東吾妻山と吾妻小富士
- GPS
- 05:59
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 557m
- 下り
- 544m
コースタイム
天候 | 晴れ 微風・弱風 樹林帯はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは全般的に分かり易いが、降雨後のためか、各所にて泥濘と水たまりがあり、通過が困難なところも多かった。また登山者はとても少なく、吾妻小富士を除いて6名とすれ違ったのみ。 |
写真
感想
浄土平の駐車場には5時前に到着。外の気温は13℃と長袖シャツ一枚では風もあって肌寒いくらい。クルマは数台停まっているが人の気配はない。いつもなら食事、準備、出発のルーチンをこなすが、埼玉を深夜に出てきた疲れが出てきてとてもその気になれない。トイレを済ませた後に車中でしばらく仮眠を取る。30分ほど寝ると元気になったので食事を済ませて6:29に出発。もう少し早くに出たかったが致し方ない。空は晴れているが雲の流れが速い。歩き出しの浄土平からは勢いよく噴気を上げる蓬莱山がよく見える。ビジターセンターの前にある地図を見ると、コースにいくつか進入禁止のX印が。鎌沼を回って東吾妻山の方向に向かいたかったが、どうやらそれはできないらしい。先の進路を気にしつつ湿原を進むとやはり進入禁止のバリケードが。これだけ明確に対応されているとさすがに入る人はいないだろう。我々も諦めて先に進む。蓬莱山は火山の姿が見えたが、その先の登山道は普通。樹林帯歩きから始まる。少し登りをこなして鎌沼との分岐に到着。近くなので見に行くとこれが意外に良い。朝早くて誰もおらず、貸し切りの状態。周回はできなかったが、静かな景色を堪能でき、これだけでもわざわざ深夜に埼玉の家を出てきた甲斐があった。沼の付近はりんどうが多く咲いていた。鎌沼から先の進路を検討する。時間的には谷地平方面へ下って周回しても東吾妻山へ行くのは余裕と思われたが、明日が仕事のZさんのため、今日は短縮コースで東吾妻山へ向かうことに。この判断は後で効いてくる。姥ヶ原からの登りは緩くきついものではないが、今日に限っては登山道が水浸しになっていて、歩く際にどこに足を置くか気を遣う状態。なかなかペース良く進めない。しかも昨夜はほとんど寝てないというZさんは体が重そうでペースも良くない。そうこうしているうちに樹林帯を抜けて東吾妻山の山頂に近付く。8:19に山頂到着。先客二名。風が通り抜けて寒いが、風を避けられるところがないので、ジャケットを着て暖を取りつつ休憩。山頂からはお隣の磐梯山や猪苗代湖がよく見えた。今日はもっと悪い天気を予想していたので、この眺望は有り難い。水分と栄養を補給。歩き始めるとすぐにまた樹林帯に入り、眺望はなくなる。そしてジャケットは暑くて着ていられない。すぐに脱いでザックにしまう。その後は景場平へ向けての下りだが、ここがしんどかった。東吾妻山の登りでも見られた登山道の水がここでも多く、水たまりも多く、歩きを慎重にせざるを得ない。特に下りは滑るので、普段の歩くペースよりもよほど遅くなってしまう。それでも転倒や尻餅は嫌なので、とにかく安全第一で進む。コースタイムよりだいぶ遅れて景場平に到着。転ばないだけ良かった。湿原のベンチに座ってゆっくり休憩。ずっと湿った水たまりのある登山道なので、休憩できるところも自ずと限られてしまう。昨夜にでも大雨が降ったのだろうか。歩きづらくて敵わない。ただここまで下りてくればあとは比較的楽、と思ったがそうではなかった。景場平から先に進み登山口を経て一旦道路に出る。ここまで来れば後は車道を歩くか、車道沿いの登山道を歩いて北上し駐車場に戻るだけだが、どちらから行くかしばし検討。車道はクルマの通りも多いし、日差しも強くて暑そうなので、脇の登山道を歩くことに。しかしこれは失敗とは言わないまでも、あまり良い判断ではなかった。このルートも結局は半分くらいは泥濘と水たまりだらけの道。大きな水たまりがあり、通行が難儀な箇所多数。すぐ側を通る車道からはクルマの音がよく聞こえたが、わずかに離れた登山道は歩行困難とは言わないまでも、しんどい歩きが続いた。今日天気は良かったが、コース状態の悪さには泣かされた。駐車場へ戻るコースの後半は泥濘道も消えて乾燥したふつうの登山道に近付き、二人ともかなりほっとした。吾妻小舎を過ぎると駐車場はもうすぐ。ただ最後にドロドロの道で終わるのではなく、すっきりした吾妻小富士を歩きたく、駐車場には向かわずに小富士を登り始める。ここはどちらかというと観光客向けの山のように見えたが、観光客は火口を一周するわけではなく、火口の縁まで上がって下りてくる人がほとんどのようだった。我々は泥道の憂さをここで晴らすべく、風は少し強かったが、眺めの良い火口の周囲を歩く。一周歩いて下り、12:20に駐車場に戻る。
今日は大した距離も標高差も全く歩かなかったが、途中のコースのコンディションが悪くて大変だった。鎌沼の付近で谷地平方面へ下るオプションを考えたが、これを却下しておいて良かった。もしこのルートへ行っていたら、帰りは少なくとも3時間以上遅れて、自宅への到着は深夜になっていただろう。さすがにそれはきついので、途中の判断は妥当だったと思う。
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