妙高山前半（夏山合宿��2019年8月17，18日）

2019年08月17日(土) [日帰り]

• GPS: 09:10
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,554m
• 下り: 844m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:07
• 休憩: 2:03
• 合計: 9:10

距離 12.0km 登り 1,554m 下り 852m

7:03 笹ヶ峰バス停
7:06 7:09 笹ヶ峰登山口
8:04 黒沢橋
9:44 9:57 富士見平分岐
10:18 黒沢丸太橋
10:48 11:09 黒沢池ヒュッテ
11:32 12:05 大倉乗越
12:43 12:47 長助池分岐
13:44 13:55 妙高山(北峰)
13:58 日本岩
14:02 14:07 妙高山
14:10 日本岩
14:12 14:32 妙高山(北峰)
14:52 14:57 標高2250m付近
15:22 15:27 長助池分岐
15:56 15:59 大倉乗越
16:13 黒沢池ヒュッテ

　妙高山は越後富士とも呼ばれ，弥彦山と共に新潟県を代表する山とも言われる。北信五岳（妙高山，斑尾山，黒姫山，戸隠山，飯縄山）の一つ。火打山，新潟焼山と共に頸城三山を形成。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/17 9:41

山形県遊佐町の道の駅 鳥海ふらっとで休憩（09:37‐9:54）
。国道7号線沿いにある。

8/17 13:14

日本海東北自動車道の荒川胎内ICから下り，近くの金屋蕎麦屋で昼食。野菜天ぷら蕎麦。

8/17 13:14

野菜天ぷら蕎麦は1100円

8/17 14:49

北陸自動車道の栄PAにてトイレ休憩（14:45-14:53）

8/17 14:49

今回の山行で使用のレンタカー（トヨタヴォクシー8人乗り）。他の自家用車と2台に分乗。レンタカーに6人，メンバーの自家用車に4人。栄PAにて。

8/17 14:51

栄PAにてキリマンジャロブレンドのジャンボサイズのホットコーヒーをドリップ式の自販機で購入

8/17 16:39

居酒屋民宿富士美荘。妙高市の杉野沢集落にある。玄関前まで車を入れさせていただいて荷物を下ろす。

8/18 6:41

笹ヶ峰の駐車場のトイレ。笹ヶ峰登山口前の第1駐車場は満杯で，下の第2駐車場に車を停める（6:39）。第2駐車場にトイレやバス停がある。

8/18 7:00

我々は総勢10人で車2台。1台はレンタカー（トヨタヴォクシー）。7:03に歩き始める。

8/18 7:05

笹ヶ峰登山口（7:06-7:09）。登山口に女性が2人おられ，妙高・火打山の環境保護のための協力金を呼びかけておられた。一口500円ということだが，グループで1000円支払った。

