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Yamareco

記録ID: 2119258
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

三ヶ上 〜落ち葉の登山道,展望抜群の岩嶺〜

2019年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
Katsuhara その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
4.6km
登り
465m
下り
448m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:15
休憩
1:31
合計
4:46
距離 4.6km 登り 465m 下り 466m
11:06
96
スタート地点
12:42
14:04
12
14:16
14:23
19
14:42
14:44
68
15:52
ゴール地点
三ヶ上最高点(役行者像のあるところ)付近で昼食にしました。
天候
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道179号線(奥津渓バイパス)上斎原で東へ折れて橋を渡り、しばらく進むと「三ヶ上」の標識があるのでそれに従って進みました。未舗路になって更に進むと車が何台か停められるスペースがあったので、そこに車を置いて歩き始めました。
コース状況/
危険箇所等
登山道は整備されていて安全快適に歩くことができます。最高点の手前に傾斜のきついところや岩場があります。また、最高点から三角点の間にも滑りやすい斜面があり、注意して歩かなければならないところです。落ち葉の下はクロボクなので、水を含んでいると滑りやすいです。特に下りでは注意が必要です。
その他周辺情報 少し南に奥津温泉があります。人気の温泉なので是非お立ち寄りください。
この日は温泉には入らずに、峠を越えて佐治町内の喫茶店「味珈豆結(みかとゆ)」に立ち寄り、お茶して帰りました。
登山口に数台の車が停められるのですがほぼ満杯に車が停まっていました。途中で10名を超える団体とすれ違いました。
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 11:13
登山口に数台の車が停められるのですがほぼ満杯に車が停まっていました。途中で10名を超える団体とすれ違いました。
登山口の説明板。昔から信仰の山だったようです。
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 11:13
登山口の説明板。昔から信仰の山だったようです。
登山道はかなり広く草刈りや小木の伐採も定期的に行われているようです。
2019年11月23日 11:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 11:15
登山道はかなり広く草刈りや小木の伐採も定期的に行われているようです。
黄色くなった葉が多いです。これは何の木かな?
2019年11月23日 11:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 11:25
黄色くなった葉が多いです。これは何の木かな?
登山道は落ち葉を敷き詰めたようになっています。
2019年11月23日 11:30撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 11:30
登山道は落ち葉を敷き詰めたようになっています。
ダンコウバイ かな?黄色が鮮やか。
2019年11月23日 11:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 11:32
ダンコウバイ かな?黄色が鮮やか。
適度な傾斜で、しばらく歩くと汗ばんできます。ジャンパーを着てると暑い。
2019年11月23日 11:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
11/23 11:35
適度な傾斜で、しばらく歩くと汗ばんできます。ジャンパーを着てると暑い。
ヤマモミジ でしょう。これも黄色がキレイ。
2019年11月23日 11:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
11/23 11:46
ヤマモミジ でしょう。これも黄色がキレイ。
今日は天気が良くて木漏れ日が綺麗だ。
2019年11月23日 11:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
11/23 11:47
今日は天気が良くて木漏れ日が綺麗だ。
ブナは完全に落葉しています。
2019年11月23日 12:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 12:19
ブナは完全に落葉しています。
山頂少し手前に岩場と傾斜のきついところがあります。ロープが懸けられているのでそれを助けに慎重に上ります。
2019年11月23日 12:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 12:29
山頂少し手前に岩場と傾斜のきついところがあります。ロープが懸けられているのでそれを助けに慎重に上ります。
風格のある立派な杉の木に出会いました。
2019年11月23日 12:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 12:34
風格のある立派な杉の木に出会いました。
この坂を超えたら最高点が見えます。
