乗鞍岳(御来光)
- GPS
- 04:22
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 556m
- 下り
- 462m
コースタイム
04:34大雪渓・肩の小屋バス停降車
05:08バス停発
05:27県境広場
05:51肩の小屋(小休止)
06:08肩の小屋発
06:52剣ヶ峰着
07:06剣ヶ峰発
07:38肩の小屋
09:05(お花畑散策を経て)畳平散策
09:30魔王岳(休憩)
10:40畳平バス停
11:05バス乗車
11:55観光センター着
天候 | 濃いガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観光地化された山で、大変よく整備されていて迷うような箇所はない。 特に畳平から肩の小屋までは、富士吉田口の富士山5〜6合目のようで、興醒めするほどである。観光地と割り切るべし。 肩の小屋までは、足元は砂利道でスニーカーだと歩きにくいかも。 肩の小屋から剣ヶ峰まではゴツゴツしたガレ場で、山の格好が望ましい。 お花畑は木道で、反時計回りに周回するよう指示板がある。 まさに花が咲き乱れ、高山の風景とも相まって、楽園の様相を呈していた。 畳平バスターミナルは土産店などが建ち並び、富士山5合目のようだ。 何年か前、ここに熊が出て観光客が襲われたというのだから安心できない。 畳平直近の魔王岳は北方の展望が文句なく素晴らしい。 前半の剣ヶ峰は、濃いガス+強風で展望ゼロだったが、お花畑と魔王岳だけでも、乗鞍を充分味わえた。 登山ポストは確認できなかった。もしかしたら観光センター・肩の小屋・畳平などにあったのかもしれない。 松本方向からの最寄のコンビニは、国道158号の新島々駅直近のセブンイレブン。 相当遠いが、予め買い出ししておくなら見落とさないように。 NTTドコモの電波状況だが、概ね良好。さすが観光地の独立峰。 畳平バスターミナルや観光センターに、軽食店や土産店がある。 |
写真
感想
日本百名山22座目。
バスのお陰でアクセスが容易な3000m峰かつ御来光が見られるということで、以前から気になっていた山。
調べると、前日に登った御嶽に次いで、日本で3番目に高い火山だそうだ。
御嶽山行記録http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-212407.html
10年ほど前まではマイカー規制がなく、無尽蔵に観光客が訪れていたそうだが、現在は、アプローチが徒歩・自転車・タクシー・バスだけに許されており、多少自然に配慮した形になっている。
前日のうちに御嶽から、乗鞍高原の観光センター駐車場に移動。
着いたのが18時過ぎの薄暮帯だったので、夕日の乗鞍を望むことができた。
広い駐車場の奥にはオートキャンパー?らしき人達がそれぞれ楽しんでいたが、さすがにテントを広げるマナー違反者はいなかった。
夜は天の川が薄っすら見える感じだったので、明日の天候に期待して車中泊。
当日は3時に起床。駐車場内は就寝時の2倍程に車が増えていて、既に仮設テントのバス乗り場に並んでいる人もいる。
コンビニで買ったおにぎりを頬張り準備後、テント内で往復券(2400円)を買い、列に並ぶ。ちょっと肌寒く、フリースを羽織る。
3時半頃に観光バス級の御来光バスが3台(並んでる人数で変わると思う)来て、合計100人前後を乗せて出発。
高度を上げるにつれて徐々に空が白みだすが、車窓からは剣ヶ峰等が見えない。
無線の遣り取りしていた運転手が車内放送で「御来光スポットの県境広場バス停は濃霧との情報」「手前の大雪渓・肩の小屋バス停なら幾分マシ」ということで、ほとんど全員が肩の小屋バス停で途中下車。
既に2600mほどの高度なので、強風もあって御来光までの20分間が結構寒いし、今いる場所にガスが掛かるか掛からないか、かなりギリギリ。
何とか御来光を拝めたのち、半分以上の人は大雪渓を登っていったが、日中は夏スキーをするような所で滑ったら嫌だったので、県境広場まで車道歩き。
畳平方向へ近付けば近付くほど濃霧+強風。視界は50mもないのでは?
水滴がつく強風なので、フリースからレインウェアに着替える。
周囲に何があるか分からないまま、整備された砂利道に沿って肩の小屋まで歩く。
摩利支天岳分岐までは若干角度がある坂だが、その後は肩の小屋までほぼ平ら(もしくは下り)の楽な道。
肩の小屋近くのトイレを借りてから、蚕玉岳・剣ヶ峰へと一気に高度を上げる。
人はたくさんいて、真っ白だがロープ張りもあって迷わない。
途中、蚕玉岳の稜線上では更なる強風だと飛ばされるかもしれないと思った。
剣ヶ峰へは途中から左の一方通行路に入る。すると頂上小屋という売店があり、その上が剣ヶ峰こと乗鞍本宮奥宮である。
当然の如く周囲は真っ白で、登った達成感のみ。
こんな早朝なのに神主が奥宮に詰めていたのには感心した。
下山は奥宮の鳥居から、→に従って一方通行で下る。
肩の小屋と蚕玉岳の中間地点の登山道脇に雷鳥がいた!が、カメラを向けたらいなくなってしまった。
真っ白のガスの中、トボトボとお花畑に向かうと徐々にガスが切れてきた。
お花畑は、花が咲き乱れ高山の風景とも相まって時が経つのを忘れるほどだった。
また、その頃に下界から次々と観光客や遠足の中学生?がバスで上がってきて、だいぶ賑やかに。
晴れてきて気分が高揚し、畳平直近の魔王岳に登ったが、ここもまた素晴らしい。
山頂からちょっと奥の所から、北方の雄大な四ツ岳や一瞬だけ見えた焼岳・槍ヶ岳・穂高連峰の眺めは一見の価値がある。
すっかり剣ヶ峰やコロナ観測所がはっきり見えるようになったが、お花畑と魔王岳だけでも充分堪能できた。
交通の便が良い3000m峰で、家族の観光で来るには、うってつけといえる。今度は家族でまた来たい。
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