越百山
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- GPS
- 09:41
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中津川ICを下りて国道19号線を北上、10kmほど進むと西側にガソリンスタンドとファミリーマートが深夜でも開いている。 恵那峡でガソリン補給していない場合はここで補給可。 登山ポストは伊那川ダム駐車場傍に有。 登山道中の危険箇所はなし。 下山後の温泉はフォレスパ木曽、あてら荘内に有。大人500円、小人300円。 11:00〜17:00。www.forespakiso.jp |
写真
感想
3週連続、比良歩きでガスばっかりだったのでちょっと足を伸ばして中央アルプスは越百山(2613m)に行ってきました。
高原地図のガイドには「百名山を踏破し、次への区切りと登る人たちが増え、隠れた名山となっている」と書いてある。
山を始めて2回目に出会った山暦30年の方(今ではぼくの師匠的存在のTさん)が「越百山はいいよ〜」と言われ続けて
「なにがいいのか?」どうしても気になっていた山。
うちから「アルプス」では一番近いので晴天予報のこの日、息子Rも部活が休みなので決定。
「百名山踏破」には程遠いペーペーのぼくですが行きましたw
前日夜9時に最寄の竜王ICを出発。真夜中0時くらいに登山口最寄の道の駅大桑に到着して車中泊。
4時過ぎに起床して、朝飯のパンをかじりながらそこから約40分ほど車を走らせ伊那川ダム駐車場(1088m)に到着。
5時過ぎから歩き始めた。気温は20度未満。やっぱり涼しい。
コースタイムでは1時間ほどだったウォーミングアップの林道歩きもそれほどかからず6:11、登山口に到着。
左に行けば南駒ケ岳、右に行けば越百山。今日は右に進路をとる。
いきなり藪コギチックな山歩きが始まる。
歩いている感じが「手頃な里山」という印象。「アルプス感」は全くない。
道ははっきりしているが人の手がしっかり入った印象もなく、実に歩きやすい。
時折みせる木曽の山々が「高いところ」にいることを思い出させてくれる。
この近辺では親子熊の目撃情報が多いので、熊避け鈴+MP3プレーヤーで音楽を鳴らしながら歩く。
山の静けさを楽しみにしているぼくやけど親子熊とは出会いたくない。
1時間ほど歩いても先行の二人組と南駒に向かった人以外の人とは出会っていない。
自然の音の邪魔にならない程度にシンプルプランやボブマーレーを響かせながら歩みを進める。
数人の小屋帰りの方とすれ違い7:50、七合目に到着。
御岳展望台と地図には書いてあるが「見えへんし!」と2人で突っ込みました。
そこから30分ほど歩き上の水場の分岐に到着。
ザックを降ろして数十メートル先の水場で、昼のラーメン用の水をゲットする。
手が凍りそうになるほどに冷えた水が、熱くなった身体を心地よく冷やしてくれる。
眺望のない「里山」の道は続く。
チラホラ人とすれ違う感じは鈴鹿の「高畑山」を歩いているくらいの感じ。
本当に「裏の里山」の雰囲気だが登りはつづく。
一旦、ピークを巻くように登山道は下りて行く。
ちょっと茂ったところを潜り抜けていくと赤い屋根と黄色い建物が見える。
11:15。「越百小屋」である。
小屋の御主人は寝袋を干していた。
「よく来たね〜、ゆっくりしていって!」
お言葉に甘えてここで昼食をとることにする。
今日は手抜きでカップラーメンとコンビニおにぎり。
前夜車中泊になると少し手抜きになるのとコースタイム的にもちょっとハードなので今日はこれ。
ほっとする小屋のご主人と話は弾み師匠Tさんの話にも拡がる。
1シーズンに3回泊まれば、「越百小屋」Tシャツがもらえる。
これがいつも「Tさん」が着ているシャツである。
「ちゃんと早くから登ってんだね、山は朝が勝負だからね」とご主人。
すこし雲行きが怪しくなってきたので山頂を目指す。
小屋を過ぎて2300mを越えた辺りからRの様子に少し変化が見えた。
少し頭痛があるようだ。白山の時のような「高山病」かもしれない。2000mくらいからなる人はなるそうだ。
http://homepage3.nifty.com/cycling/kenkou/kenkou_koudoshougai.html#sankousho
「白山の時ほどではないし、もう少しだから登りたい」という本人の意思を尊重して再び歩き始める。
12:15。山頂に到着。
しかし、前日夜に雨が降りそれが蒸発しているのか晴れなのにガスガス。
富士山、、北岳、御岳山はおろか、かすかに稜線は見えるがとなりの南駒ケ岳すら見えない。
「も〜」虫の歓迎を受けながら凹む二人。
「あかんわ〜、最近、山頂はガスばっかりや〜」とぼくがいうと
R:「ガス男やな!」
って…ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
証拠写真を撮ってさっさと退散しました(^-^;
小屋で一休みして「あまりRをしごかないで後継者育ててね」とご主人に言葉をいただく。
上の水場で明日朝のコーヒー用に「越百山の天然水」を調達して
何人かの人たちとすれ違ったり…
15:00。無事下山、駐車場に到着。
陸上部Rと2人で山に入ると何故か一瞬、トレランになってしまう。
しんどいけど下山は早い。
「アルプス感」がないにも関わらず、しっかり2613m。
「里山」のように歩きやすく、人の手もほとんど加わっていない山道。
ひたすら登りが続くが危険箇所は少ない。
道中これといった眺望がないせいか、人が少なく静かな山を楽しめる。
なにより「人の少ない里山」の奥深くにひっそりとあるこの小屋。
小屋を見つけた瞬間「ほっと」してしまう。
そして、ご主人の人柄が「越百山」の一番の人気の理由かもしれない。
「山をそのまま次の世代に渡さないといけない」
「本当に山が好きな人がここには集まってくる」というご主人。
今度来る時は小屋に泊まってご主人の美味しい天ぷら、茶碗蒸し、挽きたてコーヒーをいただきたい。
コメント
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おかえりなさい。比良1週目で足売り切れ
帰りはトレランとは、さすが
CTめちゃ短縮。カモシカですか?
翌朝、お土産の天然水コーヒーも格別
さて、次はいずこへ?
高度を上げていきますか
>帰りはトレラン
それくらい歩きやすいってことです
カモシカではありません
>天然水コーヒーね〜、気のせいかいつもよりまろやかでした
今週末は八雲でそうめん食べる予定です
合流します?
粉末だしとレモン果汁でさっぱりがよろしいようで♪
鰹節、オクラ、冥加、しいたけ、生姜・・・
イン谷の水場の水を歩荷します?
クーラーバックに氷を詰め込めば、さらに美味^^
八雲でそうめん納涼祭にのっかります。
つられた
遠征お疲れ様です。
レコを拝見してる限りでは営業小屋が
ありそうな感じの山じゃ無いのに、ちょいと驚きですね。
それに全然2613m感が無いです!
それが、この山の魅力なのかも知れませんね。
山頂がガスってなかったら、山頂に着いた瞬間に「アルプス絶景」が待っているんでしょうね!
次回に再挑戦してみます!
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