和賀のつもりが薬師平まで(このアザミは新種か)
- GPS
- 08:40
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 986m
- 下り
- 986m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
和賀岳は花の時期に登ったことがなかったので、今回は花達に会うのを楽しみに行ってきました。
そしてなんといっても今回の第一の目的は、新種「ワガアザミ」(別名tooleアザミ)の調査です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-202679.html#viewcomment
林道を走っていたら前方にバスや乗用車が停まっていました。なぜこんな所にと思ったら、倒木で道がふさがれてこれ以上進めません。どうしようか一瞬迷いましたが、距離的にはけっこう近くまで来た感じだったので、ここから歩くことにしましたが、スタートから嫌なムードが漂っています。
結局、本来のスタート地点まで約30分のロスでした。さらに蒸し暑さが加わりペースが上がりません。このままでは和賀まで無理だが、せめてアザミのある所までと思いつつ、重い身体を引っ張り上げていました。結局、薬師岳に着いたのが10時45分で、とても和賀までは無理と断念し、アザミを探しに先へ行くことにしました。ただ、tooleさんが見つけた場所が分からず、和賀に近い方だと難しいかななどと考えていました。
薬師岳から先はイブキトラノオとニッコウキスゲの花畑状態で、なかなか先へ進めません。といううちにあっけなく例のアザミがありました。このアザミがtooleさんの見つけたものと同じかどうかは分かりませんが、特徴は似ていました。(このアザミについてはまとめて最後に)
せっかくなので薬師平まで足を延ばしてみましたが、ほとんど花はなく期待外れでした。そこから戻り薬師岳山頂で昼食をとり帰ってきました。
※問題のワガアザミ(仮称)について
以下はは全く私の個人的な推論です。
私が見たところではオニアザミよりはチョウカイアザミに近く感じました。特に、花の色は完全にチョウカイアザミです。
ではこれは新種かというと、それは違うような気がします。
このアザミは(元々)チョウカイアザミだと思います。ではなぜ鳥海山固有種がこの地にあるかというと、種が人あるいは動物(鳥など)によって偶然この地へ運ばれてきて芽生えたものでしょう。
個体数が少ないことから比較的最近のことと考えるのが妥当と思われます。
このまま世代交代が長く続き、この地に適応変化すれば変種として独立した種になるのかもしれません。
tooleさんのメッセージ(専門家の意見)を見た後でも、私の考えは変わりません。是非、さらなる追求を期待します。(でも、実物を採るのはどうなんでしょうか?)
コメント
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羽後交通のバスで行ってきたわけじゃないのですね〜
倒木は僕がkamadamさんと通過したときは無かったので、最近の大雨(orカミナリ)で倒れたのだと思います
例のアザミについてですが、ユニークな仮説ですね。
確かにその可能性も無いとは言えませんよね。
いや、むしろその考え方の方が僕もスッキリと腑に落ちるきがします。
さてと、どうやって盗掘しますか(笑)
見つかったら掴まってしまいそうですね〜
ひとまず、sirotengu説をK先生に質問してみる事にします。
ではでは。
実はsirotenguさんも専門家だったりして
その前に僕も昨日の山行レコの宿題を終えないと‥
私はただの花好きのおじさんです。(もちろんど素人)
私の意見はどちらかというと、そうあって欲しいという希望的推論です。
やはり花好きとしては、摘み取るのはかなり抵抗があります。そこで、葉っぱ1枚ならそれほど良心も痛まないので、それでDNA鑑定というのはどうでしょうか。
ところでtooleさんの見たアザミも同じもの(場所)でしたか?
僕の見たアザミと同じですね。
場所は薬師岳山頂から10分も歩かないくらいすぐの稜線上でした。
今思い返すと、このアザミ、非常に限定的な生え方をしていましたね。
登山道のすぐ脇に過疎の集落がひっそりとあるみたいに。
僕はこの点にとても違和感を持ちました。
自然の花にしては不自然だなぁ、と。
もしこのアザミが元々この山に生育していたと考えるなら、周囲に多く観られるニッコウキスゲみたいに登山道から離れた場所でも観察されるはずです。
そのような理由からsirotenguさんの鳥海山渡来説には説得力があると思います。
人間に見てくれとばかりに不自然なほど登山道の脇に生えているので、人為的要因で種が運び込まれたと推察しますね。
決着をつけたいですね。
現物送付の同定依頼も検討してみます。
遺伝子を比較する植物分子学的手法は既知のアザミかどうかを知るには確実と思われますが、お金のかかる話になりそうです。
既存の知見が豊富な専門家の方であれば、形態学的なアプローチの方が早くて簡単と思われます。
チョウカイアザミそっくりのあざみが和賀山塊にあるんですね。
チョウカイアザミか否か。
なんか、ワクワクします。
?の植物はウメガサソウと思えます。
まだ蕾のようですね。
好きな花です。
オニノヤガラも見てみたいです。
ウメガサソウありがとうございます。私は初めて見ましたが、それほど珍しいものでもないのでしょうか ?
オニノヤガラも初めてですが、まだまだ知らない草花があるというのは楽しみがあっていいものですね。
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