鈴鹿 高取山〜八ツ尾山 〜ヒルとは無縁の山域〜
- GPS
- 04:30
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 550m
- 下り
- 558m
コースタイム
天候 | 晴 高取山ふれあい公園 31℃ 高取山 28℃ 八ツ尾山 24℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しかし、知らなかったので林道に路駐。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八ツ尾山からの下りの分岐は気が付きにくい。 八ツ尾では道標も一切無いのでしっかり赤テープを確認しておくこと。 |
写真
感想
三連休の最終日、今日は何処でもいいので登りたい。
息子の事もあるので早めに切り上げるつもりで取り合えず犬上ダムへと走る。
悩んだ挙句、選んだのはヤマレコ未踏の八ツ尾山だ。
不思議なものだ、八ツ尾山は標高こそ低いものの立派な鈴鹿の山。
なぜ今までレコがなかったのか? どうしても主稜線に目がいってしまって眼中にない為か? それはアカンので俺が登りこの山の事を伝えようと思います。
まぁ、この山を選んだのもそういう理由もあるが、前途にも述べたとおり、早めに切り上げるつもりなのでこの山でよい。
息子の事もあるが、今日は今年一番の暑さになるみたいだ。
暑さに弱い俺は熱中症になりかねない。 あまりの暑さの中での長旅は倒れてしまうので一山で十分なのだ。
車を停めていざ出発なのだが「山と高原地図」ではあまりにも頼りにならん書き方で登山口が分からない。
取り合えず八ツ尾山から行こうと林道をあがるもこの地図に林道は無く、途中までいったが間違えたら嫌なので引き返し、高取山から登るため、ふれあい公園へと向かう。
途中、犬をお連れのおじさんにこの山のことを案内してもらった。
この山は昔城があったみたいでそこから彦根城を監視していたらしい。
彦根城を拝める山で一番高い山といえばこの山なのでここに築かれたらしい。
その城の城跡は一切確認されていない。
そして「八ツ尾山」の由来は8つ尾根があることからだそうです。
とても勉強になりました。
ふれあい公園の手前から林道が上へとあがっているのでこれを使う。
しばらく登ると「きのみの道」なる登山コースがあったのでそれを登っていく。
しかし、この間に俺はバテてしまう。
今日は体調が良くないのか? いや、この暑さだ!
嫁が作った自家製スポーツドリンクは凍ってて出てこない。
凍らせすぎた! もう一本の水を飲みながら登っていく。
登山道はシダが多い。
途中林道に出くわしコース案内があり、「きのみの道」はやめて今度は「鳥の道」を登っていく。
熱中症寸前なので休んでは凍ったペットボトルで首、頭を冷やしの繰り返しで登っていく。
この標高差でここまでバテたのは初めてだ。
なんとか頑張って尾根に到着し、山頂へ。
すごい! 我が町彦根は勿論長浜も拝められる。
南の展望は木々で見えにくいがそれでも十分だ。
そして更なるプレゼントが! 「オーギギョ、オーギギョ、リリリリリ...」この泣き声はエゾハルゼミの泣き声ではないか!
関西にも生息しているんやー! しかもこの標高で!
これを聞いたのは2年ぶりだ。 初めて聞いたのは山梨にある笹子雁が原摺山だ。
数は少ないみたいだが、このおかげで俺はバテが治っていた。 とにかく嬉しい!
ここで飯でも良かったが、時間はまだ11:00なので八ツ尾山で飯にするため尾根を辿る。
さっきの分岐を過ぎると藪っぽくなって、整備が行き届いている高取山の登山道とは雲泥の差だ。
ただ、踏み跡はしっかりしており赤テープが付けられているので迷う事はない。
小刻みなアップダウンを繰り返し、最後の山頂直下をクリアし八ツ尾山頂へ〜♪
展望は皆無だがその分涼しいので良い。
ちょっとハエがうろつくのが気になるが数はしれているので気にしない。
早速飯を食べる。
そういえばこの山は中世代白亜紀では火山だったらしいです。
そしてこの山も立派な鈴鹿の山で御池岳から派生した尾根がサンヤリ、天狗堂をへて日本コバに辿りついて、その日本コバから派生している尾根の終端に位置するのだ。
飯を食べている途中、ヒャクトリ虫が凄い勢いで登ってくる!