2019年11月23日 12:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 12:41
この坂を超えたら最高点が見えます。
最高点の岩嶺に到着。
2019年11月23日 12:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
11/23 12:42
最高点の岩嶺に到着。
役行者石像が祀られています。
2019年11月23日 12:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 12:43
役行者石像が祀られています。
抜群の展望、山並みの向こうに大山が見えます。ズームアップして撮りました。
2019年11月23日 12:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
11/23 12:44
抜群の展望、山並みの向こうに大山が見えます。ズームアップして撮りました。
南方向に先日上った泉山(いずみがせん)があるようですが、どれかな?
2019年11月23日 12:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 12:45
南方向に先日上った泉山(いずみがせん)があるようですが、どれかな?
あまり時間や手間を掛けず、温かいものが食べたかったので、お昼はカレーうどんにしました。
2019年11月23日 13:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 13:27
あまり時間や手間を掛けず、温かいものが食べたかったので、お昼はカレーうどんにしました。
不動明王石像
最高点を少し超えたところにあります。
2019年11月23日 14:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 14:01
不動明王石像
最高点を少し超えたところにあります。
こんなに大きな岩がゴロゴロしているのはこの最高点付近だけです。
2019年11月23日 14:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 14:03
こんなに大きな岩がゴロゴロしているのはこの最高点付近だけです。
三ヶ上の山頂(三角点)はここを一旦下りてもう一つ先の峰にあります。
2019年11月23日 14:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
11/23 14:04
三ヶ上の山頂(三角点)はここを一旦下りてもう一つ先の峰にあります。
稜線はアップダウンも激しく、落ち葉の溜まっている所もあります。気を抜かないように注意。
2019年11月23日 14:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 14:12
稜線はアップダウンも激しく、落ち葉の溜まっている所もあります。気を抜かないように注意。
三等三角点「下斉原」
 緯度: 35:16:08.8956
 経度: 133:56:48.8344
 標高: 1035.08
2019年11月23日 14:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 14:17
三等三角点「下斉原」
 緯度: 35:16:08.8956
 経度: 133:56:48.8344
 標高: 1035.08
引き返して、最高点を見上げます。もう一度あそこへ登ってから下山です。
2019年11月23日 14:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 14:34
引き返して、最高点を見上げます。もう一度あそこへ登ってから下山です。
上斎原村のグランドや妖精の森ガラス美術館の建物などが見えます。
2019年11月23日 14:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
11/23 14:48
上斎原村のグランドや妖精の森ガラス美術館の建物などが見えます。
下ります。足を滑らせないように注意。
2019年11月23日 15:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 15:03
下ります。足を滑らせないように注意。
これ、シイタケじゃないですか?
2019年11月23日 15:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 15:11
これ、シイタケじゃないですか?
陽がだいぶ傾いてきたので、紅葉の色が鮮やかに見えます。
2019年11月23日 15:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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11/23 15:31
陽がだいぶ傾いてきたので、紅葉の色が鮮やかに見えます。
車のところまで帰ってきました。出発の時にたくさんとまっていた車もなく、私たちが最後のようです。お疲れ様。
2019年11月23日 15:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 15:50
車のところまで帰ってきました。出発の時にたくさんとまっていた車もなく、私たちが最後のようです。お疲れ様。
駐車場から。隣の山に日が当たってきれいでした。
2019年11月23日 15:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
11/23 15:56
駐車場から。隣の山に日が当たってきれいでした。
撮影機器:

装備

MYアイテム
Katsuhara
重量:1.63kg
個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ ウインドブレーカー 帽子(ハット) サブザック(15L) トレッキングポール 昼食(レトルトカレー+うどん+肉+春雨スープ) 山フライパン(深型) バーナー 割り箸 スプーン 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(お茶600mL+水900mL) 地図(コース図) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini バッテリー 携帯電話 腕時計 手拭い 敷物
備考 トレッキングポールは同行者(娘)が使いました。

感想

 最近なかなか好天に恵まれないのだが、久しぶりに良い天気になりそうだったので、是非紅葉と展望の楽しめる山へ行こうと思った。最近運動不足を気にしている娘を誘ったら一緒に歩くと言ってくれた。難易度が低くて眺めの良さそうな山を探して、中国山地、岡山県の「三ヶ上」を見つけた。

 私以上に朝起きの苦手な娘を起こして家を出たのが9時を過ぎていた。途中のスーパーでお茶や昼食の材料を買ったりしていたら登山開始は11時を過ぎてしまっていた。登山口にかなり多く(8台ぐらい?)の車が停まっていたのは意外だった。そんなに人気の山だったのか・・・。けれども途中で10人ほどの団体とすれ違って納得、それ以外には男女のペアが3組、ソロの男性一人とすれ違った。私達より遅く登ってきて私達より早く下りて行ったペア(夫婦?)も1組あった。それでもキャンプ場や自然公園を併設しない純粋な登山コースとしては、やはり人気のコースのようだ。

 初級者向けということで、最初軽く見ていた娘は、登りはじめからじわじわと続く勾配にすぐに音を上げて、休憩して腰を下ろしたり水を飲んだり。着ていたダウンのジャケットも毛糸の帽子も早々に脱いで軽装になった。確かに斜度はそこそこある。総歩行距離が4km余りと短いので「初級者」向けなのだろうが、平地の公園を散策するようなつもりで向かうと、意外と本格的な登山でびっくりするのかもしれない。後半にはロープを頼りに岩場をよじ登らなければならないような所もあって、私自身は短いなりに楽しめるコースだと感じていた。

 紅葉はかなり終盤に近付いていた。700m辺りのクヌギも1000m付近のブナも完全に散っていて、スギやヒノキ、赤松といった針葉樹に、遅めの黄葉を楽しませる落葉広葉樹が混ざっている状態だった。風通しの良くなった林には冬の低い日差しが差し込んで林床に積もった落ち葉を明るく照らしていた。

 山頂(最高標高点)は花崗岩の岩塊で、周囲に高木はなく周りの山々を見渡すことのできる、抜群の展望だった。白い岩の山頂は去年登った北アルプスの燕岳を彷彿とさせた。

 この最高点直下の道の脇で昼食にした。手早くできて温まるものが良いと思って、カレーうどんをつくった。うどん玉と豚肉を少量の水でしっかり蒸し煮して、そこにレトルトカレーを投入、火の上で時々かき混ぜながら全体が温まったら出来上がりだ。風もあまりなく、山々を見渡しながらすするうどんは美味しかった。スパイスを効かせるともう少しシャキッとしてさらに良かったかも。

 昼食を終えた後は、稜線を辿って三角点へ向かった。この稜線はかなりアップダウンがある。最高点からの下りは岩の隙間を辿って慎重に下りなければならない。その次の上りは滑りやすい黒ボク(大山火山灰の堆積物)なので足元を十分確認しながら一歩ずつ踏みしめて行く。登り切って平坦な灌木帯を過ぎると、再び下り斜面、落ち葉が積もっていてロープもなく、しがみつける木も少ない。体を横に向けて狭い歩幅で少しずつ下る。そしてまた落ち葉の積もる道を踏みしめて進んだ先の、ススキの穂の揺れる中に三角点の標石を見つけた。この三角点峰は片側が木立で、背の高いススキの穂も邪魔をしてあまり展望は良くない。展望を楽しむのは役行者像の祀られているもう一つの峰(最高点)に戻ってにしよう、と早々に引き返した。

 帰路の下り坂は、例の黒ボクと落ち葉で足を滑らせやすい。娘は何度か足を滑らせて尻餅をついていた。出かけるのが遅かったので、下山時にはかなり日が傾いていた。葉がかなり落ちて見通しの良くなった林に光が差し込み、足元の落ち葉と散らずに耐えている紅葉(黄葉)を鮮やかに照らしていた。

 距離は短いけれど道は整備されていて、登山道にも変化があり、天候が良かったこともあって気持ちの良い山行になった。岡山県にもいい山が沢山ある。この日山頂から見渡した眺めの良さそうな峰には、いつか登ってみたいものだ。まだまだ登っていない山が沢山ある。まだまだ楽しみがたくさん残っている。

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