記録ID: 21288
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積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間
四阿山
1993年01月30日(土) [日帰り]
イグルスキー米山
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,270m
コースタイム
1月30日 長野(7:00)→菅平牧場(8:50)→四阿山(11:50ー12:30)→根子岳(13:50)→スキー場(15:00)
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
長野に転居した1992年、善光寺平から東南に見える、菅平の根子岳に惹かれた。その大斜面は雪の季節にはどこからでもわかる白い大きな屋根だ。しかし根子岳は四阿山の付録にすぎず、最高点はそのうしろだ。新井に帰って住んでいた松木さんを誘って、8年前に流れた山行をやり直すことになった。 前の週は、この冬初めてのまとまった雪が里にも降った。北信の山もそろそろブッシュを気にせず滑れる頃合だ。朝、新井からやってきた松木さんの車でそのまま菅平へ。長野から菅平は意外と近い。家を出てから1時間余りで尾根末端についた。 スキー場からでも登山道からでもなく、菅平牧場から直接四阿山へあがる尾根を地形図から見当を付ける。これが良いルートだった。ラッセルもほとんど無く、誰にも合わずに山頂まで3時間だった。はじめて見る東信州の山からの展望が開けて行く。登るに連れ、善光寺平と千曲川の河川平野が見えてくる。南の浅間山との間に広がる群馬県の嬬恋村の高原地帯は圧巻だ。立体模型でみると、ここと野辺山、軽井沢は一際高く平になっている。小県郡には古代に信濃の国府「県」が置かれていたらしいが、この高原状の地形と関係があるのだろうか。箱庭の様な上田盆地を、神サマの視点から見下ろして色々なことを考えた。気圧配置は典型的な冬型だ。この山の上は晴れているが、飯繩山以北、北信五岳は冬型の雲に飲み込まれているのがよく見える。これも俯瞰でよく見える。 山頂で8年棚上げだった握手を交わす。ヤマトよりエゾより古い時代には活火山の爆裂火口だった、北面の森林の谷を右に見て、根子岳へ向かう。根子岳への分岐で、鳥居峠からの夏道ルートから40人ほど登ってくるのと会いそうになった。タンネの多い急斜面を縫うようにコルへ降り、白い斜面を登り返す。山頂手前の岩のでた所で雪かきをして進んだ他は、快調に登る。 根子岳山頂に着くと、その直下までヘリコプターがゲレンデスキーヤーを運んでいた。標高差700メートルの緩い斜面を滑るスキーヤーたちと一緒になった。わざわざヘリコで上げてもらうほどの斜面ではなかった。あそこにリフトができないのは不思議だが有り難い。ゲレンデを滑ったあとは、十勝の酪農地帯を思わせる菅平牧場の道を車まで戻る。長野から見える山に初めて登った。 |
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