ま、まさか!と思ったが、奴のように伸びたりはしていないので奴ではないけど良い気分ではないのでデコピンで追い払う。
この山を歩いている最中に山ヒルの姿はなかったのでこの山にはいないのだろう。
いたとしても数はしれているな。
さて、下山だが分岐がとても分かりにくかった。
赤テープだけなので気にせず下ってしまうと混乱しかねないので注意する事。
計算通り、さっきの尾根から離れていく。
林道を過ぎると一気に標高を落とす。
シダの中の急坂だ。 とても標高600mの山とは思えないほどの急坂だ。
しばらくすると傾斜も落ち着き沢の音も聞けるようになる。
そしてここから先、俺はとても危険な行動を起こしました。
いきなりスズメバチが俺の顔の目の前で威嚇してきた。
その距離わずか20cmほど。
後ずさりするにも足元が悪すぎるので後ろを向いて小走りに逃げていき、後ろを見ると追いかけてくる! 最後の手段としてしゃがんで頭を沈めると「今度会ったらただじゃおかないぞ」と言わんばかりに羽音を立てて俺の耳元をかすめながらどっかにいってしまった。
かなり反省しました。 これが秋やったら間違いなく刺されていたはずだ。
そこから林道の降り口まではすぐやった。
こんなところに出てくるのかと。 登山道入り口の標識も一切無いので気が付くはずもない。
そして車を拾い、登山終了。
たいした時間を歩いたわけではなかったが、沢山の感動を味わえたので訪れてよかった。
そしてこの山はうちから車でわずか20分程なのでいくらでも登る事ができる。
この三連休、高山に遠征する人は多いはずだが俺はこういうときにこういったマイナーな山に行きたがるのである。
なにせ独り占め出来ちゃうからね♪
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
凍らせ過ぎに注意ですね
水だけだと塩分が不足しますから、塩分が取れるサプリを持っていると良いですよ。
手持ちの水も、水として使うことも出来ます。
鈴鹿の山は主稜線のメジャーな山に目が行きますが、人気のあまり無い山も多いですよね。
それだけの広さが有る山域と言うことだと思いますが、メジャーな山ばかり登っても、鈴鹿を知っているとは言えませんね。
ヒルのいない、少ない山は鈴鹿では貴重かも。
彦根城を監視していたなんて、当時の彦根城主にとっては
嫌な存在だったことでしょう。
凍らせすぎ...まさかまたやってしまうとはです
色々反省すべくことが多い登山でしたがやはり楽しいものです。
鈴鹿の奥深さは底知れないと思います。
俺もまだまだ鈴鹿は一握りも知れていません。
ただ、興味の尽きないこの山域...当分遠征なぞ出来ないと思います。
ヒルのいない鈴鹿の山域、ほんまに貴重です。
変な神経を使わずに済みますしね
城は多分、徳川の指示で作られたのではないか?
井伊家もうかつに動く事は出来なかったでしょうね。
「ヒル・クライム」!ではなくて良かったです(笑)
水分は凍らせすぎても気持ちを焦らせますよね。飲みたいのに欲しいときに融けてくれないのが嫌です。この時期、低山の沢目は予想以上に体力の消耗が激しいので体調管理が必要になります。
スズメバチ、何事もなくで良かったです。一匹いるということはどこかに巣もあるので、自宅から近いと言って安易に登ると、八ツ尾山ではなく「蜂尾山」になってしまうので、蜂対策は必須かと思われます。
とにかくケガがなくて良かった。お疲れ様!
「ヒル・クライム」
ほんまにいなくて良かったです。
多分この山までは来てへんとは思っとったので
水の凍らせすぎ...yuconさんとの電話で同じ事をしたと言っていましたが、まさか俺もやってしまうとは!
この時期の低山は厳しい環境ですね。
高山よりも大変ですが、夏の低山はまた違った魅力があるので登り続けます。
ただ、スズメバチはどこの山にもいるが、対面するとやっぱり怖いですね。
理屈では分かっているのだが、超至近距離での対面は初めてやったので冷静な判断が出来ませんでした。
これも一つの勉強になったしこうした経験が次に繋がっていくと思います。
刺されていたらそのまま病院行き〜><
にならんくて良かったです。
カズさんこんばんわ^^
今回はスズメ蜂に遭遇しなくてよかったですね
自分はいままでまだ、スズメバチはおろか、ハチ自体に山では遭遇していません
人が多い山ばかり行っているからかな
でも、最近は山だけでなく、街中でもスズメバチ多いですからお気をつけないとですね
また、熱中症にも注意です!次回も気をつけてくださいね〜
>今回はスズメ蜂に遭遇しなくてよかったですね
いや、遭遇して危ない目にあったんです!
顔の目の前わずか20cmですよ!
刺されなくて良かったのです。
ジンさんはまだ遭遇すらないんですね。
怖いですよ! あの大きさは!
森の兵隊とはよく言ったものです。
高山ではいないと思いますが、奥多摩、奥武蔵、中央線沿線沿いの山やと多いので、特に秋に登るときは気をつけて下さい 。
熱中症、はい気をつけます!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する