雲ノ平周遊〜三俣蓮華〜新穂高
コースタイム
09:00 折立出発
11:17 1870三角点 11:28
13;14 五光岩ベンチ通過
14:20 太郎平小屋(ビール休憩)
15:25 薬師峠キャンプ場到着
[9/1]
04:30 起床
06:20 出発
06:40 太郎平小屋
09:05 薬師沢小屋 9:35
11:30 アラスカ庭園
12:30 祖母岳ピストン 13:00
13:15 雲ノ平山荘(ビール休憩) 14:15
14:50 雲ノ平キャンプ場着
[9/2]
04:30 起床
06:10 出発
07:05 祖父岳ピストン 8:25
09:25 黒部源流 9:50
10:25 三俣山荘(ケーキ休憩) 11:40
12:40 三俣蓮華岳 12:50
14:05 双六岳 14:15
14:50 双六小屋・キャンプ場着
[9/3]
04:30 起床
05:55 出発
08:00 鏡平山荘(朝食休憩) 8:40
11:05 わさび平小屋 11:25
12:30 新穂高温泉バス停着
天候 | 8/31 晴れ時々曇り 9/1 曇りのち晴れ 9/2 すかっ晴れ 9/3 すかっ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・雲ノ平キャンプ場から三俣方面に抜けるにはエアリアの通り、スイス庭園経由の道のみ 通行可。地形図にあるショートカットコースは植生保護のため通行不可。 ・三俣山荘のケーキは美味。サイフォンコーヒーと一緒に味わいたい(ケーキセット10 00円)。 ・新穂高からバスで松本方面へ出る途中、平湯温泉に寄って汗を流せる(ひらゆの森50 0円)。 |
ファイル |
非公開
2126.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
kmasaちゃんの感想が送信されてきて、慌ててブログの体裁を整える始末です。(ホッ・苦笑)
9月は半期末で追いまくられる日々。それを前に、寝溜めならぬ山行溜めで山籠もりしてきました。
この機会を逃すとなかなか行く事が出来ない雲の平、今回は何よりも天候にヒジョーに恵まれた
一大山行でした。タイトル通り感謝感激雨アラレです。暫く山行は10月頃までお預け。
で、今度雲の平訪れる時は、高天ヶ原の温泉に行きたいものです。
なお、名言もとい迷言に関しては深い意味はアリマセン。(笑)
いつもの如く、小生ブログにもアップしてますので、ご覧下さい。
1日目:http://d.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20060831/p1
2日目:http://d.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20060901/p1
3日目:http://d.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20060902/p1
4日目:http://d.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20060903/p1
最後に、CLのぺこさん始め、メンバー一同のお蔭で充実した山行を送る事が出来ました。
ホンマに有り難うございました。
8月30日 22:30池袋集合。
自宅で食べてきたホワイトカレーが胃に合わず、ムカムカしながら夜行バスでふて寝。皆
はビールで乾杯。
8月31日 早朝。
富山駅に到着。平日にもかかわらず、登山者がちらほらと。ここで電車とバスを乗り継い
で折立へ。電車の切符が厚紙(!)結構感動。sakamiちゃんと記念撮影。(sakamiちゃんとはよく
山行一緒になる。示し合わせてないのに不思議。^^)電車からは山はほとんど見えず。田
んぼ周辺の用水路の水が生き生きとしていてフナやタナゴが住んでそうな感じで私は好
き。(釣りキチ三平回想中。昔タナゴよく捕りました。今はもういないけど。)
折立到着。おっくーが『ザック背負いの儀式』施行。皆大爆笑。…1日目は太郎平小屋ま
で。プラティパスにテン場の水を汲んでポカリの粉を入れてシェイクしていたら中で泳い
でいるシーモンキー(古い?)みたいなのを発見。飲んでしまうところだったよごめんね。
夜は宴会。6テンに6人でひしめきあって就寝。
9月1日 2日目。
庭園を経由し雲ノ平まで。黒部川源流にて、増水時歩行注意の看板が。『流されたら黒四
ダムへ直行!』う〜ん…。確かにアルペンルートより安上がりだけれどもね…。(後で分
かった話。翌日、私の新潟の両親が偶然にも黒部ダムに来ていたと…。流されたら会えた
かな?)