8/18 7:09

笹ヶ峰登山口から歩き始める。

8/18 7:10

歩き始めてすぐに小さな木の橋を渡る。

8/18 7:11

ブナ林の中の木道。板の表面が乾いているので滑る心配をせずに歩くことができる。

8/18 7:17

8/18 7:19

8/18 7:22

8/18 7:22

8/18 7:25

8/18 7:25

8/18 7:30

クマイザサ（九枚笹）。イネ科タケ亜科ササ属のササ。葉の裏に軟毛がある。別名：シナノザサ（信濃笹）。

8/18 7:31

クマイザサ

8/18 7:33

8/18 7:36

8/18 7:36

8/18 7:37

8/18 7:39

8/18 7:44

8/18 7:45

8/18 7:50

8/18 7:52

8/18 7:54

笹ヶ峰から山頂まで2/9kmの表示。地図を見ると確かに登山口から約2kmの地点。ここで1回目の休憩（7:55-08:01），水分補給などをする。

8/18 7:54

笹ヶ峰から山頂まで2/9kmの表示地点

8/18 7:55

笹ヶ峰から山頂まで2/9kmの表示地点で水分補給

8/18 8:02

8/18 8:03

イワオトギリ（岩弟切）。花が小さいのでヒメオトギリかもしれない。

8/18 8:04

黒沢橋

8/18 8:04

黒沢橋を渡る。

8/18 8:04

黒沢橋から黒沢の上流側

8/18 8:06

ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

8/18 8:09

8/18 8:16

オクモミジハグマ（奥紅葉白熊）。キク科モミジハグマ属の多年草。

8/18 8:17

ミヤマトウバナ（深山塔花）。シソ科トウバナ属の多年草。

8/18 8:18

ミヤマトウバナ

8/18 8:19

オオカニコウモリ（大蟹蝙蝠）。キク科コウモリソウ属の多年草。別名：クロベカニコウモリ。

8/18 8:21

「環境庁 新潟県」と書かれた木柱の頭に森の木の説明が書かれている。十二曲りのあたりの森はブナ帯上部でミズナラをともなうとある。

8/18 8:21

「この付近はブナ帯の上部にあたり，ブナが優占し，ミズナラをともなっています。火打山登山道では笹ヶ峰付近からブナ帯に入り，林床には日本海側特有の多くの植物をともなっています。」

8/18 8:21

十二曲り1/12

8/18 8:24

十二曲りが始まったあたりの木段

8/18 8:24

木段には平成22年度施工と書かれている。

8/18 8:24

十二曲り2/12

8/18 8:25

オクモミジハグマの葉

8/18 8:26

十二曲り3/12

8/18 8:27

十二曲り4/12

8/18 8:27

十二曲り4/12付近の木段

8/18 8:29

十二曲り5/12

8/18 8:29

十二曲り6/12

8/18 8:32

ツルニンジン（蔓人参）。キキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草。

8/18 8:32

ツルニンジン

8/18 8:32

ツルニンジン

8/18 8:32

ツルニンジン

8/18 8:32

ツルニンジン

8/18 8:32

ツルニンジン

8/18 8:34

ソバナ（岨菜）。キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。しっかり花が開いて美しい。

8/18 8:34

ソバナ

8/18 8:34

ソバナ

8/18 8:34

ソバナ

8/18 8:34

十二曲り7/12

8/18 8:35

十二曲りの木段には平成22年度施工のプレート

8/18 8:36

十二曲り9/12

8/18 8:37

十二曲り10/12

8/18 8:38

十二曲り11/12の前の木段

8/18 8:38

十二曲り11/12

8/18 8:42

十二曲りの上まで来た。ここで休憩（8:42-8:49）。ここが十二曲り12/12。

8/18 8:51

十二曲りの上から間もなくのところに笹ヶ峰から山頂まで3/9kmの表示。後でわかることだが，この表示の山頂とは妙高山のことではなくて火打山の山頂を指すようだ。

8/18 8:57

8/18 9:01

8/18 9:07

ツルリンドウ（蔓竜胆）。リンドウ科ツルリンドウ属の多年草の蔓植物。

8/18 9:08

ツルリンドウ

8/18 9:08

コバノイチヤクソウ

8/18 9:08

コバノイチヤクソウの葉

8/18 9:13

イワオトギリ

8/18 9:14

メボソムシクイ，キクイタダキという鳥の説明。

8/18 9:17

8/18 9:17

8/18 9:18

これはシラビソの葉かと現地では思っていたが，オオシラビソが正解のようだ。ネット上のいくつかの写真を比べるとシラビソの葉はもう少し細長いようだ。

8/18 9:19

8/18 9:20

ウスノキ（臼の木）の赤い実。ウスノキはツツジ科スノキ属の落葉低木。

8/18 9:20

ウスノキの実

8/18 9:20

ウスノキの実

8/18 9:21

サンカヨウ（山荷葉）の実。サンカヨウはメギ科サンカヨウ属の多年草。サンカヨウの実は食べられるというので食べてみた。味があまりしないし，種も大きい。

8/18 9:22

8/18 9:24

「この付近はオオシラビソを主とする針葉樹林帯です。全般に針葉樹林を欠く山岳の多い日本海側としては，貴重な群落であり，新潟県では，他に苗場山・平ヶ岳・巻機山等で見ることができます。」

