会津駒ヶ岳 〜ブナ林の尾根を登り、駒ノ小屋に泊まる
- GPS
- 23:34
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
10日: 駒ノ小屋7:00 - 8:15水場 - 9:20滝沢登山口
天候 | 9日: 晴れ のち 曇り 10日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し下の広い駐車場への進入路は通行禁止になっていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 滝沢登山口にあり ■道の状況: 登り始めはかなりの急登、尾根に登っても休みなく登りが続く。特に危険箇所なし。 残雪は小屋直下、中門岳への登山道に残るがアイゼンは不要。 ■入浴: 今回は「アルザ尾瀬の郷」を利用。500円。 |
写真
感想
このところ7月の花の時期には東北の山を訪れている。
今年はどこにしよう、とあれこれ考えたが、一度も登ったことのない会津駒ヶ岳へ行ってみることに。
夕方と朝の撮影のために駒ノ小屋に泊まることにする。
神奈川からは遠い。
4時に自宅を出て西那須野塩原ICで東北道を降り、さらに一般道を100km走って登山口に着いたのは9時半。
20台ほどの駐車スペースは埋まっており、仕方なく路肩へ車を止める。
この日は夕方近くから雨の予報だったので、1時〜2時に小屋へ着けばよいくらいのつもりで登り始める。
登山道は最初から急登、且つ前日までの雨でやや滑りやすい。
気温、湿度ともかなり高いのでアッと言う間に汗が滴る。
尾根道の大半は樹林の中だが、時折り日なたに出ると刺すような暑さで、体力を奪われる。
喘ぎながらゆっくりと歩を進め、水場を過ぎてしばらくすると、右手の木々の隙間から緩やかな残雪の稜線が見えてくる。
ああ、もうすぐだ、と思うがここからがまだまだ長い。
樹林を抜け、小屋の姿が見えたのはさらに1時間ほども過ぎた頃だった。
小屋から15分で行ける山頂には既にガスが流れ、夕景の撮影も期待できないので明朝登ることにして部屋に入る。
この日の宿泊は7名だけ。
駒ノ小屋には小屋番の夫婦がいるが、食事の提供はなく自炊する。
自炊室はそれほど広くないが、綺麗で使いやすい。
トイレ棟が別になっているが、外から来る人も使いやすく清潔に保たれている。
全体に色々と工夫が凝らされて快適な小屋だった。
翌朝は2時半頃に起きて外へ出てみる。
空に雲はほとんどないが、下弦の月が明るくて星の撮影は諦める。
一旦部屋へ戻って横になり、3時半に再び起きてカメラを持って山頂へ向かう。
小屋の前の駒ノ大池はまだ雪に埋まり、頂上近くまでかなり長い雪渓を歩く。
雪渓を離れ木道に登ると程なく頂上への分岐があり、5分ほど登ると頂上に着く。
ところが小屋を出る時あれほどクリアな空だったのに、雪渓を離れた直後からガスが上がって来て頂上では視界なし。
暫く待ったが日の出時刻になってもガスが引かないので、仕方なく小屋へ戻る。
起きてきた他の宿泊者と一緒に朝食を食べ、荷物を整理して5時半頃に外へ出てみると少しずつガスが薄くなってきた。
日の出、朝焼けは逃がしてしまったが、頂上からの景色を見たいと再び山頂へ向かう。
同室だったご夫婦と3人で燧、至仏や新潟の山々を山頂から眺め、中門岳へ向かう道を確認する。
中門岳までの稜線はまだ雪が多く残って池糖も現れておらず、期待の花もまだまだ早かった。
これは小屋の周りも同じで、ポツポツとミツバオウレンやツマトリソウが咲く程度。
花がいっぱい咲くのはまだ1週間から2週間くらい後になるのでは、と思われる。
小屋に戻って荷物を拾い、7時に下山開始。
樹林帯に入る辺りから早くもその朝登って来た登山者とすれ違い始める。
登りでは余裕がなくて気が付いていなかったが、撮影しながら下ると、この尾根は巨大なブナの林であることを発見。
ざっと尾根の長さの3分の2はブナの巨木林が続いている。
これほど大きなブナが立ち並ぶのを見たことがなく、圧倒されながら何十枚も撮影した。
丁度前日に車で到着した時刻頃に登山口に下りてきた。
帰りは「燧の湯」で入浴したかったのだが、偶々午前中は清掃日ということで閉っていたので初めての「アルザ尾瀬の郷」を利用。
あまり風情はないが、まあまあの設備。
東北道まで戻る道で見つけた会津ラーメンの店がなかなか美味しかった。
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