アラスカ庭園にて。100名山ゲッター(2順目!!)のおじさんに遭遇。『今度浅間山に登ろう
と思ってるんだ〜。自己責任でこっそりな〜。あはは〜。』山岳会に所属とのことだけ
ど…大丈夫??おじさんの食べている小屋のお弁当はとても美味しそう…。
ここで初めておこじょに対面。皆の『きゃあ〜!かわいい〜!!』という大声に隠れたのも
束の間、木道の下から顔を覗かせてくれた。目がくりっくりで本当にカ〜ワイイ〜!!!!
雲ノ平はとても美しい。夕方はひんやりとした岩の上でたそがれ、日が落ちれば星が流
れ、ボーッと空を見ていた。そしてテント内では宴会。盛り上がった〜!夜はかなり冷え
た。
9月2日 3日目。
天候にも恵まれ、祖父岳からの景色は最高。360°山々。チングルマが雪渓脇でまだ咲い
ていた。三俣山荘でケーキセットを頂きカロリーオーバー。双六小屋に到着し、生ビール
で乾杯!双六小屋はかなりの混雑。
9月3日 4日目。
あとは下山のみ。おっくーが散々山の名前を説明してくれたのに…。「えーと、あれが、
やけだけ…のりくらだけ…なんだっけ??あれだけ?これだけ?」超ベタ。
長い下山もおしゃべりしながら楽しく過ごせた。そして帰路へ…。
初めてのテント泊縦走。(それも3泊)荷物に余計だった物は無かったけれど、足りない物
が結構あった。次はあれ持って行こうこれ持って行こう。と考えながらお風呂に入った。
洗髪にて4日分の髪の毛がごっそり抜けて愕然。まるでホラー。帰りは美味しいお蕎麦を
いただいて、ここでも飲んで、馬刺しも食べて…むしろ太っての帰宅となった。
おまけ:おっくー語録『ザックが主役で自分は脇役ですから…。』
(皆様、是非松重豊風に言ってみて下さい。)
8/31−1日目
折立ヒュッテの前で最初の集合写真。元気な頃(?)の写真をとっておく。これからの4日
間に渡る縦走を思い自然とわくわくする。どんな景色が見えるのだろうか。登り始めの樹
林帯はウォーミングアップ。先は長いので急がずゆっくりゆっくり行く。やがて展望が開
け草原地帯に出る。後ろを振り返ると折立に来る途中に寄った有峰湖がきれいに見えた。
左手に薬師の特徴ある山肌が見えて来ると、山に来たんだーという実感がますますわいて
くる。太郎平小屋に着くとさっそくビールで乾杯。この頃にはガスが出てきていて明日向
かう雲ノ平の方向は霞んで見えない。まあ今日はご飯食べて寝るだけだから明日が晴れれ
ばいいさ。少し離れたテン場へは木道を歩いて行く。バイオトイレのついたきれいなテン
場。さすがに夏山シーズンをはずしているのでテントは少ない。6人テントに6人はいっ
ぱいいっぱい。頭と足の位置に注意しながらなんとか横になる。なかなか寝つけず、朝方
だと思って起きたらまだ寝た直後だったのはショックだった。
9/1−2日目
今日は薬師沢小屋まで下り、一気に雲ノ平まで登る行程。薬師沢小屋までの道はいくつか
橋をわたりながら樹林帯をトコトコ下る。途中トリカブトがたくさん咲いているところが
あり、紫色がきれい。他にコバイケイソウなど。前より花の名前は覚えるようになったが
まだすぐ忘れてしまう。薬師沢小屋につき休憩。小屋のトイレにすごいものがいたらしく
女性陣が熱心に語っていたが、聞いているだけでキモ悪くて行かなくてよかった。ここか
ら雲の平まではこれでもかこれでもかというぐらいの急登。天上の楽園にはそう簡単には
行かせてもらえない。2時間弱歩き続け、ようやく雲ノ平の末端まで出られた。皆さんお
疲れ様。待望の雲ノ平だ!でも天気はいまいち。雨もポツリポツリ。ここ最近の晴れ山行
パワーはここまでか。雷鳥もこの辺にいるのかねーとか話しながら歩いていたその時だっ
た。先頭を歩いていた自分の目の前にイタチのような小動物がいる!逃げないようにそー
っと後ろの人たちに伝えると、そこからは女性の悲鳴の入り混じった大騒ぎになった。結
局その動物は木道の下に出たり入ったりして、逃げてしまった(あれだけ騒げば(^^;))。
