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Yamareco

記録ID: 2099043
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
比良山系

武奈ヶ岳…賑わいに 黄金に染まる 武奈の森🍁

2019年11月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:44
距離
9.6km
登り
1,133m
下り
1,135m

コースタイム

日帰り
山行
4:49
休憩
1:55
合計
6:44
8:30
1
曙橋
8:31
2
8:33
1
地主神社
8:34
8:36
1
三宝橋
8:37
0
明王院
8:37
8:38
13
御殿山コース登山口
8:51
36
9:27
10
9:37
9:39
13
夏道・冬道分岐下
9:52
11
10:03
10:10
14
10:24
10:33
6
10:39
14
10:53
10:55
11
11:06
11:07
9
ケルン
11:16
3
三叉路
11:19
12:11
3
12:14
13
三叉路
12:27
6
12:38
12:51
1
12:52
12:53
15
コヤマノ岳の肩
13:08
13:09
18
13:27
13:41
13
ワサビ平(口ノ深谷)
13:54
13:55
4
13:59
14:06
11
14:17
14:18
5
14:23
9
14:32
5
夏道・冬道分岐下
14:37
15
14:52
13
15:05
1
御殿山コース登山口
15:06
1
明王院
15:07
15:08
1
三宝橋
15:09
1
地主神社
15:10
2
15:12
1
曙橋
15:13
葛川市民センター駐車場
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
《アクセス》
【道路】
<往路>
・藤井寺市🏠⇒西名阪道 藤井寺IC.⇒西名阪道/近畿自動車道 松原JCT⇒近畿自動車道/名神高速道路 吹田JCT⇒名神高速道路 京都東IC.⇒国道1号線⇒国道161号線(西大津バイパス)京都東IC.⇒国道161号線(西大津バイパス) 真野IC.⇒国道477号線⇒国道367号線⇒葛川市民センター駐車場👣
・走行距離110.2km…2時間27分(うち休憩1回、買物/食事1回…44分)

<復路>
・葛川市民センター駐車場👣⇒国道367号線⇒国道477号線⇒国道161号線(西大津バイパス) 真野IC.⇒国道161号線(西大津バイパス)京都東IC.⇒国道1号線⇒名神高速道路 京都東IC.⇒近畿自動車道/名神高速道路 吹田JCT⇒西名阪道/近畿自動車道 松原JCT⇒西名阪道 藤井寺IC.⇒藤井寺市🏠
・走行距離111.4km…3時間15分(うち休憩1回、給油1回…9分)

 <有料道路>
・行き
(西名阪道/近畿自動車道/名神高速道路)藤井寺IC.−京都東IC. 2,020円
・帰り
(名神高速道路/近畿自動車道/西名阪道)京都東IC.−藤井寺IC. 2,020円

 <渋滞状況>
・復路の至る所で渋滞が発生。
・国道477号線…西大津バイパス 真野IC.手前4kmから渋滞。
・西大津バイパス…真野ICの合流地点から既に大渋滞。京都東IC.まで10km程度での走行。停まることもしばしば。
・名神高速道路…京都東IC.では乗入れ規制のため15分の停車。高速道路に入ってからも断続的に渋滞したが、停止することは数回程度。
・近畿自動車道…摂津北IC.から守口JCTにかけて渋滞。30km程度での走行。

 《駐車場》
【葛川市民センター】
・無料。約150台の駐車が可能。到着時(8:07)40%、帰宅時(16:05)30%のスペースが埋まっていた。
コース状況/
危険箇所等
・西南稜への分岐からコヤマノ分岐にかけては、砂礫のザレた急な窪地を通る。足元が滑りやすく下る時は慎重に。
・中峠の下にある口ノ深谷からワサビ峠にかけては、涸れ沢沿いの急坂である。浮石が多いので、踏み外しや落石には気をつけたい。
その他周辺情報 【ローソン 真野インター店】
・行きの朝食と行動食の買出し、帰りの休憩で利用。
・真野IC.に近くて便利。
https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/292020/?&his=al1,al2,al3,nm

【ENEOS 真野インターSS(藤本石油)】
・帰りに給油で利用。
・渋滞情報を教えていただいた。休日、特に連休中は国道477号線が琵琶湖大橋手前より大渋滞するらしい。
https://gogo.gs/shop/2510000038

