飯士山 宝石みたい! でも秋はX
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 863m
- 下り
- 857m
コースタイム
13:05遊歩道 13:25駐車地点
天候 | 曇りのち晴れ、台風17号の風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
負欠岩の通過点は濡れていて滑りやすいところあり。 |
ファイル |
熊遭遇位置
(更新時刻:2019/09/26 23:13) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 今回初めてアームカバーを使ったが、暑くなく、藪でも肌をガードしてくれて良かった。 |
感想
坂戸山より少し高くてトレーニングにも適した山として飯士山(標高1111m)をと考えていたのだが、五十嵐地区から入るコースが廃堂になったとのうわさが入り、気になって行ってみた。
五十嵐集落を過ぎ、登山道への道を分けたところで車両通行止めになっていた。舗装道路を登山口を目指して進むと、左手に広いグランドがある。
その先に遊歩道入口がある。これが下山時に重要になる。
更に進むと・・・左手(おそらく10〜30m位)くから{ウォー}という声。一瞬にして熊が威嚇している声と分かった。逃げるわけにもいかず、同じペースで登山口へ向けて歩き通した。
そうだ、熊鈴付けるの忘れてた。間もなく登山口。注意書きには左手約600mに駐車場があるという。てっきり、その向こうにはゲレンデへの道が続いていると思い込み、帰りは熊を避けてそちらに行こうと気楽に考えていた。
そこから山頂までは約1時間半の軽快な山歩きだった。歩き始めてすぐに下山者に会った。熊の話をし、ルートを変えた方がいいと言ってしまった。
負欠岩コースと尾根コースの分岐点を過ぎると小さな沢をしばらく登り、前方にスラブの急斜面が見えるところで、ルートは尾根側に変る。
負欠岩とその先暫くはちょっとしたスラブで、最近の雨続きで滑りやすいところもあった。
2006年に来た時より整備が進んでいて、お助けロープがたくさんあり、しかも滑りやすいトラロープではなく白い太めのロープ(クレモナ?)だった。
山頂付近は折しも台風17号が最接近していて風が強かった。
山頂には2人パーティーのみで、群馬から来たという。少し話をして記念写真も撮らずに下山へ。2峰との間に風が弱いところがあり、軽い昼食に。
下山ルートも激下りだが、お助けロープが10本以上あり、安全だった。
この白いロープは前回にはなかったもので、地元の方々のご苦労に m(_ _)m
そうこうして登山口に戻って、熊と会った道を避けて、舗装道路を北側に600m位進むとしっかりした建物と駐車スペースがある。そして建物の山側と谷側に舗装道路が続きている。地図をよく確認せず、谷側に進めば旧小田急スキー場のゲレンデに出ると思い込んでいた。
実際に下りてみるとすぐにススキや藪がひどくなり、ついには舗装道路も終わり、心細くなった。それでも藪の道を少し進むと杉林に出た。
良かった、ここは藪も少ないし、どうせ森林保全用の道があるだろう・・・と思いジグザグに下ってみたが全く道らしきものはなく、ついに行く手に断崖が!スマホのヤマレコマップを見ると、断崖の下は砂防ダム。普通ダムの前後と両側は切り立っていて通れない。
選択肢はただ一つ。左側の尾根を登り返し、尾根筋から下りる。
登ると熊に遭遇した地点に近づくので、いやだったがやむを得ない。
そういえばここまでところどころ誰か今日歩いた跡があるし、尾根に上り返すところもトレースがところどころある。そうか、登りに会った方もここを歩いたのかもしれない。申し訳ないことをしてしまった。
それにしてもクマザサ+藪の登り返し標高差約150mは結構堪えた。
なので尾根筋ですぐに見つかった遊歩道に感激した。これで普通に歩いて帰れる。もう、熊のことはどうにでもなれという気持ちだった。しかも普通の登山道より、はるかにいい道だ。
舗装道路に降りて、今来た道に「遊歩道」の表示があった。
おそらく関越高速工事の際、付帯工事として行われたのだろう。車両通行止めのすぐ先の広い野球グランドも地図を見ると、採石場の跡地のようだし。
この負欠岩コースは高校の時の新人教育の場だったし、先輩・OBは両側のスラブでトレー二ングをしていた。登山口から短時間で草付きスラブを体験できる貴重な場所で、ぜひとも初級を過ぎた方に薦めたいと思っていたが、今回の熊の一件でとにかく9月中旬からはお薦めできないのが残念。
帰宅後妻に熊のことを話すと、今年は熊の出没が多く県内で既に2人が怪我をしているという。更に近くの親戚によると今年はどんぐりなどの広葉樹の実が不作で熊が多く出ているとのこと。
アスファルト道路を車両通行止めしていることも、熊にとっては降りてきやすい理由の一つのかもしれない。それに里山の人口減少と高齢化によって、熟しても取られない柿が結構多く、熊を誘っている。紅葉を楽しみにしている登山者にとっては要注意だ。
コメント
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また登る機会がありましたら、立入禁止のチェーンを外して登山口近くの駐車スペースまで車で入って下さい。
ここ数年、年2回登山道整備を行っています。次回の整備は10/6を予定しています。
toshi1229さん、
暖かいお言葉ありがとうございます。知人にも飯士山を薦めようと思います。
また年2回、貴重な休日を登山道整備に割いていただき感謝します。
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