実際小さくてすごくかわいらしかったその動物は「おこじょ」ということがわかった。
「おこじょ」は山の妖精。めったに会うことができず、会うと幸せになれるらしい。きっ
とこのお天気の代わりに神様がくれた贈り物。まだまだ運は上向きだ。やがて最初の庭園
アラスカ庭園に着く。どの辺がアラスカ?あの針葉樹でスカ?勝手に想像しながら高原に
延々と延びる木道を歩いていく。まわりはすごい広がり。山奥にこんな場所ができるのは
不思議以外の何ものでもない。祖母(ばあ)岳の頂上はアルプス庭園となっていたので、麓
に荷物を置いてピストンする。景色はアルプスっぽかったかどうかこちらもわからない
が、頂上のベンチでアルプスらしいさわやかな(一部除く)メンバーの写真をとった。
雲の平キャンプ場に着くと、まだ時間が早いので1時間ほど自由時間をとる。たそがれる
者あり、昼寝する者あり。自分は地形図に出ていたサブコースを見に行こうと出歩いた
が、実はそれが翌朝歩くコースだとわかり、一人抜けがけの罪に問われかねなかった。
わざとぢゃないんです。許して。夕方から夜にかけてはゲームあり語りありで大いに盛り
上がった。特にゲームはその後の山行写真ポーズに大きく影響を与えた。夜寝るときはと
ても寒かった(※)。
9/2−3日目
前日の夕焼けが示した通り、この日は朝から快晴の予感。まずは祖父(じい)岳にピスト
ン。頂上に登ると、そこはまさに360度の大パノラマ。薬師、水晶はもちろんのこと、
遠く剱、立山まで見える。もちろん槍、穂高の周辺の山々も一望。360度撮れるカメラ
が欲しいぐらい見えないものはなかった。この山行の一つのハイライトだと思う。下りた
後は目指せ三俣小屋へ!お目当ては名物のケーキ。抹茶、チーズどれにしようか。目標が
あると歩くのが楽しいな。祖父岳を巻く途中、チングルマの群落があり、花は終わってい
たけど、羽毛の実に朝露が光り、まるで花のようにきれいだった。黒部源流の水も冷たく
て気持ちよくて、いつまでもそこにいたかった。待望の三俣山荘に着くとさっそくケーキ
セットを注文。おいしい。ケーキにコーヒーの組み合わせがこんな所でいただけるとは大
満足。すっかりパワー回復。三俣蓮華と双六へ向けて出発。朝から日焼け用に着たタンク
トップで行動していたが、この頃には強い日差しで肩がひりひりしてきたのでTシャツに
戻した。かたや日焼け防止に完全武装してる人から見れば考えられない格好だろう。この
日に唯一残念だったのは、双六から槍ヶ岳方向に向けて延びる広い稜線の道を通る時に槍
が雲で隠れてしまったこと。槍に向けて走ることができなくなってしまった。でもこの辺
になると雲の上を歩くって感じに気分がよかった。
9/3−4日目
この山行中初めてご来光を見た。今日も快晴。でも今日は下山。あっという間の4日間。
下りる途中はずっと槍、穂高が見えていた。今度はあの辺りを登るのかなとか見ていると
次のプランのことが頭に出てくる。鏡平の池も風がないのでほんとうに鏡のようだった。
思ったより下山が楽だったのはうれしかった。平湯の温泉で湯につかると肩がひりひりし
た。
今もひりひりする肩と一緒に山行を思い出しながら、感想を書いています。ペコ隊長、計
画から山行中の仕切りまで本当にお世話になりました。他のメンバーの方もいろんなとこ
でお世話になりました。ほんと楽しかったです。
※おまけ
シュラフはしょったのは大失敗でした。6人テント、着こんでいるとはいえ季節は秋に近
く、凍えはしないが、やはり寒い。ご心配をおかけしすみませんでした。そんな中で学ん
こと
・ザックは暖かい
→冬に足突っこんで寝るのよく聞くが、実際かなり違う。
・シュラフ(カバー)は首筋から冷気が流れ込む
→隙間をなくすため、コード等締めるとかなり違う。ストレッチシュラフが売られてい
る意味がわかる。
以上
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