朝日岳【朝日鉱泉から小朝日岳経由、中ツル尾根下山】
- GPS
- 09:11
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,965m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
天候 | 晴れ(頂上はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
お盆にアルプスを計画していましたが、台風が接近していて、天候が不順だったので延期しようと思っていたところで、日帰り山行なら、と急遽計画しました。
深夜に自宅を出発し、渋滞に苦しめられながら、登山口の朝日鉱泉に到着したのは、7時過ぎでした。予定より1時間近く遅めの到着です。
少し休憩をしてから歩き始め、ブナなどの木々が生い茂る自然林の中に入っていきます。
すぐに尾根に取り付くための登山道に入り、どんどん高度を上げていき、尾根に乗ると勾配が緩くなり、とても歩きやすくなりました。
ただ、樹林帯の中のため風はあまりなく、湿度がやたら高いので、汗をたくさんかいてしまい、水分補給をこまめにしながら歩くことになりました。
金山沢出合で水を汲み、登っていくと、急に平なところに出て、目の前に鳥原避難小屋が現れました。
とても暑かったので、鳥原避難小屋でコーラでも、と思い寄ってみましたが、売り切れでした・・・。
小屋の方と少ししゃべりながら休憩をとり、そこで、天候が下り坂だというアドバイスをもらったので、少しペースを上げるかな、と。
鳥原避難小屋を後にし、鳥原山に到着すると、やっと小朝日岳と大朝日岳が揃って、目の前に現れました。(大朝日岳は雲の中でしたが・・・)
鳥原山は、ルートから少し離れたヤブの中に水準点が設置されていて、頂上標柱もない、寂しい頂上です。
先が見えたことで、鳥原山からもまだまだ距離があるのがわかり、気を引き締めなおして、長い稜線を延々と登り、小朝日岳に到着しました。
小朝日岳は狭い頂上でしたが、360度開けていて、大朝日岳までのルートを一望できました。
小朝日岳からいったん大きく下り、熊越というコルまで高度を下げ、そこから緩やかな尾根を登っていきます。
途中に雪渓があったり、お花畑があったり、雪渓からの雪解け水を堪能したりと、変化に富んでいて、大朝日岳の頂上を仰ぎながら、歩を進めることができる、楽しいルートです。
特に雪渓からの雪解け水の銀玉水ときたら、冷たくてとてもおいしく、生き返った心地がしました。
朝日小屋に到着しましたが、誰もおらず、すぐに頂上を目指して、再び歩きはじめ、すぐに大朝日岳の頂上に到着しました。
頂上は風が強く、西側の谷からどんどん雲が上がってきて、展望は西側の半分くらいしかありませんでした。
それでも、今朝出発した朝日鉱泉が望めて、かなり遠くから歩いてきたことを実感できました。
だいぶ時間がたっていたので、当初の計画の平岩山、御影森山経由での下山はあきらめ、最短の中ツル尾根ルートで下りることにしました。
中ツル尾根の急登は、登りでは使いたくない、と思うほどでしたが、朝日鉱泉から登ってくるパーティが結構いて、視界の開けない尾根をひたすら登るという、修行のような登山ができるのは、相当精神が強くないといけないなぁ、と思いました。
登りには厳しい中ツル尾根ですが、下りに使えばどんどん高度を下げていくことができます。ただ、岩などの段差の大きい登山道は、体力も集中力も容赦なく奪っていきます。
二俣出合に到着し、下を見るのが恐い吊橋を渡って、沢沿いの道に入ると、今度はアブなどの虫に付きまとわれ、噛まれたりしたことで、精神的にやられてしまいました。
何度か吊橋を渡ったり、沢を渡渉したり、虫と格闘しながら、なんとか朝日鉱泉に到着することができました。そのころには、もうへとへとになっていました(笑)。
スタートにつまずき、楽しみにしていた縦走は半分程度になってしまいましたが、とてもいい山行になりました。
いずれ、避難小屋に宿泊して、しっかりと縦走してみたいと思います。
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