剣山(徳島県)
- GPS
- 05:35
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 984m
- 下り
- 987m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:36
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体としてはよく整備されていて、初心者にも易しい道が多かった。ただし、鎖場は周りの幅が狭く足場も滑りやすいため雨の日や降雨後は注意が必要。 |
その他周辺情報 | 麓には温泉街あり、リフト乗り場の周辺やポイントに飲食店やヒュッテなどもあり |
写真
感想
先々月から2ヶ月連続で悪天候により伊吹山を断念することとなったため、少しインターバルを取る意味で、剣山に行ってきました。
数日前からの晴れ予報に、つくづく伊吹山との相性の悪さを感じつつ、天候が変わらない事を祈っていたが、無事に当日を迎える事ができた。
6時30分に神戸の自宅を出発し、途中でコンビニ休憩を挟みつつ、10時頃から登山を開始。
まず登山口にある神社で無事を祈りつつ、脇から入山。
前日雨が降っていたせいか、地面は少し水気を含んでぬかるんでいたが、道はほどよく整備されており、あまり足元を気にすることなく、スムーズに登る事ができた。
観光客を乗せたリフトの下をくぐりながら進むと難なくリフトの降り場(西島駅)に到着。少し休憩を挟みつつルートを確認し、剣山山頂まで最短の尾根道コースを選択。
少し登ると何やら人だかりができていたため様子を伺うとそこには高齢の女性が倒れており、AEDを使用して施術中であった。女性の無事を祈りつつ、何も力になれないため、登山を再開。
無事山頂にたどり着いたものの、全面ガスに覆われており殆ど景色は拝めず。昼食を挟みつつ、様子を伺うも、状況は変わらず。体が冷えてきたため、山頂での景色や次郎笈へのルート諦めて、一ノ森ヒュッテを目指し登山を再開。
尾根伝いを下っていくと間もなく、ガスが晴れたため、「もう一度山頂に戻るか」などと冗談を言いつつ進んでいく。するといつの間にか一ノ森ヒュッテに到着。一ノ森山頂付近はとても見晴らしがよく、紅葉した山々が眼下に広がり、中々見応えがあった。剣山山頂にこだわらなくても他にも見所は多いと改めて感じた。
ひとしきり写真を取り終えると行場を目指して、下山を再開。
剣山の尾根道コースなどと比較すると石なども転がっており、やや足場の悪い道を進むと大きな岩場に到着。
昔の修験者が修行で使用していたのが、しめ縄が飾られた狭い岩場の間に大きめの鎖が設置されており、体を縮めながら、登っていく。
我々より先に登っていたのは親子らしく、姿は見えないが、ご父兄が大きな声で子供達に登り方を指南する声が聞こえてきた。
足場となる岩はツルツルと滑るため、鎖を足場に登っていくのは大人でも中々勇気がいった。鎖場を登りきった辺りで親子と遭遇したが、小学校低学年ほどの小さな男女で、ご子息の度胸と親御さんの熱意に感服した。
そこからやや下ったところには不動の岩屋なる洞窟のような場所があり、しめ縄や賽銭箱が設置されていることから、神聖な場所として崇められているようだった。
入口から奥は暗闇でほとんど視認することはできず、7段ほどのハシゴを下っていくと、暗闇に水が流れる音が聞こえてきた。携帯電話のライトで照らしつつ様子を確認するも、2メートルほどで幅が狭くなっており、奥に進むことは叶わなった。
探検と呼ぶには余りにも小規模だったが、登山途中に洞窟の雰囲気を味わえただけでもお得な気分になった。
そこからは登山口を目指し、ひたすら下山・下山・下山。
登山口まで到着したら、駐車場を利用した民宿で土産の祖谷そばを購入。麓の温泉の割引チケットを頂いたが、時間も限られていたため断念することに。
今回の登山は総じて天候にも恵まれ、紅葉など景色も堪能できたため、久しぶりの登山にしては大いに楽しめる結果となった。
次郎笈からの景色を拝めなかった事が心残りだったが、いつか再訪を願いつつ、剣山をあとにした。
余談だが、帰路につく途中、徳島ラーメンの大孫で晩ごはんをいただくことに。朝から温かい飯を食べていたかったため、少し味の濃いスープが体に染み渡り生き返った。ご馳走様でした!
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