台風後の尾瀬を駆け抜けて〜一瞬の晴れ間と紅葉
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- GPS
- 09:05
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 865m
- 下り
- 479m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:04
天候 | 曇→雨→晴→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
バスタ新宿22:00→3:50大清水(関越交通・尾瀬号4200円) 【帰路】10/14(MON) 鳩待峠 13:40→14:15戸倉BT(関越交通シャトルバス980円) 尾瀬戸倉BT15:30→19:30新宿駅(尾瀬号4200円) ※シャトルバスのチケットで,人数が揃えば乗合タクシーにも乗れます。上記予定より10分ほど早く出発しました。 ※尾瀬号の運行は今シーズンこの日で終了です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
先日の台風の影響が心配でしたが、実際に尾瀬沼側は倒木やトレイルの浸水などで歩きにくくなっています。一方、尾瀬ヶ原の木道は浸水などは無く、特に問題なく歩けます。紅葉は、山の鼻−鳩待峠間が素晴らしく、沼尻平−見晴間もとても良かったです。 【大清水→三平下】最初の一ノ瀬休憩所までは林道歩きです。この区間はシャトルバスもありますが、今シーズンの営業は終了しています。一ノ瀬からは登山道になり、先日の台風の影響が残る激流の沢の音を聞きながら、小川になっているトレイルを歩きました。靴の浸水注意です。標高を上げ、沢から離れる後半は、木道が滑り易い以外、特に問題ありません。三平下付近に倒木があります。 【三平下→尾瀬沼を時計回りで沼尻平】尾瀬沼からの北風をモロに受ける影響か、このルート上に大きな倒木が4、5箇所あり、一つは藪の中を高巻きしないと越えられません。その他はくぐる、踏む、避けるで抜けられます。そのうち整備されるとは思いますが、今はここを通過する場合、少し時間の余裕を見ておくと良いかもです。※尾瀬のHPによれば,10/15から倒木除去作業のため,しばらく通行止めとのこと。 【沼尻平→見晴】殆どが木道ですが、ガレ帯もあります。やはりトレイルが小川になっている場所があります。紅葉が綺麗。 【見晴→東電小屋→牛首】三条の滝に行く予定でしたが、橋が流され、平滑ノ滝側からアクセス不可とのこと。途中から分岐する尾瀬ヶ原の北側を通るこのルートも木道で、尾瀬ヶ原の真ん中を突っ切るメインルートより一時間位余計に時間が掛かりますが、吊り橋や樹木の紅葉が見られます。東電小屋にチップトイレあり。 【牛首→山の鼻】草紅葉や池塘が見事。雨なのに人が多いのには驚きました。 【山の鼻→鳩待峠】序盤は沢沿いですが、特に問題ありません。木々の紅葉がとても綺麗でした。晴れてる日に是非どうぞ。もっと素晴らしいはず。 |
その他周辺情報 | 【尾瀬ぷらり館「戸倉の湯」】尾瀬戸倉バスターミナルに隣接。500円。シャトルバスと路線バスの乗り継ぎの間に入浴出来ます。休憩施設,レストラン等はないものの,長椅子やマッサージチェアなどがあるので,簡単な休憩は可能。薄めのアルカリ温泉で露天風呂,ドライヤー等あり必要充分。 |
ファイル |
【後日参考用】当日の天気予報
(更新時刻:2019/10/15 14:48) |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖インナー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
ズボン(薄)
靴下
グローブ(薄)
アウター手袋(夏用防水)
防寒着(ダウンベスト上)
ゲイター
夏帽子
靴
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
テント装備一式
マット
シュラフ
傘
身体ふき
燃料
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
虫除け
マキロン
着替え(下着)
|
---|---|
備考 | 何だかんだで,雨の日は傘があると便利。尾瀬を歩く人は2割くらい傘をさしてますね。 |
感想
この三連休は有給も取れて四連休、今シーズン最後の南アルプス縦走を、と気合いが入っていましたが、週末狙い打ちの性悪台風に吹き飛ばされ、何とか連休後半に取れた深夜バスの尾瀬号で行く、尾瀬一泊二日テント泊の旅を急遽計画しました。
とは言え、この付近も相当の雨量を記録したはずなので、直前まで情報を集め、尾瀬エリアの被害は無いことを確認。一方で,天気予報は見る度に悪い予報になっており,初日の午後から雨の予報。でも,朝方の晴れマークに全てを掛けて出発しました。
こんな天気予報だからか,満席だったはずの尾瀬号は空席だらけ。一人で二席を使って熟睡し、気がつけば真っ暗な大清水に到着。ワクワクしながら空を見上げてみると、満月なはずの月が見えず嫌な予感。でも雨は降っていないからとりあえずオッケー、と自分に言い聞かせて出発。闇夜を切り裂く爆音の沢の音に自然の脅威を感じました。明るくなってきて紅葉もちらほら見え、これで晴れたら最高なのに、と思ったのも束の間、沢だけでなく空からもウォーターが(涙。予報を信じて朝の内に一瞬でも青空下の紅葉を、と期待していただけに、本当に泣きたくなりました。
そんな中でも、真新しい倒木の数々と戦いつつ前に進んでいく間に少しずつ空が明るくなり、そのうちなんと青空が!!その時間は一時間位だったと思いますが、その短い間でも青空の元の草紅葉の湿原に、カラフルな紅葉のトレイルという、期待していた風景を拝む事が出来ました。その後はまた、嫌ってほどの雨をエンジョイさせて頂きましたが…もしかしたら、雨が魚の形をしてたかも?
嫌いな雨の中を一目散に歩いたので、余裕で日帰り出来る時間にテント場に到着。明日も怪しい天気予報ですし、翌日の至仏山登頂予定もさっぱり諦めて帰路に着きました。もはや登山ではなく,無駄にテント泊装備抱えてのお散歩となりましたが、数年ぶりに素晴らしい紅葉に巡り会えた事,行ってみて良かったです。
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