8/18 9:25

これもオオシラビソの葉

8/18 9:25

タケシマラン（竹縞蘭）。ユリ科タケシマラン属の多年草。

8/18 9:25

タケシマランとタケシマランにたかる虫。足の細いクモのように見えるが，ザトウムシ（座頭虫）と呼ばれる種類のもののようだ。

8/18 9:25

タケシマランとザトウムシ

8/18 9:31

8/18 9:34

笹ヶ峰から火打山までの4/9kmの表示

8/18 9:38

8/18 9:39

ミヤマアキノキリンソウ

8/18 9:43

8/18 9:43

ハナニガナ（花苦菜）。キク科ニガナ属の多年草。

8/18 9:44

オオシラビソの木

8/18 9:44

コマドリ，ウソという鳥の説明。

8/18 9:46

富士見平分岐で休憩（9:44-9:57）

8/18 9:57

オオシラビソの葉

8/18 9:59

シラネニンジン（白根人参）。セリ科シラネニンジン属の多年草。別名：チシマニンジン。イブキゼリモドキやミヤマセンキュウに似ていて見分けが難しい。

8/18 9:59

シラネニンジン

8/18 9:59

シラネニンジンの葉

8/18 10:02

8/18 10:03

8/18 10:05

8/18 10:05

ミヤマアキノキリンソウ

8/18 10:06

サンカヨウの実

8/18 10:06

ヤマハハコ

8/18 10:07

ミヤマセンキュウ（深山川芎）。セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草。

8/18 10:07

オニアザミ（鬼薊）

8/18 10:08

オオヤマサギソウ（大山鷺草）。ラン科ツレサギソウ属の多年草。

8/18 10:08

オオヤマサギソウ

8/18 10:08

オオヤマサギソウ

8/18 10:09

ヤマハハコ

8/18 10:10

イワオトギリ

8/18 10:10

イワオトギリ

8/18 10:14

ミヤマセンキュウ

8/18 10:15

ミヤマコウゾリナ（深山顔剃菜，深山髪剃菜）。キク科ヤナギタンポポ属の多年草。茎の毛が白い。カンチコウゾリナは茎の毛が黒い。

8/18 10:16

黒沢池の湿原が見えた。

8/18 10:17

オニアザミ

8/18 10:17

イワオトギリ

8/18 10:17

シラネニンジン

8/18 10:18

ハクサンフウロ

8/18 10:18

黒沢丸田橋。ここから黒沢池の湿原に入る。

8/18 10:19

黒沢丸田橋付近より黒沢池の湿原に入る。登山地図にはここに「池尻」と書かれている。

8/18 10:19

オニアザミ

8/18 10:19

オニアザミ

8/18 10:20

オヤマリンドウ

8/18 10:20

8/18 10:20

オノエイタドリ？　オオイタドリ？

8/18 10:20

8/18 10:21

8/18 10:23

イワショウブ（岩菖蒲）。チシマゼキショウ科イワショウブ属の多年草。別名：ムシトリゼキショウ。

8/18 10:24

シラネニンジン

8/18 10:25

8/18 10:26

ハナニガナ

8/18 10:26

8/18 10:27

8/18 10:27

8/18 10:28

イワショウブ。本州日本海側の亜高山帯の湿原に分布。西限は伯耆大山。

8/18 10:31

8/18 10:31

ウメバチソウ（梅鉢草)。ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草。

8/18 10:31

湿原の中でポツンと一本だけ目立つダケカンバの木

8/18 10:31

ダケカンバの木

8/18 10:32

8/18 10:32

8/18 10:33

8/18 10:33

クマイザサ（シナノザサ）。葉の裏に軟毛あり。

8/18 10:33

クマイザサ

8/18 10:34

イワショウブ

8/18 10:34

イワショウブ

8/18 10:35

木道沿いのところどころにイワショウブが群生

8/18 10:37

8/18 10:39

8/18 10:39

8/18 10:39

8/18 10:40

8/18 10:40

8/18 10:41

オノエイタドリ？　オオイタドリ？

8/18 10:43

オオバタケシマラン（大葉竹縞蘭）。ユリ科タケシマラン属の多年草。オオバタケシマランはタケシマランと違い葉の基部が茎を抱く。

8/18 10:43

オオバタケシマラン

8/18 10:43

ミヤマセンキュウ

8/18 10:44

オオバミゾホオズキ（大葉溝酸漿）。ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草。

8/18 10:45

黒沢池ヒュッテ

8/18 10:45

モミジカラマツ（紅葉落葉松草，紅葉唐松）。キンポウゲ科モミジカラマツ属の宿根性多年草。

8/18 10:45

黒沢池ヒュッテ

8/18 10:46

ヒメウメバチソウ（姫梅鉢草）。ニシキギ科ウメバチソウ族の多年草。別名：タカネウメバチソウ。

8/18 10:46

ヒメウメバチソウ。八幡平，鳥海山，朝日山地，飯豊連峰，妙高山，北アルプスの一部，利根川源流部，至仏山，燧ヶ岳と分布が限られている 珍しい植物。

8/18 10:47

オオバミゾホオズキ

8/18 10:47

クルマユリ（車百合）。ユリ科ユリ属の多年草。

8/18 10:49

黒沢池ヒュッテ入口。チェックインは午後3時からという貼紙。ヒュッテの外に必要ない荷物をデポ。私はサブザックだけをこの先使うことに。

8/18 10:50

黒沢池ヒュッテの温度計。気温は約23℃と読み取れる。

8/18 10:51

タテヤマアザミ（立山薊）。黒沢池ヒュッテの周りにて。

8/18 10:51

タテヤマアザミ

8/18 10:52

タテヤマアザミ

8/18 10:53

黒沢池ヒュッテのトイレ

8/18 10:54

ミヤマシシウド（深山猪独活）。セリ科シシウド属の多年草。

8/18 10:54

タテヤマアザミ

8/18 10:55

タテヤマアザミ

撮影機器：

FinePix F80EXR FUJIFILM

RICOH WG-40 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

FinePix XP70 XP71 XP75 FUJIFILM

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

共同装備

ライター ジェットボイル ガスカートリッジ ツェルト コーヒー みそ汁 ファーストエイドキット

感想

Ssakana

8月17日
　レンタカーと自家用車の車2台で秋田市内を総勢10人で出発。秋田空港ICから日本海東北道。日本海東北道の開通部分を全て利用し，北陸道，上信越自動車道を通って妙高市杉野沢地区の民宿（居酒屋民宿富士美荘）に投宿。昼食は荒川胎内ICでいったん高速道路を下り，村上市金屋の古民家風の「金屋蕎麦屋」。昼食以外では，道の駅鳥海ふらっと，栄PAで休憩。宿の居酒屋民宿富士美荘の夕食のご飯は「つきあかり」という品種で，冷めた後でもおいしい品種とのことだった。夕食の味噌汁には地元で「かたは」と呼ばれるきのこが入っていた。「かたは」の標準和名はムキタケ。

8月18日
　朝6時過ぎに富士美荘を車で出発。笹ヶ峰登山口の駐車場に6時40分頃着。登山口前の駐車スペースはほぼいっぱいで，県道をはさんだ向かいの駐車場に駐車。登山口では環境保全の協力金を集める係員の女性が2人おられた。協力金が一口500円のところ，1000円供出。朝から60人ほどが妙高山，火打山に登って行ったとのことだった。比較的勾配のゆるいブナの森の中をしばらく歩いた後，十二曲りあたりから急坂となる。
　本日宿泊予定の黒沢池ヒュッテである程度荷物をデポし，妙高山を目指す。ヒュッテから20分ちょっと登ったところの大倉乗越で昼食。妙高山への行程が長いこともあり，大倉乗越より先は準備できた人から順次歩き始める。長助池分岐からは長い急坂がいつまでも続くように感じながらも，頂上アタック隊全員が妙高山頂上に無事到着。北峰だけでなく，南峰まで足を伸ばす。
　帰りもそれぞれ歩きやすいスピードで黒沢池ヒュッテに戻る。ヒュッテ泊8人，テント泊2人で予約していた。あらかじめチェックインしてテントを張ったり，ヒュッテ内で休んだりしたかったが，全員そろわないとチェックインできないという。それでも夕食前の17時20分頃には全員下山し，テントを張ってヒュッテに入ることができた。この日の行動中は雨に降られることもなく，概ね天気は良好であった。
　黒沢池ヒュッテ前にテントを張っていると，夜8時にヒュッテの発電機が止まり。朝4時に発電機が動き始めるのが聞こえた。夜の間に雨が降ったが，朝には止んでいた。

関連ページ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1986337.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1986402.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1986369.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1986375.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1986381.html