。
hyena kickさんは若いのですからちょっと頑張ればすぐ健脚になれますよ
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