御嶽山
コースタイム
10:00 飯森高原駅(ロープウェイ終点)
10:10 七合目行場山荘
10:55 八合目女人堂
12:19 二ノ池分岐
12:45 剣ヶ峰着
13:15 剣ヶ峰発
14:30 八合目女人堂
15:15 飯森高原駅
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
おんたけ交通:木曽福島駅8:40〜御嶽ロープウェイ9:45 ロープウェイ:8:30から下り16:30まで(6/23)随時運行 約14分 鹿ノ瀬駅(1570m)⇔飯森高原駅(2150m) バスとロープウェイ往復乗車券で4000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト ロープウェイ飯森高原駅に有り 危険箇所 雪渓がかなり残っており、アイゼン・ダブルストック以上が望ましい |
写真
感想
相性の良くない山というものは誰にもあるものだ。それを払拭すべく、残雪の御嶽山に向かった。過去2度、田の原から登り、ガスガスで絶景を見ることが叶わなかった。梅雨の晴れ間を狙い、5年ぶりくらいに登ることにした。
今年はとりわけ雪が多いようだ。準備の段階からドキドキする。もう使わないだろうと思っていた冬靴と、アイゼンを久しぶりに引っ張り出してきた。今年初の3000m峰である。忘れ物も無いように念入りに。ルートは黒沢口からのピストン、迷わずロープウェイを利用することに。特急しなのも久しぶりだ。シーズン前だと自由席でも余裕。木曽福島駅に降り立っても御嶽山に向かう人はわずかに3名。バスもガラガラ。やっぱり6月はいい!美しい森の中をぐんぐんとバスは登っていく。快晴の下、大きくそびえ立つ御嶽山の雄姿に身震いがする。雪渓模様のなんと美しいことか。あの山に登るのだ!ガラガラのロープウェイに乗るとさらにテンション上がりまくり。乗鞍・北ア方面丸見えである。槍ヶ岳もきれいに尖っている。素晴らしい眺めだ。もう既に満足感でいっぱい。
飯森高原駅からゆるりゆるり歩き出す。誰もいない森の中、やがて登山道に雪が現れるが、無風で暑い。八合目まで上がると視界が開け、目指す御嶽山が大きく立ちはだかる。本当に大きな山塊だ。雪渓のトラバースも楽しい。ツバメが風を切って真横を駆け抜けていき、思わず心臓ドキドキ。落石が怖いからさっさと渡ってしまおう。ここからも殆ど誰にも会わない登山道を黙々と進む。乗鞍・北アが常にその美しい姿を見せており、ため息が止まらない。晴れているとこんなにも素晴らしいのか。ただの修行の山ではないのだ。
石室山荘手前からは、急な雪渓の登りが延々。一歩一歩確実に足を置いていく。ちょっと空気が薄い気がするが、深呼吸しても肺が硫黄で満たされるかのよう。生きている山、火山であることを感じる。下を見るとさすがに少し怖い。天然滑り台が数百m続いているのだ。二ノ池分岐まで来ると雪渓歩きも終わり、あとは頂上へ向かってごつごつした道を登るのみ。嬉しくてたまらない。最後の難関、ピッカピカの階段を登れば山頂だ。360度遮るもののない、ついにこの絶景を見ることが出来たのだ!が、意外と人が多い、田の原から登ってきているのだろう。あちらの登山道・雪渓の様子はどんな具合なのかも気になるところだ。
二ノ池方面を散策し、下りの雪渓がまた楽しい。怖いかな、と思ったが、雪渓途中でこけている人や、アイゼン無しでおそるおそる歩く人を見ているほうがよっぽど怖かった・・・。巻き込まれると危険なのでさくさく下ってしまう。石室山荘下の雪渓下部では、アイゼンも無く右往左往している山ガール集団も。数十人の目が私一人に向いているのを意識しながら下る。相当恥ずかしい。あとはアイゼンを外しルンルン下ってロープウェイまで。疲れも無く気分最高大満足のソロ山行だった。来年も残雪期に来たいものだ。そして今度は山小屋に泊まり、思う存分御嶽山を堪能したい。今回雷鳥に出会うことが出来なかったのが心残りなので・・・。まぁそれだけ快晴だったということだ。それでは、また!
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