記録ID: 21134
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沢登り
中央アルプス
木曽駒ヶ岳・正沢川細尾沢
1993年09月20日(月) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,674m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
9月20日正沢川林道終点(5:40)→細尾沢出合(8:00)→木曽駒ヶ岳(14:00ー14:40)→木曽福島登山道経由林道終点(18:00)
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
午前2時起きで集合場所の塩尻駅へ。深夜なので長野から1時間ちょっとで塩尻駅に着いてしまった。今更ながら高速道路の威力を知る。中央線でやってきた名取さんと合流して、この夏のほとんどを仕事で過ごした木曽谷に向かう。中央アルプス、木曾御嶽山と、前の冬にはこの山域に興味を引かれた。でも木曽駒ヶ岳にはいい登り方が思い付かず、沢の季節まで残ってしまった。中央アルプスの醍醐味の一つは沢にあると言う。 正沢川細尾沢はその期待を満足させた。激しい隆起と深い侵食のため、急傾斜の梯子のような源流部の高度感や美しく快適な花崗岩のナメ床がいい。この日は天気に恵まれた。北面の沢にもかかわらず、さんさんと照る太陽を跳ね返す花崗岩の白が眩しい。沢が開けて明るいのだ。細尾沢出合いまでの下流域は巨岩の多い、とてもくたびれる川原だ。 出合いから間も無くで40メートルの大滝。右岸のルンゼからザイル2ピッチで薮に突入、垂直の崖に水平に生えたブッシュの上をターザンよろしくトラバースし、まき終える。そのあとはどこまでも続く美しいナメ滝。今回初使用の防水カメラ、ニコノスで逆光の水しぶきをじゃんじゃん撮る。源流はおおいに開け、高度感ある岩場を快調に抜けて、勘は大当たりでピークに直登した。 頚城、アルプス、上越国境、富士山、御岳、恵那山・・・、中部山岳地帯が一望だ。もうほとんどの山域に足跡を残しているから山の同定が楽しい。新しい山頂に立つたび、見る山々の角度が変わり、一つの山が多面的な認識に変わっていく。昔登った鉢森山や戸谷峰も見つけた。すでに秋風の吹く山頂は寒かった。木曽谷への急な尾根道を下り、久しぶりに日のあるうちに下山ができた。 |
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