剱岳 早月尾根ピストン
- GPS
- 35:39
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,391m
- 下り
- 2,388m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回は先輩達に連れて行ってもらいました。
自分独りではとても挑戦できない「試練と憧れ」の剣岳!しかも早月尾根!
今回の山行の為に、少しずつ準備をしてきました。
自分の弱いところを教えてもらい、自分なりに改善しての挑戦でした。
1日目
馬場島には夜通し車を走らせ、早朝到着。
仮眠の後、朝食を摂り準備をして出発。
「試練と憧れ」の碑の前で記念撮影。
早月尾根の登山口からはいきなりの急登。
なかなかキツイ。
4人でバカ話をしながら気を紛らわせながら登っていく。
1000mを過ぎてからは、200mup毎に看板が出てくるので
他の方も言っていたようにペースなどつかめやすい。
少しずつ少しずつ「試練と憧れ」が近づいてくる。
高度を稼ぎながら、身体は疲れてきているもののワクワクする感じが抑えられない。
とはいうものの、やっぱり馬場島からの約1500mupはキツイ。
昼過ぎに早月小屋に到着!
思わず感動で涙ぐんでしまい、慌てて誤魔化す(笑)
そして、ザックを下ろすなりテン場の使用料を払うと共にビールを購入!
そして……
くぅ〜〜〜〜〜〜五臓六腑に染み渡る!
なんて旨いだろうか!
4人とも満面の笑みで乾杯そして飲み干す!
ホントはテント設営の後に、と言う事だったが我慢できなかった。
テント設営の後、昼食。
その後は各自、昼寝など自由に過ごす。
テントの中は暑かったので、小屋の前の椅子を使ってしばし昼寝。
夕食後は4人でしばらく話した後、自分が1番先に瞬殺で就寝!
ホントに瞬殺だったらしい(2〜3秒)(笑)
2日目
4:00頃に起きだし準備を始める。
予定より少し遅れたが、天気は良く、山頂からの展望に期待がわく。
起き抜けの割にはちょっと速いペースで登っていく。
ペースの修正をかけ、「試練と憧れ」の核心部へ迫っていく。
200mup毎の看板と共に近づく雄姿。
2800m地点で気を引き締める。ここからは一瞬も気を抜けない。
三転確保や落石に注意しながら一歩一歩進めていく。
もう、出てくる言葉は「すげ〜」ばっかり。
語彙力の無さを晒しているがこれしかなかった。
「試練と憧れ」がだんだん近づき目の前に迫ってくる。
別山との分岐を示す道標が見えてくる。
祠も見えてくる。そして山頂到着!
また涙ぐみ3人にばれないように誤魔化す(笑)
絶景‼感動!達成感!
色々とあるけど出てくる言葉は「すげ〜」ばかり。
(山頂で霰が降ってきたのには一瞬焦りました)
山頂からの絶景を堪能し記念撮影ののち後ろ髪をひかれたが下山開始。
まずは早月小屋まで。
ちょいちょい見え隠れする小屋はなかなか遠い。
下山はさらに気を抜かずに歩く。
途中で雷鳥の親子に遭遇。
もちろん記念撮影。
昼前に早月小屋に戻り、まずはテントの撤収と荷物をまとめる。
晴れているので作業ははかどる。
ちょっとは軽くなった荷物を小屋の前まで持っていき、
小屋の前で棒ラーメンを作って最後の下りに備える。
出発前にオコジョに遭遇。
ちっこい身体ですばしっこく走り回る。
ちょっと軽くなった重たいザックを背負って下山開始。
下山は何もなく下っていく予定だったが途中でアクシデント発生。
メンバーの1人がバランスを崩して2〜3m程滑落。
スリングで支点確保して引き上げ、怪我無く大事には至らなかったが、肝を冷やした。木の根っこに足をとられ体制を整えようとしたらザックの重みでバランスを崩してしまった感じ。全員で気を落ち着かせていると、後続のグループ(3人組)が来たので注意喚起。すると、そのうちの一人の知り合いも同じ場所で30m位滑落したそうで…… なんと自分達は運が良かったのだろうか。
気を引き締めなおして下山開始。
重い荷物を背負っての下山は徐々に脚にくる。
前回、甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根ピストン)のテン泊の時もそうだった。
甲斐駒ヶ岳の時はシャリばてではなく完全に脚が売り切れた(笑)
ストックを有効に活用し転ばないように下山。
残り半分を過ぎた辺りで滑落からの生還を果たしたメンバーの脚が売り切れ寸前となってしまい、残りのメンバーで少しずつ荷物を分担。速効性のありそうな食物なんかを集めてとにかく食べて飲んでもらう。
ここからはさらに注意しながら脚の陽を見ながら下っていく。
幸いなことに売り切れになる事も、転ぶこともなく無事に下山。
再び「試練と憧れ」の前で記念撮影。
車まで戻り、今度はコーラで乾杯!
荷物を整え馬場島を去る。
今回は本当に3人に感謝です。
この3人でなかったらとても自分独りでは歩き切れなかった山行でした。
コース自体ハードですが、安全にしかるべき装備を整え挑めば
「試練と憧れ」を十分に堪能できる山です。
甲斐駒ヶ岳に続き、剣岳も「また登りたい!」と思わせてくれる山でした。
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