木曽駒ヶ岳(ピークを踏まず濃ヶ池周回)


- GPS
- 08:12
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 574m
- 下り
- 567m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 8:10
天候 | 快晴 18℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは千畳敷駅にあります。今回は電子申請を利用しました。 今回のルートでは、中岳の巻道、馬の背の岩場が少々危険かと思いますが、慎重に進めば問題ないと思われます。 |
その他周辺情報 | 今回は温泉なしで直帰しました。 |
写真
感想
年パスの有効期限が9/9なので、最後の足掻きです。
今回は嫁はん帰省中でソロとなったので、久しぶりの車中前泊を駒ケ岳SA(上り)で行いました。
午前5時半に菅の台バスセンターの駐車場に到着しましたが、既にチケット購入とバス乗車待ちの行列が別にできていました。年パス所有のメリットとして、チケット交換はしらび平駅でできるので、初めからバス乗車列に並びました。
しかし、年パスがなくても、バス料金は降車時の支払い(現金可)なので、往復割引もありません。片道820円。最初からバス乗車列に並んでも、問題ないように思います。また、今年度の年パスはロープウェイのみのパスなので、バス料金ば別途かかります。
交通整理の係の人は、しきりに「こちらはバス乗車列です。チケット購入列は三角屋根のところです。」と誘導されていました。この方に、「(駐車料金が)一昨年は500円、昨年は600円、今年は700円を飛ばして一気に800円、さぞかし皆さんの待遇は良くなったでしょう?」と聞いてみましたが、「儲けてるのは観光協会のみで私たちには無縁です。」とのことでした。
バスの始発の定時は6時15分でしたが、6時に臨時便が出てダイヤを無視して増発が続きます。ここら辺が中央アルプス観光の良いところです。4台目か5台目に乗車することが出来ました。いずれにしても、ロープウェイの定員(61名)がボトルネックになっているので、増発に次ぐ増発でしらび平までお客様を送り込んでも、しらび平で整理券発行ということになるのですが、整理券発行はハイシーズンの一時期のみです。
さて、肝心の山行ですが、千畳敷を8時前に出発できました。駒ヶ岳まで行って馬の背コースを下って濃ヶ池から乗越浄土のプランを描いていましたが、中岳と駒ヶ岳への登りでの体力消耗と所要時間を考えて、ピーク(中岳・駒ヶ岳)を踏まずに周回することにしました。
中岳は巻道、駒ヶ岳は頂上山荘から馬の背分岐へのコースを選びました。馬の背コースは初めてですが、絶好の晴天もあって素晴らしいトレイルでした。下りに使う場合は岩場の下りで少し気を使う場面もありましたが、これぞ森林限界を超えたアルプスの稜線歩きという感じです。
眼下に濃ヶ池が望めますが、実際の登山道は大きく迂回しており、容易に近づきません。前回、お会いした男女ペアの女性の方が、「駒ヶ岳から濃ヶ池まで、1時間も掛かってしまいました。」と自嘲気味に話されたのが、謙遜だったと気付かされました。
濃ヶ池には水場があると思い、調理用の水は用意して行きませんでした。しかし、水場らしきものがありません。結局、池の水が湧いていそうな箇所を選んで給水して利用しました。煮沸するので固形物がなければ大丈夫だろうと…、結果は全く問題ありませんでした。
濃ヶ池では先着者のパーティ(女性3名)が居られました。食事をされた後、その内のお一方が”花摘み”で離れられ、帰って来られて次の方が花摘みへ出発。その後、到着された2名の男性の内、お一方が件(くだん)の女性が姿を消した方向へ進まれました。悲鳴は聞こえませんでしたので、遭遇は避けられたと思いますが、一部始終を見ている当方としては、一瞬ヒヤリとしました。
その後、3名の若者パーティが到着、休憩の後、乗越浄土方向へ出発して行かれました。私もしばらくして出発しましたが、濃ヶ池を出る辺りで3名が引っ返して来られ、「道はどれかご存知ですか?」と聞かれました。私が「どこへ向かう道ですか?」と問い返すと、「乗鞍…」、きっと乗越浄土のことと判断して、「この道で間違っていませんよ。」と申し上げました。
確かに濃ヶ池から乗越浄土方面への出口は川のようになっており、踏み跡もありません。初めての人は迷うと思います。もう少し進めば明瞭なトレイルと遭遇するのですが、このくらいの慎重さが身を救うということなのかも知れません。
すぐ後に私も続きましたが、その後、彼らの姿を見ることは終ぞありませんでした。
前回もそうでしたが、濃ヶ池から乗越浄土まで2時間以上掛かるのですから、宜(むべ)なるかなということですが…
濃ヶ池から駒飼ノ池への登りが始まるまでのトラバースはアベレージ下りとなりますが、多少のアップダウンがあります。所要時間は方向が違ってもあまり変わらないように思います。途中に徒渉箇所があり、水場との表示はありませんが、山から流れ出して間のない流れもあり、給水できました。ペットボトルがすぐに結露するくらいの水温です。所謂、”甘露甘露!”というやつです。
トラバースが終わり、駒飼ノ池への登りは前回ほどキツイとは思いませんでした。ストックも仕舞わずに登れました。しかし、駒飼ノ池から乗越浄土までがそれこそ一歩一歩と牛歩の歩みでしか登れません。これが私のマイペースということです。下界に下りてすぐに普通の社会生活が出来るスピードと言い換えることができるかもです。
乗越浄土から始まる八丁坂の下りは、前回ほど登って来られる方が多くないように思われました。台風15号を心配されてのことかも知れません。台風15号が”聖職の碑”の時と似たような進路予想なので、私自身は心配していました。
欲(年パス期限)と二人連れのような今回の山行でしたが、今年はどうするかと嫁はんに聞いたところ、”買い!”との御託宣でした。ということで、”木曽駒詣で”はもうしばらく続く予定です。
それでは、また。
木曽駒、大人気ですね。
私は能郷白山に出かけましたが、復路で気温があがり散々でした。
R157の岐阜県側交通制限は、かなり辛いです・・・・
KUMA-VEGAさん、いつもコメント恐縮です。
KUMA-VEGAさんの方こそ、お疲れさまでした。
私がもしご一緒させていただいていたら、多量発汗の脱水症状で痙攣地獄だったかも?
温見峠は現在、福井県側からしかアクセスできないんですね。
知りませんでした。福井県側は対向車との離合もソコソコできる道との記憶があります。
東海北陸道の白鳥西ICから中部縦貫道の工事が進んでいますが、何時になるのやら?
これが開通すると、福井県側からのアクセスの楽になると思います。
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