ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1958523
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

やりきった感が半端じゃない!!!大満足の幌尻岳

2019年08月05日(月) ~ 2019年08月06日(火)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:08
距離
9.5km
登り
769m
下り
403m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:25
休憩
1:18
合計
8:43
距離 9.5km 登り 769m 下り 403m
5:01
27
6:27
6:30
104
8:14
8:20
65
9:25
9:37
76
10:59
11:47
5
12:53
12:59
45
13:44
0
13:44
ゴール地点
2日目のタイム取れていませんでした。3時間はかかりませんでしたが、行きとあまりタイム差はありませんでした。
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
数日間晴れていた状況でも渡渉は楽に膝まで水に浸かります。結構流れも速いので増水時は相当危険だと感じました。

登山道は超明瞭で道迷いは無いでしょう。
渡渉部分は基本川を上っていくだけなのではぐれたりはしませんが、渡渉ポイントは結構分かりにくい箇所があるので注意してください。間違えると石に踏みあとがないので苔で滑りやすいです。

あとアブが半端ないですw。
行きの林道は全くいなかったのですが、帰りの林道で終始刺されまくりでした。。。
渡渉対策で薄着なってる足を狙って来るので、面倒ですがズボンを上から履くのがいいかもしれません。虫除けスプレーは全く効きませんでした。
話によると夕方になるほどアブが増えるので、夕方便でバス待ちの時に待合室が暑いと地獄かもしれません。不思議と林道以外は全くアブはいませんでした。


日帰りに関してですが、普段CTの6〜7割位で歩ける人なら結構チャンスがあると思います。私も翌日の天候が悪い場合は日帰りも想定していましたが、やはり渡渉区間の時間が読めなかったので山荘泊前提のプランで挑みました。実際にもし日帰りを当日実行していたらギリギリ間に合った感じでしたが、その場合は時間に追われる事を考えてちゃんと沢靴で挑んでおくべきだったと感じました。マリンシューズではやはり靴底が薄いので渡渉以外の場所で足が少し痛くなりタイムロスします。
出発
2019年08月05日 05:01撮影 by  SOV39, Sony
1
8/5 5:01
出発
林道歩きは90分位でした。
1
林道歩きは90分位でした。
へつり・登山に入り最初の渡渉まで30分歩きました。
1
へつり・登山に入り最初の渡渉まで30分歩きました。
アマゾンで1500円のマリンシューズ。それなりに行けますが、やはりコケの付いてる石には無力なので止めた方が無難です。
3
アマゾンで1500円のマリンシューズ。それなりに行けますが、やはりコケの付いてる石には無力なので止めた方が無難です。
思っていた以上に本格的でした
2
思っていた以上に本格的でした
事故の箇所。新設の橋に感謝
1
事故の箇所。新設の橋に感謝
なかなかのへつりでした
4
なかなかのへつりでした
しばらく雨が降ってない状態でも膝までは軽く浸かります。
1
しばらく雨が降ってない状態でも膝までは軽く浸かります。
小屋直前に渡渉あり
小屋直前に渡渉あり
ようやく着きました…
1
ようやく着きました…
出発します
初っぱなからかなりの急登です
初っぱなからかなりの急登です
いいかげん嫌になってきた頃に展望が開けてきました
いいかげん嫌になってきた頃に展望が開けてきました
水場があります。冷たくてうまかった!
水場があります。冷たくてうまかった!
戸蔦別岳
いよいよ天国街道に突入です
1
いよいよ天国街道に突入です
熊はいなかった…
1
熊はいなかった…
お花畑が見事でした
2
お花畑が見事でした
本当に素晴らしい尾根でした
2
本当に素晴らしい尾根でした
ただ、山頂ままでは結構きります
ただ、山頂ままでは結構きります
ほんと天候に感謝です。
1
ほんと天候に感謝です。
登頂〜〜〜〜❗ 100名山56座目です。
計画、準備、アクセスまであまりにも長い道のりだったので、この達成感ある登山は今後もう無いかもしれません・・・・
7
登頂〜〜〜〜❗ 100名山56座目です。
計画、準備、アクセスまであまりにも長い道のりだったので、この達成感ある登山は今後もう無いかもしれません・・・・
ほんと天候に感謝です。
2
ほんと天候に感謝です。
本当に美しい尾根です。
3
本当に美しい尾根です。
名残惜しいですが下山します。
1
名残惜しいですが下山します。
こんなにお花畑が多いとは思いませんでした。
2
こんなにお花畑が多いとは思いませんでした。
ようやく小屋に
翌日の徒渉
一見爽やかですがアブが半端ないです
1
一見爽やかですがアブが半端ないです
アブが…早くバス来い!
1
アブが…早くバス来い!
お疲れ様でした。
早月尾根日帰りを越える強烈な達成感を得る事が出来ました。
帰りご一緒した方を含め出会った全員に感謝します。ありがとうございました!
2
お疲れ様でした。
早月尾根日帰りを越える強烈な達成感を得る事が出来ました。
帰りご一緒した方を含め出会った全員に感謝します。ありがとうございました!
撮影機器:

装備

個人装備
けちって沢靴ではなくマリンシューズでしたが やはり滑りやすいので増水を想定するのなら止めておくべきだと思いました。

感想

言い尽くせない位の達成感と満足感がありました。もちろん過去最高の登山となります。


確実に100名山最難関であろう幌尻岳、計画、準備段階から長い時間がかかりました。

当初は天候を選べる新冠ルートの予定でした。日帰りも視野に入れてJR二宮駅から塔ノ岳ー鍋割山経由日帰りの13時間トレーニングを実行して準備万端で待機していたのですが、何と今シーズンの新冠ルート閉鎖が発覚!!!!!!
既に長期有給とフェリーの予約までしてしまっている状況でまさかの事態に・・・

移動がバイクなので超早朝出発が必須のチロロ林道は流石に怖すぎでアクセスできないので必然的に平取からとなりますが時期は既に6月、、、、幌尻山荘の予約なんてもう無理に決まってるし、、、、と半ばダメ元でとよぬか山荘のHPを見てみると何と1日だけ空きがあるではないですか‼!!!!!
速攻で予約をしてようやく今年の幌尻岳挑戦の権利を手に入れることができたのでした。

ちなみに7月半ば位だったと思いますが、その時にHPを見たら結構空きがありました。ツアー客等のキャンセルが出るのでマメに見てれば案外予約が取れると思います。でも他の皆さんに聞くとやはり4月に予約をしていた方が大半でした。


登山日まで毎日天気予報に一喜一憂しますが、いざ当日は雨の心配皆無の晴れ予報。苦労が報われました。

そしていよいよ渡渉が始まります。
たまに膝位まで浸かる程度かと思っていたのですが甘かったですW
膝まで来まくる思った以上の本格的な渡渉でした。しかも案外流れが速い‼
今回程度の水量なら命の危険は感じませんが、もし腰まで来る様なら撤退してると思います。その位の厳しさがありました。

山荘以降の登山道ですが、初っぱなからワイルドな急登が始まります。
展望ゼロかつ蒸し暑いので最悪でしたw
ただその急登が終わって直ぐに現れる水場がなかなか使えます。
登山道から2分位で行けるので活用出来ると思います。

しばらく登り北カールが見えてくる頃には景観はとんでもない事になっているでしょう。ここまでの苦労の全てが吹き飛ぶ素晴らしい尾根歩きが出来ます。

そしてついに登頂です!!!!!!!!!!
本当にここまで色々長かった・・・・・
色々準備万端にしても最後の最後は天候という運に委ねる事になりますが、そこが色々各個人の物語を作る要素になるのだと思います。この達成感は幌尻以外では味わえないでしょう。


今回結果的に平取からの登山となりましたが、正直大正解だったと思います。
理由としてはまず第一にやはりあの渡渉は体験すべき物だと感じた事です。
確かに天候に左右される100名山最難関にさせている元凶なのですが、振り返ってみるとあの石鎚山の鎖場と同じ位の幌尻岳登山における象徴性を感じました。

そしてこちらの方が大きかったですが、第二にとよぬか山荘から前泊しシャトルバスで一緒に向かう事で他の登山者と強力な連帯感を持って登山が出来る事です。
全員でも20人程度なのでだいたいの人と顔見知りになります。
なにせここは幌尻岳、素人はゼロ人、それなりの登山経験を持つ全員が強烈な思い入れを抱いて挑んでいます。
当然情報交換も真剣だし、皆さんのレベルが高いので話していて話題が尽きません。
これが本当に良かったですね。。。。全員の登山歴を知ってしまうくらい仲良くなれました。

ちなみに下山翌日のトムラウシ山頂でそのうちの私を含めた6人が特に約束した訳でなく結果的に集まってしまいましたw
幌尻岳下山翌日にトムラウシへ登る健脚ぶりもですが、それよりも脚力はそれぞれ異なるにも関わらず同時間帯に山頂にいるタイムマネジメントに笑ってしまいました。今振り返ってもこれは凄いよなぁw

さらにこの時は行きの幌尻ですれ違った3人兄弟の子供達(この日の最速者)にも再会すると言う出来事がありちょっとした同窓会みたいな非常に思い出深い体験が出来ました。


いや〜〜〜〜〜、本当にいい登山ができたと思います。
今後こんな体験が出来る登山はそう無いでしょうが、今回のような事を夢見て登山をして行きたいと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:941人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 日高山脈 [日帰り]
幌尻岳(額平川)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら