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記録ID: 199475
全員に公開
ハイキング
房総・三浦

三浦アルプス

2012年06月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
pocopan その他8人
GPS
07:00
距離
17.4km
登り
582m
下り
578m

コースタイム

JR横須賀線衣笠駅(09時10分発) − 菖蒲園(通過)− ▲大楠山(11時00分着11時15分発) ― 高圧電線直下の分岐点(12時00分) − 三浦縦貫道路の高架下にて昼食(12時40分着13時10分発) − ▲武山(14時00分着14時10分発) − 砲台山 − ▲富士山(15時00分着15時15分発) − 京浜急行長沢駅(16時00分着解散)
天候 終日小雨
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
2012年06月16日 20:07撮影 by  P07B, DoCoMo
6/16 20:07
2012年06月16日 14:02撮影 by  P07B, DoCoMo
6/16 14:02
2012年06月16日 20:07撮影 by  P07B, DoCoMo
6/16 20:07
2012年06月16日 14:24撮影 by  P07B, DoCoMo
6/16 14:24
2012年06月16日 20:08撮影 by  P07B, DoCoMo
6/16 20:08

感想

梅雨時の山行は、山の中の歩きよりも、電車での乗り換えなどがとっても億劫に感じてしまう。だから、会の定例山行のリーダを任されたときは、「総武快速/横須賀線」1本で、現地に行って帰ってくることができる三浦半島の山々がすぐに思い浮かんだ。一度登ったことのある大楠山は、リーダを任された身としては安全牌だが、まだ登ったことのない三浦富士はとても気になる。どちらにしろ、片方の山だけだと簡単すぎて、会のメンバーには物足りないだろう。

ならば、2つの山を繋げてしまえば良い!さっそく、ネットで最適なルートを調べてみると、かなり人気のある縦走コースであることがわかった。どうやら逗子の山から始まり、最南端の三浦富士で終わるこのルートは、「三浦アルプス」と呼ばれているようだ。

アルプスを縦走して富士山に登る!なんて、贅沢なコースなのだろう。ただし、大楠山と武山・三浦富士の間には、三浦縦貫道路や市街地をはさんでいるため、ネットに投稿した実践者のコースは千差万別だ。「カシミール3D」というソフトに付属している2万5千分の1の地図を画面に表示しながら最適ルートを模索するが、コースを絞れない。ならば、現地にて行き当たりばったり方式で歩きやすい道に流されながら歩くのも良いだろう。一応、中間地点として扇山を目標とする。もちろん、地図とコンパスは必携だ。画面の地図を何枚も印刷し、仮のコースにマーカーで印をしておく。念のために、サイト「ヤマレコ」に詳細コースを登録しておき、メンバーが閲覧できるようにしておく。
(当初の計画:http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-29006.html)

当日は予想通りの雨。ただし小雨なので、問題はない。どちらにしろ、うちの会の辞書には、「雨天中止」という言葉は存在しない。ひたすら実行あるのみだ。集合場所の衣笠駅には、朝7時に到着。出発の9時まで、近くの24時間営業のファミレスで待機。ライス大盛りの朝食でたっぷり味わい、お代わり自由のコーヒーでゆっくりくつろぐ。

駅改札口に朝9時に集合したのは、私を含めて9名。パーティーとしては多過ぎるが、皆百戦錬磨のメンバーなので、何の心配はない。先頭に立って、ゆっくり歩きたかったが、さっそく会の代表とサブリーダが自前の地図を片手にどんどん突き進んでいく。すぐに最後尾に回った。相変わらす、うちの会の歩きは早い。汗びっしょりとなるのは、もう覚悟ができている。

横須賀線の高架をくぐり、いきなり先頭集団が予定コースとは違う道を進んでしまう。どうしても歩きやすい太い道へ流されてしまうようだ。次の十字路でコースを修正。複雑な市街地なので、地図から片時も眼が離せない。コンパスを使う必要はないが、現在地点の確認に細心の注意をはらいながら、順調に予定コースを進んでいく。もうすぐ菖蒲園というところで、いきなり地図には載っていない大きな道路が出現。これには唖然とする。道を横切ると、人で賑わっている菖蒲園が目に入る。咲き乱れている花々の多様な色彩が小雨でいっそう淡く幻想的な色合いに滲んでいる。

人気のない閑散とした住宅地を抜け、ようやく横浜横須賀道路を横切るトンネルをくぐると、鬱蒼とした木々に覆われた登山道となる。急斜面で体温が上昇する中、雨を避ける傘が逆に空気の流れを悪くしているようで、早くも汗びっしょりとなる。団扇を持ってくればよかった。

11時には大楠山の山頂に到着。小雨で視界は悪いが、眼下に小田和湾の自衛隊の基地が見える。本来なら、ここで昼食の予定だったが、食事にはまだ早すぎるようだ。すぐに出発する。もときた道を戻り、衣笠城址公園方面へと向かう。途中尾根にそった下り道と衣笠城址公園への道との分岐点に遭遇するが、先頭集団は迷わず歩きやすい衣笠城址公園へのルートを進んでいく。誰もいない静かな道を黙々と歩いていくが、あいにく道がぬかるんでいるため、斜面で転倒する人が続出。最後尾にいた私もすべって転倒する。

ようやく車道に出る。指導標やら案内板がなく、何の特徴もない車道なので、現在地点の確認に苦労する。高圧電線が真上を通っているという指摘で、ようやく現在位置が判明。扇山に向かう小道を眼をこらして探すと、すぐに見つかった。しかし、この道は、途中で廃道となっていた。もう一度分岐点へ引き返し、直線の車道を進むことにする。12時を過ぎると披露の色は隠せない。ゆっくり休憩できる場所が見つからない。結局、三浦縦貫道路の高架下で昼食を取る。

再び、地図とにらめっこをしながら、小雨の降る住宅地の中をもくもくと歩く。武山不動への参道はすぐに見つかる。武山の山頂にある武山不動まで車道を兼ねた参道が続いている。再び汗びっしょりとなりながら、標高200mの山頂へと高度を稼いでいく。14時には山頂に到着。しばし、休憩の後、三浦富士へと向かう。

途中、砲台跡にて、巨大な円形のコンクリートの遺跡を見学。しかし、肝心の東京湾は見えない。すぐ目の前には、携帯電話の研究・開発施設が集まっているYRP(横須賀リサーチパーク)が広がっているはずだが、それすらも白一色で何も見えない。車が通れるような幅の道が、先程の武山から稜線上を走っている。その道を歩き続けるが、分岐点で細い登山道に変わる。傘といっしょに手にもっていた紙の地図は、もう雨でぐしょぐしょだ。それほど時間もかからずに、15時には三浦富士の山頂に到着する。

山頂で、缶ビールを開け、乾杯。キュウリやサラミなどのつまみでアルコールを楽しむ。後は、安全に下山するのみ。津久井浜方面へと下山し、途中の分岐点で長沢方面へと向かう。快調に下山し、当初の予定通りの16時に京急長沢駅に到着。ここで解散とした。全長17kmのややハードなコースであった。

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