霊仙寺山から飯綱山へ レンゲツツジ咲き始めです!


- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,095m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
10:50霊仙寺山山頂11:10
11:55飯綱山山頂12:30
14:15飯綱リゾートスキー場
歩行時間5時間5分
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飯綱町の「飯綱高原入口」信号交差点を左折 リゾートラインを3km走り、「霊仙寺跡地」標柱を右折 集落を抜け、砂利道を走るとほどなく左側奥に駐車場(5,6台)があります 「飯綱リゾートスキー場」駐車場へは、 いったんリゾートラインに出て右折 道なりに3km程で右側にスキー場が見え、 右折するとすぐの場所に広い駐車場(無料)があり トイレは駐車場の近くの建物の中にあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
霊仙寺山山頂までの登山道は最近刈り払いされた様子、 歩きやすくなっていました 直前までの雨で、急坂に滑りやすい箇所がありました 飯綱山から「原田新道」を使って下山しましたが 殆ど歩かれていない登山道のようです 大方踏み跡を頼りに歩けますが 刈り払いされていないので、笹が茂って迷いやすい場所があります 木の幹につけられた赤ペンキの丸印を確認しながら通過してください 特に危険箇所はありません |
写真
感想
家で支度をしていると激しい雨音がしてびっくり、
急いで今日ご一緒する方にメールで確認しました。
もうこちらに向かっているとの返信があり、
上り坂の天気予報を無理やり信じて家を出ました。
車を二台使い、スタートとゴール地点の歩行時間を節約する計画です。
霊仙寺湖畔の「天狗の湯」の駐車場で待ち合わせをして、
まず「飯綱リゾートスキー場」駐車場に一台車を置き
霊仙寺跡地駐車場に向かいます。
車だと数分の距離ですが、
歩くと30分くらいは優にかかるでしょう。
霊仙寺跡地駐車場には既に車が二台!
結構マイナーな山だと思っていますし、
この天候を押して登山者がいるとは思わなかったのでちょっとびっくり。
支度をするうちにまた一台車が到着しました。
駐車場から霊仙寺跡地の遺構を次々に辿りながら
奥の院まで着くとようやく登山道が始まります。
この間の距離を考えると相当広い敷地を有し、
一時は勢力を誇っていた寺なのではないかと想像します。
以前、瑪瑙山から飯綱山を経て、霊仙寺山から下ったことがあり
今日これから歩くコースを登りに使いたくないと思ったものでした。
それが、どういう訳か最近このコースを登ってみたくて仕方なく
歩いたことのないコースも入れてと欲張って、下山は「原田新道」にしました。
未踏破の道には、なんともわくわくします!
新緑の樹林帯は次第に急坂になります。
直登気味の道ですので、先が見え、それがまた辛い道。
おまけに直前の雨で滑ります。
覚悟はしていたはずなのですが…
傍らに咲く花々に慰められました。
森林限界を越え、低灌木帯に入りました。
急坂はまだまだ続きます。
レンゲツツジの名所と地図に記されていますが、
今年はまだ早いかと半分諦めていました。
ところが、道端には既に様々な高山植物が花をつけ、
レンゲツツジも咲き始めていて、目を楽しませてくれました。
飯綱山への分岐から霊仙寺山山頂は僅か数分です。
予想通りの静かな山頂でしたが、お一人登山者が登ってこられました。
全く人気がないと思っていた山頂で人と行き合うのですから
この分だと飯綱山山頂は、日曜日ですし相当な賑わいかと想像します。
再び分岐まで下り、飯綱山に向かいます。
巨石の居並ぶ尾根道の記憶ははっきり残っていました。
けれども、里山とは思えない鬱蒼とした原生林の雰囲気の残る
素晴らしさに今回初めて気付きました。
また苔むした道の脇に咲く高山植物の多さにも初めて気付き、感動しました。
同じ山でも季節を変えて来ると、沢山の発見があり
新たな感動があるものです。幸せを感じます。
その発見も、実は己の成長と共にあるものなのかもしれませんが。
最後の笹藪の急坂を我慢して登ると飯綱山の山頂。
予想通り、沢山の登山者がくつろいでいます。
どのお顔も幸せに溢れています。
山は頑張った人に何の御褒美もくれませんが
その人にとってかけがえのない幸福感をくれるのだと思います。
長野市街地方面は終始雲の下でしたが、北方面の山々の眺めは素晴らしく
戸隠山を眺めながら、ゆったり食事を楽しみました。
さて、本日の下山ルートはどこ、とうろうろします。
笹原に踏み跡のかすかな溝がありました。
石に赤ペンキで「飯綱リゾートスキー場」という文字と矢印が書かれています。
見るからに頼りなげな案内ですが
今日は単独ではありませんから、大胆に踏み入ります。
最初は緩やかな笹原が次第に急斜面になり、
足元が笹に覆われている為、よく見えず
滑ること、滑ること何回転んだでしょうか!
樹林帯に入っても急斜面が続きます。
踏み跡が完全に笹に覆われルートを見失いそうになりました。
そんな時、木の幹に付けられた赤ペンキの丸印が頼もしく見えました。
天気も徐々に回復し、思わぬ花の大歓迎を受け、
コース選びも十分楽しめ、大満足の一日でした。
ツバメオモトやマイヅルソウ、ゴゼンタチバナの群落も
これからが花の時期、花好きの方にはとても楽しみな里山です。
コメント
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kyom4さんのレコ、味わいのある文章で毎回楽しく読ませていただいています。
いろいろな花
さて、No.20の花ですが、
こなし、ずみ(小梨、酢実)
別名: コリンゴ(小林檎)、ミツバカイドウ(三葉海棠)
ではないでしょうか。
蕾は濃い赤ですが咲き始めるとピンクになり、満開時は
真っ白になります。
違っていたらすみません。
毎回、独断と偏見による拙い文章でお目を汚しているのではないかと心配ですが、読んでいただけて嬉しいです
近所の里山に、こんなにも沢山の花が咲いているのに気がつかず、「灯台もと暗し」惜しいことをしたなんて思っています
真っ赤な蕾がとても印象的だった木は「こなし」というのですね、教えていただき有難うございます
高山植物は少し名前を覚えたのですが、樹木に咲く花がまだまだ覚えられません。
これから勉強したいと思います
また花の名前のわからない写真について教えていただければ嬉しいです
よろしくお願いします
名前を知らない花ばかりで毎回図鑑とにらめっこです
山野草は個体差があって同定が難しいですね
こちらこそよろしくお願いします
最近、文庫本の大きさの高山植物図鑑を車の中に置いておき、ちょっと時間のある時に、開くようにしています
似たような花が多くて、おっしゃるように本当にkyom4も同定に四苦八苦しています
もっと詳しい本がないかと探しています
それと「樹木の図鑑」もです。今年は木の名前を覚えたいと思っているのですが…
お薦めの図鑑とか、サイトなど教えていただけたら嬉しいです
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