記録ID: 21140
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積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間
鳥甲山(2033m)志賀高原・雑魚川林道から
1994年04月03日(日) ~
1994年04月04日(月)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
4月3日 長野(8:20)→奥志賀スキー場奥の別荘地発(10:30)→1828南尾根末端(12:00)→山頂(16:00)泊
4月4日 山頂(8:30)→1828尾根末端(10:00)→別荘地林道終点(12:00)→地獄谷温泉
4月4日 山頂(8:30)→1828尾根末端(10:00)→別荘地林道終点(12:00)→地獄谷温泉
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
写真
撮影機器:
感想
でっかい高気圧記号に誘われて、鳥甲山を目指した。奥信濃秘境秋山郷の山だが、この時期は志賀高原の最深部から林道をスキーで飛ばしてふもとまで近づける。小泉共司氏推薦のルートだ。かんかん照りの陽気に顔を焼き、清水小屋の先の二股で水を飲み、尾根に取り付く。傾斜の無い快適な尾根だ。
数日前のトレースがある。尾根は1828に上がるに連れ針葉樹が増える。ポコをねぐった所でかもしかと会う。ピーク手前のポコへの登りは真白な上に急で、滑落したら谷底まで行きそうな、いやな所だった。ピーク手前のタンネ林を抜けると、小狭い良いピークに至る。西に傾く日が北アルプスを影絵にする。登ってくる間、ずっと南に見えていた鯨のような立派な山、風格があるので苗場山だと信じきっていたのだが、良くみると、苗場は真東。あれは岩菅連峰の烏帽子岳という山だった。苗場の湿原はタンネの疎林を載せている。谷川連峰をその後ろに隠して。そこから佐武流山、白砂山へと続く魚野川本流の山々、北には均整のとれた米山、水平線の向こうに佐渡ヶ島。最高点にツエルトを張ってその場で泊。無風快晴の夜、星も凄かった。
翌朝下りは例の急斜面も緊張しながらも滑り抜けた。尾根末端のブナ林のスロープが快調に飛ばせる。スキーだと野生動物にあえる。僕を察知しても逃げるヒマが無いからだ。またカモシカが逃げていく。帰りの林道でもう一度、カモシカ、ノウサギに会う。ウサギはもはや栗毛色だった。
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コメント
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小泉共司氏推薦のルートですか、何と言うラインだ! 流石!!
通りすがったハーモニカの滝という、深田久弥が知ったら激怒しそうな滝は見ましたか? あ、見てない?
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