装備

MYアイテム
tomoyamasyan
重量:4.97kg
個人装備
行動着(WIC.クール ロングスリーブ ジップシャツ / ウィックロンTシャツ / スティングレイハット / サンダーパスグローブ / トレッキングパンツ / 下着パンツ / 靴下 / ロングスパッツ / 登山靴) 防寒着(ノマドパーカー / ウルトラライトダウン / バーサライトジャケット / ストームクルーザー(上・下)/ ウインタートレッキンググローブ) 予備着(フリースハイネック / ウィックロンTシャツ予備 / ヒートテック / ハイソックス / ウォーマーキャップ) ザック(リッジラインパック30L) 食事(おいなりさん×3 / 塩にぎり / チキンスティックバジル / 鳴門金時パンケーキ) 行動食(ミニゼリー×4 / 森永ミルクキャラメル) 非常食(サラダピーナツ) 飲料(水550mL / ポカリスエット900ml) 登山道具(1/25000地図 / 山と高原地図 / 地図ケース / コンパス / サングラス / クマよけ鈴 / ホイッスル / アーミーナイフ / タオル×2) 緊急道具(ヘッドランプ / 予備電池×3 / エマージェンシーシート / ライター / マッチ / トイレットペーパー / 予備靴紐) 救急道具(テーピング / ファーストエイド / 日焼止め / 消毒液(マキロン) / ハッカ油 / ポケットティッシュ / ウェットティッシュ / バンダナ / 踵用サポーター / 下腿用サポーター) その他(腕時計 / スマホ / 一眼レフカメラ / 予備電池×3 / 偏光フィルター / 一脚 / たばこ / ライター / ポケット灰皿 / 財布 / 免許証・保険証 / 貴重品防水袋×2 / メガネ) 【計9.5kg】
備考 【反省点】
・特になし

【思い出の曲】
 Gorillaz "Tranz"
 Massive Attack "Angel"
 The Jon Spencer Blues Explosion "Attack"

感想

【感想】
 里帰り第2弾の山旅は比良山系の武奈ヶ岳。この山域での登山は初めてであり、いやが上にも気持ちが高ぶる。展望の良い西南稜とブナの森はどうしても歩いておきたい。期待に応えてくれそうな葛川坊村からのコースを歩いてみた。

 雰囲気の良い集落を抜け、“地主神社”“三宝橋”“明王院”と歴史ある建造物を過ぎると登山口に着く。登り出しは大嫌いな植林地帯の急坂。1時間ほどの苦行の後、夏道と冬道の分岐に出る。傾斜の緩い夏道を進むと、思い出したかのようにブナが点在し始める。“RP御殿山3”の沢の窪地では、ブナが黄金に輝き息をのむ美しさである。
 標高が上がるにつれて黄葉は散り、足元には茶色の絨毯が広がる。御殿山に着くと、たくさんの登山者がいる。やはりここも関西、人が多いなとつくづく感じてしまう。

 御殿山で武奈ヶ岳の優しい姿を眺め、念願の西南稜に取付く。快適な道ではあるが、いまひとつパッとしない。曇りがちの天気のせいなのか、たくさんの人のせいなのか…。山頂の少し下では紅葉が鮮やかに燃えているが、それも虚しい。
 期待外れの西南稜を歩き、程なくして武奈ヶ岳の山頂に出る。360度の展望が広がるが、素直に喜べる代物ではない。眼下の琵琶湖や対岸の伊吹・鈴鹿の山並み。そのどれもがくすんで見える。しかも、ここには、おびただしい数の登山者がいる。風の冷たさもあり、一気に滅入ってしまう。片隅でひっそりと昼食を摂り、山頂を後にする。

 武奈ヶ岳はいい山だと思っていた。でも…である。北海道や東北での登山に慣れ、自然に対して贅沢者になったのだろうか?自分を責めながらコヤマノ岳に向かう。少しずつ増えてくるブナの木が慰めてくれる。落ち葉を踏みしめる音も心地よい。気が付くと周りには誰もいない。そこには静かな晩秋のブナの森が広がっている。これだ。これを待っていたのだ。
 コヤマノ岳からワサビ峠にかけては、純度の高い自然のブナの森が続く。ワサビ平周辺は圧巻で、まさに黄金峡。橙と黄色が鮮明で、黄緑と深緑が暖色を引き立てる。ヒトの目を避けるかのように谷底で燃えている森。照れながら色づいているように思えてしまう。そんな森で、貪るように写真を撮り、根を張るように腰を下ろす。贅沢な時間を過ごし、満足なことこの上ない。この景色を味わった後は、冷めないように下るだけだ。下山は一気に駆け下り、黄金峡の余韻に浸っていた。

 比良の山も開発が進み、自然は追い遣られている。そんな中でブナの黄金峡に出会えたことは貴重である。関西の山もまだまだ捨てたものではないと思えた満足な山旅であった。

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