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Yamareco

記録ID: 197848
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

武尊山

2012年06月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:37
距離
11.7km
登り
1,230m
下り
1,221m

コースタイム

05:29武尊神社駐車場〜06:07武尊山・剣ヶ峰山分岐06:07〜06:56手小屋沢避難小屋分岐06:56〜08:27武尊山山頂08:40〜09:31剣ヶ峰山分岐09:31〜09:37剣ヶ峰山山頂09:40〜09:46剣ヶ峰山分岐09:46〜11:32武尊山・剣ヶ峰山分岐11:32〜12:06武尊神社駐車場
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
武尊神社駐車場(無料/20〜30台程度、5:15頃の到着時は2台のみ)
コンビニは水上ICを降りて谷川岳方面にしばらく進んだセブンイレブンのみ
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト・トイレ】
武尊神社駐車場にあり

【コース状況】

コース全篇を通して、アイゼン/ピッケルは使用しませんでした。
雪は手小屋沢避難小屋を過ぎてから徐々に現れる。
この日、完全な夏山装備でしたが問題ありませんでした。
登山道は全体的に荒れている印象。

●武尊神社駐車場〜武尊山・剣ヶ峰山分岐
駐車場からは林道を沢沿いに進む。
武尊神社を過ぎるとすぐに土砂崩れ復旧工事のためのショベルカーが
道のど真ん中に鎮座しているのでその脇をすり抜ける。
その後平坦な林道が続き、ちょっとした広場(駐車場)を過ぎると道は登山道らしく。
しばらく歩くき小さい沢を徒渉するとすぐに武尊山・剣ヶ峰山分岐の標識が現れる。

●武尊山・剣ヶ峰山分岐〜手小屋沢避難小屋分岐
分岐を過ぎると最初は緩やかな道だが、徐々に斜度を上げ始め、
手小屋沢避難小屋分岐の標識までは急登が続く。段差が大きい箇所もところどころにあり。
前日からの雨のため登山道の土はドロドロ。

●手小屋沢避難小屋分岐〜武尊山山頂
手小屋沢避難小屋分岐からは緩やかな尾根筋となる。
この辺りの登山道も泥濘が続く。さらに最近折れた感じの倒木が道を完全に塞いでたりなど、
荒れ気味の道が続く。
しばらく進むと雪が現れ始め、雪が付いているところとそうでないところを交互に進んで行く。
雪が付いた広い尾根は、ガスで視界が利きにくいこともあり一瞬進路をとる方向に迷うが、
尾根伝いに進めば問題なし。また急登箇所は滑りやすくなっているのでキックステップで。
下りでこのコースを使う場合は、雪の付いた急登を下るときに神経を使うことになりそう。
その後、鎖場を4箇所を通過。
雨のため足元だけでなくクサリも濡れていて、滑りやすくなっているので注意が必要。
頂上直下にも登山道が崩落している箇所があり、雨の日は特に慎重に。
ハイマツのトンネルを抜けると武尊山頂に到着。しかしこの日は眺望ゼロ。

●武尊山山頂〜剣ヶ峰山山頂
頂上直下からしばらくはガレ場が続く。ガレ場を過ぎると快適な稜線歩きが楽しめる。
小ピークを3つほど越えた後、剣ヶ峰山へは巻くように登山道がついていて、このまま巻いちゃうのかな?
と思っていると分岐が現れ、岩場の急登を登っていくと剣ヶ峰山頂に。

●剣ヶ峰山山頂〜武尊山・剣ヶ峰山分岐
剣ヶ峰からの下りは濡れた石、濡れた木の根、ドロドロでズルズル滑るの最悪の土質の三重苦で、
「木の根、石、土が滑る=どこに足を置いても滑る」という最悪のコンディション。
また、段差が大きい所が続くのでこれに輪をかけて厄介な感じでした。
急な下りが終わると、沢を7〜8箇所くらい徒渉し、武尊山・剣ヶ峰山分岐に合流。



