甲斐駒ヶ岳〜アサヨ峰(黒戸尾根〜早川尾根)


- GPS
- 16:37
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 3,481m
- 下り
- 2,762m
コースタイム
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 14:13
天候 | ずっと雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
甲斐駒に登るなら黒戸尾根ということで意気揚々とスタートしたものの、夜行バスではほとんど眠れず、昼寝もしていなかったので、直ぐに眠気に襲われる。少し広いところがあったので20分ほどゴロ寝。これでもちゃんと眠気はとれる。
途中からは予報通り雨が降り始めたので雨具を着る。この後下山まで小屋内を除いて着っぱなし。
空腹感が出てきたので七丈小屋前のベンチでカップ麺を作り食べる、水の補給とトイレも済ませる。ここまで下山者7人ほどとすれ違った。静かな道中である。
山頂が近づくにつれ、岩の急登や鎖場が増えてくる。雨で鎖が滑りやすいので、グローブを装着。
樹林帯を抜けると台風の影響もあり、強風も吹くようになるが、特に恐怖感はなし。
山頂着。当然何も見えず。今年は本当に天候に恵まれない。行動食をつまんだら出発。
当然ながらここから下りが増えるのだが、先日のゼロフジで痛みがでた右脚の
腸脛靭帯炎が再発。ここからは脚の具合を気にしながらの歩行で明らかにペースダウンとなった。
摩利支天へは甲斐駒らしい花崗岩の白が映えるトラバース。天気が良ければ空の青や、山々の緑とのコントラストがさぞや美しかろうが、残念ながらガスの白とじゃそんな景色は望めなかった。
苦戦しながら仙水峠まで下り、いよいよ早川尾根へと入っていく。
まず栗沢山へと登っていくがなかなか急登が続く、登りでは膝の痛みがない分マシだが、若干ガス欠気味なのかやはりペースはあまり上がらず。ハイマツが脚に触れると、付着した水が一気に靴に流れ込み、浸水する。
栗沢山山頂へ到着。時計とスマホの充電もしたいので岩陰で風を避けて休憩。到着時は相変わらずのガスだったが、しばらくすると一瞬ガスが消えて見事な甲斐駒の姿が現れた。ここぞとばかりに写真を撮る。
アサヨ峰へ向けて早川尾根を往く。ゴロゴロと転がる岩を渡り、ハイマツを掻き分け、登り、下り、雷がなったらどうしようかと考えたりしながら到着。
体力的にきつくなってきているので、とにかく早く稜線から樹林帯へと入りたいのですぐに歩を進める。
ここからも下り一本というわけではなく、アップダウンを繰り返しながら徐々に下っていく。ハイマツ帯を越え樹林帯になると体に浴びる風雨も弱まりホッとした。
早川尾根小屋に到着。結局早川尾根では誰一人遭遇することはなかった。
遅い時間の到着となったので、先客に白い目で見られないかと心配したが、誰もおらず。ストックシェルターを持っていたが、外は荒天でせっかくの貸し切りなので小屋に宿泊することに決めた。
雨具、グローブ、靴下を干し、お湯を沸かしてミルクティーで暖をとった。
翌日の計画を再考し、鳳凰三山には行かず、広河原へ下山することにした。
行動時間は短い、貸し切りの小屋でのんびりして出発することに決めた。
翌朝、のんびりと準備をし、7時20分ごろ出発。やはり下りだと膝の調子は厳しく感じてはいたが、コースタイムとの比較では意外とスピードは出ている。昨日は長丁場での疲労もやはりあったか。
誰とも遭遇することなく、広河原へ到着。結局早川尾根では誰とも会わなかった。真夏のアルプスとは思えない。
到着後、まずはバスのチケットを購入。次発の11時まで1時間以上あるが、荷物の整理とスマホのチェックであっという間に時間は過ぎるだろう。
この日は台風の影響で、甲府行きのバスは14時を最後に運休となるとのことだった。
鳳凰三山へ行っていたら、夜叉神峠からのバスに間に合わなかったかもしれないので、広河原へ降りたのは結果論だがいい判断だった。
総論 今年は本当に天候に恵まれない。悪天候での長時間行動はやはりペースがあがらない。
不完全燃焼。まだ夏は続くので山には行きたい。
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