那須岳 (三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)
- GPS
- 05:50
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:42
天候 | 曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日岳付近:鎖場の通過があり狭いので、すれ違う時は譲り合いが必要。 三本槍岳付近:清水平から山頂付近まで泥濘の登山道が続く。スパッツがあると汚れを気にせず歩けるので便利。 茶臼岳付近:登山者も観光客も多く落石注意。噴気が上がっている箇所も多く、長居は無用のところあり。 |
写真
感想
峠の茶屋の駐車場には3:50に到着。日の出まで約2時間程度ありまだ当然真っ暗。車中で食事と準備をする。外の気温は8℃ほど。外に出ても特別寒い訳ではないが、厚着したりグローブをしたりして防寒する。4:27に駐車場を出発。既に先行のパーティがいくつか。峠の茶屋からの山行は実に5年ぶり。那須自体には積雪期や秋、初夏など様々来ているが、峠の茶屋付近は混雑が激しいのでしばらく敬遠していたが、たまには良いだろうとの考えがあったのと、どうせ天気はそれほど良くないのだから、あまり冒険せずに定番のコースを歩くのも良かろうと思った次第。
真っ暗な登山道をヘッドライトの灯りを頼りに登る。暗くて本当に何も見えない。初めは意外に急登で、3週間ぶりの登山の体には堪える。でも荷物は軽いので、それほど息が切れたりするわけではない。15分ほどすると樹林帯の外を歩くようになるが。何せ真っ暗なので何も見えない。とにかく石に転ばないようにして先に進む。右手では沢の音が聞こえるが、何があるのかはさっぱり分からない。5時ちょうどに避難小屋に到着。小屋内に先客はおらず、ここで衣類の調整と水飲みをして先に進む。この先は以前強風のため敗退した経験もあったが、今日は体を持って行かれるほどの風はなく普通に通過。この時間になるとようやくあたりも明るくなり始め、山の形が見えるようになる。それでもまだ暗いのでヘッドライトは点けたまま。暗い時間帯に朝日岳近くの鎖場の通過はどうかと思ったが、特に問題なし。稜線まで上がると東の空が赤くなり始めていた。しかしやはり予報どおりに雲は多く、日の出や朝焼けは見られそうになかったため、朝日岳で朝日を見るのは諦めて先に進むことに。しかし清水平への下り付近で夜明けというか、朝焼けが見られ、東の空が赤く染まり始めた。立ち止まってしばし写真撮影。太陽が上がるのは雲に邪魔されて見えなかったが、それでも望外に赤く染まる空が見られたのは嬉しかった。しかしこの後太陽が姿を現すことはほとんどなく、この日最初で最後と言えた。清水平の木道を過ぎるとドロドロの登山道が現れる。田んぼのようになっていて歩きづらいし、シューズも盛大に汚れる。自分は要心のためスパッツを巻いてきたが、同行のZさんはクルマに持ってきたが巻かずに歩いていたので、案の定パンツの裾が泥だらけに。田んぼ状態なので致し方ない。泥濘登山道を進み、6:31に三本槍岳に到着。今冬にスキーで来て以来。曇ってはいたものの眺望は良い。しかし風が通り抜けるため寒く、長居には不適。少し遅れて上がってきたZさんとも相談して、ここで休憩を取ることは諦めて、元来た道を戻り適当なところで休憩を取ることにした。ここまで2時間強、飲食は避難小屋で飲んだスポーツドリンク一口だけだったのでお腹が空き始めていたが、寒さで体を冷やしたくはなく、山頂滞在数分で行動再開。また来ます、と挨拶して出発。
帰りの歩き始めもしばらくは泥の道。幸いだったのは、朝早くて誰もいない時間帯だったため、すれ違いや追い越しが一切なかったことか。あの泥道で道を譲ったり追い抜いたりはあまりしたくない。そうは言っても下り始めると続々と後続の姿が見えた。真っ暗な時間から歩いたのでその甲斐あってここまでは貸し切りだったが、これ以降はいつもの那須とも言うべき混雑の中の歩きとなった。清水平に戻りベンチで休憩していると急にガスが出てきて何も見えなくなる。あっと言う間だった。朝日岳に寄るか否か相談し、時間もまだ早いのと、折角だから、とのことで大ガスの中登って山頂標にタッチしただけですぐに下り始めた。真っ白で何も見えず。朝日岳から先の鎖場は人が多くて少し時間をかけて通過。天気はイマイチでも続々と登る人。さすがに那須のメジャールートだ。避難小屋まで戻り、小屋内で座ってゆっくりと飲み食いする。この先下るか茶臼岳を周回するか少し逡巡したが、先程までのガスが取れたので茶臼岳へ行くことに。避難小屋からは反時計回りに歩き始める。噴気があちこちから上がっていて相変わらず茶臼岳らしかった。眼下には姥ヶ平も見えて、そちらも面白そうだと思った。牛ヶ首付近でも相変わらず噴気が凄く、写真撮影のため立ち止まるほど。しかしここは長居無用だろう。牛ヶ首の先の分岐を過ぎると軽装の観光客が続々と。フル装備の登山者が場違いに見えるほど。山頂駅近くからの登りは案外きついし、人も多いので避けながらの登高となる。きついとは言っても15分程度だし、何より荷物も軽いから大したことはない。それより茶臼岳への登りに差し掛かると展望がガスに遮られてなくなり、再び真っ白になってしまった。今日は山頂付近にいたときはあまり眺望に恵まれなかった。9:25頃に茶臼岳の山頂に到着。ここは例の如くカオスのようになっていて、とても長居をしたくなる雰囲気ではなかった。日曜日に来る方が悪いと言われればそのとおりかもしれない。写真数枚のみで出発。山頂付近をぐるりと回って下りの道に入る。帰りは避難小屋には立ち寄らず、そのまま下山を開始。犬連れなど様々な人が登って来る。ジーンズにスニーカーの観光客も多い。ここは観光地と言っても差し支えなさそうな雰囲気だった。
10:13に駐車場に戻る。予定よりはだいぶ遅れたがこんなものだろう。帰りの渋滞を危惧していたので、着替えだけは済ませて温泉は省略。温泉の多い那須なので、次回はもう少しのんびりした山行をしたいが、秋の時期はとにかく混むから、それも難しい。
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