武尊神社の駐車場からスタート。
武尊神社の駐車場からスタート。
霧雨にけぶる森。
霧雨にけぶる森。
この季節はこんな天気も良いものです。
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この季節はこんな天気も良いものです。
新緑と苔むした登山道の雰囲気がたまらない。
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新緑と苔むした登山道の雰囲気がたまらない。
曇りで太陽光が少なくても新緑の緑は眩しい。
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曇りで太陽光が少なくても新緑の緑は眩しい。
武尊山・剣ヶ峰山の分岐を過ぎると登山道は急斜面に。
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武尊山・剣ヶ峰山の分岐を過ぎると登山道は急斜面に。
しっとりとした濡岩。
しっとりとした濡岩。
ブナの葉もしっとり。
ブナの葉もしっとり。
オレキエッテのような形をしたかわいらしい葉っぱもしっとりツルツル。
オレキエッテのような形をしたかわいらしい葉っぱもしっとりツルツル。
木の根もしっとり。
木の根もしっとり。
ヒッソリとした登山道を行く。
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ヒッソリとした登山道を行く。
小さな沢を渡る。
小さな沢を渡る。
立派なブナの木がたくさん。
立派なブナの木がたくさん。
聞こえるのはかすかな雨の音と鳥の啼き声だけ。
聞こえるのはかすかな雨の音と鳥の啼き声だけ。
木の神様が出てきそうな神秘的なムード。
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木の神様が出てきそうな神秘的なムード。
双子のブナの大木。
双子のブナの大木。
折れた木が登山道を完全に塞いでいる。
折れた木が登山道を完全に塞いでいる。
注意してすり抜ける。
注意してすり抜ける。
手小屋沢避難小屋分岐を過ぎしらく進むと雪が付き始める。
手小屋沢避難小屋分岐を過ぎしらく進むと雪が付き始める。
雪道を行く。
1つ目の鎖場。ハシゴとクサリの組み合わせ。
1つ目の鎖場。ハシゴとクサリの組み合わせ。
2つ目の鎖場。雨で滑りやすいので注意。
2つ目の鎖場。雨で滑りやすいので注意。
雪が付いている所とそうでない所が交互にやってくる。
雪が付いている所とそうでない所が交互にやってくる。
急登の雪道はキックステップで。
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急登の雪道はキックステップで。
3つ目の鎖場。
最後の鎖場。クサリが濡れていてたいへん滑りやすくなっていたので注意が必要。
最後の鎖場。クサリが濡れていてたいへん滑りやすくなっていたので注意が必要。
最後の鎖場を過ぎると、平坦な尾根道に。ちょっと幻想的な感じ。
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最後の鎖場を過ぎると、平坦な尾根道に。ちょっと幻想的な感じ。
霧雨の中、武尊山頂がぼんやりと見えてきた。
霧雨の中、武尊山頂がぼんやりと見えてきた。
山頂直下は登山道から崩落していた。
山頂直下は登山道から崩落していた。
注意して崩落箇所を通過する。
注意して崩落箇所を通過する。
背の高いハイマツのトンネルと過ぎると…。
背の高いハイマツのトンネルと過ぎると…。
山頂到着。「SANTYOU」「HYOUKOU」って…。
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山頂到着。「SANTYOU」「HYOUKOU」って…。
視界はゼロ。分かっちゃいるけど残念。今度また晴れの日に来ますね。
視界はゼロ。分かっちゃいるけど残念。今度また晴れの日に来ますね。
簡単にゴハンを食べて、剣ヶ峰山に向かう。
簡単にゴハンを食べて、剣ヶ峰山に向かう。
山頂から剣ヶ峰方面への下りはガレ場が続く。
山頂から剣ヶ峰方面への下りはガレ場が続く。
ちょっとだけガスが薄くなった。
ちょっとだけガスが薄くなった。
武尊山から剣が峰山に続く稜線にはお花が咲いていた。
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武尊山から剣が峰山に続く稜線にはお花が咲いていた。
石楠花の花。
色違いの石楠花。
色違いの石楠花。
花。調べたけど名前分かりません…。
花。調べたけど名前分かりません…。
オレキエッテ草と勝手に命名。ツヤツヤ。
オレキエッテ草と勝手に命名。ツヤツヤ。
快適な稜線歩き。小ピークを3つほど過ぎると…。
快適な稜線歩き。小ピークを3つほど過ぎると…。
ガスの中、剣ヶ峰山山頂が見えてきた。
ガスの中、剣ヶ峰山山頂が見えてきた。
せっかくだから、登っとく。
せっかくだから、登っとく。
剣ヶ峰山山頂。地味で狭くて引きじりが足りない。
剣ヶ峰山山頂。地味で狭くて引きじりが足りない。
剣ヶ峰山頂直下もかなりの勾配。
剣ヶ峰山頂直下もかなりの勾配。
剣ヶ峰からの下りは濡れた石、濡れた木の根、そしてドロドロの土の三重苦。
剣ヶ峰からの下りは濡れた石、濡れた木の根、そしてドロドロの土の三重苦。
こんな沢を7〜8箇所ほど渡る。渡るたびにドロドロになった登山靴についた土を洗い流す。
こんな沢を7〜8箇所ほど渡る。渡るたびにドロドロになった登山靴についた土を洗い流す。
スローシャッターで。手持ちなのでブレブレ。
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スローシャッターで。手持ちなのでブレブレ。
ブナの花?ブナにも花が咲くんだ。
ブナの花?ブナにも花が咲くんだ。
高度を下げると少し日が照ってきた。光が当たった新緑もやはり美しい。
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高度を下げると少し日が照ってきた。光が当たった新緑もやはり美しい。
ニョッキリ。
新緑のトンネル。
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新緑のトンネル。
紫色のカワイらしいお花。調べてみると羅生門蔓(ラショウモンカズラ)という花のようだ。
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紫色のカワイらしいお花。調べてみると羅生門蔓(ラショウモンカズラ)という花のようだ。
武尊神社に戻ってきました。
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武尊神社に戻ってきました。

感想

●昨年の夏山シーズン後半に購入した登山靴との相性が良くない。
昨年は冬もすぐそこに迫っていたこともあり、早めに冬靴にチェンジしたが、
今年の夏山はもう目の前。対策としてインソールを変えたのでテストを兼ねて武尊山へ。
●天気が良くないことは分かっていたので、雨の新緑の雰囲気を楽しもうということで、
今回は「しっとり」をテーマに。写真も「しっとり」を意識して撮ってみました。
●剣ヶ峰からの下りはかなり時間が食われただけでなく、思うように下れずストレスが溜まり、
精神衛生的にも良くなかった。この下りの悪路は相当なもの。
●靴はと言えば、やはり下りでつま先に痛みがある。あきらめて新しいものを新調するしかないか…。

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コメント

はじめまして。
私も6/7に武尊山に登りました。
同じコースでしたが、

「木の根、石、土が滑る=どこに足を置いても滑る」

に共感し、思わずコメントを…
土(泥)に前足がずるずると持っていかれそうになった時は、股裂きになるかと(汗)

しっとりな写真、素敵です
2012/6/17 2:01
はじめまして!
nanako75さん


コメントありがとうございます!

nanako75さんもあの下りで相当苦しんだようで…。
そうなんです、自分も何度か強制的にストレッチさせられました。

7日は、眺望があったようでよかったですね!
眺望があるとないとでは、疲れ方も全然違いますよね。
2012/6/18 11:39
プロフィール画像
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