鋸岳へ 戸台・角兵衛沢より
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 1,705m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
徒渉あり ガレ場(危険) 尾根も緊張するところあり |
その他周辺情報 | 仙流荘 日帰り入浴・食事・宿泊 |
写真
感想
2008年(平成20年)10月12日(日)
鋸岳へ 戸台川 角兵衛沢より
「鋸の 崩れるガレ場 黄に輝く」
戸台河川敷から河原を遡り、角兵衛沢出合へ。
徒渉をして稜線へと一気に登り上げていく。
最初は急登の樹林帯の中を問題なく進む。
樹林帯を抜けると右手に大岸壁が聳え、
茶色で、先が鋭くガラガラと音を立てる石の集まるガレ場へと入る。
全く安定しない石に一歩一歩足を乗せていく。
落石を注意しながらのスローペースになる。
その急登の山際には岳樺が茂り、その黄色の葉に光が差す。
足下の石に比べると白っぽい石もその黄色の葉を引きだたせている。
谷底から降り注がれる光を浴び、その光を求め這い上がる感じだ。
ガレ場の途中から振り返ると中央アルプスの稜線が見え、
北沢峠への林道、さらに歩いてきた戸台川の流れが見て取れた。
2時間以上のガレ場を登り切るとコル、鋸岳の稜線に出る。
目の前には目指す鋸岳の山頂が見られる。
そして八ヶ岳、北アルプスが見られるようになる。
登ってきた谷を眺めると真っ逆さまに崩れ込んでいるのが分かる。
よくぞ登山道があるなと思わせる崖だ。
普通ならば危険で近寄らないような谷から登り上げてきたのが分かりぞっとする。
あと一息、両側切れ落ちた細い稜線を慎重に登る。
一気に高度が上がる感じがする。
時間はかからず山頂へと登ることができた。
山頂からは稜線の先に甲斐駒ヶ岳が見事だ。
大きく目の前にその姿を見せている。
そして仙丈ヶ岳、その先には北岳、間ノ岳が見られ南アルプスの稜線が続く。
超危険な山として登るのに躊躇していた山だけに
登頂への満足感が大きい。
そして360度の大展望も迎えてくれ、トータル12時間近い山行が無事終えたことに感謝だ。
そして素晴らしい幸福を頂くことができた。
ふるちゃん
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