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Yamareco

記録ID: 2133784
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

《城攻め山行》桐原城、霜降城

2019年12月06日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:59
距離
6.7km
登り
472m
下り
450m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:44
休憩
0:15
合計
3:59
距離 6.7km 登り 472m 下り 466m
12:04
89
上金井
13:33
13:43
52
14:35
14:40
83
16:03
上金井
2つの城とも15世紀からあり、土着の桐原氏は16世紀には信濃守護小笠原家の林城の支城になった。1550年武田信玄が攻めてきて小笠原長時が破れて越後へ。このとき桐原城も霜降城も自落した。石垣工事は1982年武田滅亡以降に、長時の子、貞慶がカムバックした際のバージョンアップとのこと。30年で土塁から石垣への技術変遷。
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
上金井から追倉(おっくら)への道。北アルプスはあいにく雲の中だけど景観すごく良い
2019年12月06日 12:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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12/6 12:19
上金井から追倉(おっくら)への道。北アルプスはあいにく雲の中だけど景観すごく良い
薄川挟んで林城の北面。ここが小笠原の本城
2019年12月06日 12:21撮影 by  iPhone XR, Apple
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12/6 12:21
薄川挟んで林城の北面。ここが小笠原の本城
林城の脇は橋倉の集落
2019年12月06日 12:29撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 12:29
林城の脇は橋倉の集落
路傍の馬頭観音
2019年12月06日 12:30撮影 by  iPhone XR, Apple
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12/6 12:30
路傍の馬頭観音
ゆくて桐原城
2019年12月06日 12:35撮影 by  iPhone XR, Apple
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ゆくて桐原城
追倉集落と桐原城の分岐。案内あり。正面シカ柵あけて入る。
2019年12月06日 12:43撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 12:43
追倉集落と桐原城の分岐。案内あり。正面シカ柵あけて入る。
桐原城案内。所有者桐原さんは、末裔の方かな。
2019年12月06日 12:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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12/6 12:44
桐原城案内。所有者桐原さんは、末裔の方かな。
急斜面を直登で攻める
2019年12月06日 12:54撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 12:54
急斜面を直登で攻める
急斜面を直登で攻める
2019年12月06日 12:55撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 12:55
急斜面を直登で攻める
4の曲輪あたりで石垣が出た
2019年12月06日 13:00撮影 by  iPhone XR, Apple
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4の曲輪あたりで石垣が出た
4の曲輪でもかなり広い
2019年12月06日 13:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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4の曲輪でもかなり広い
4から3方面見上げる。
2019年12月06日 13:02撮影 by  iPhone XR, Apple
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4から3方面見上げる。
16世紀の石積み
2019年12月06日 13:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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16世紀の石積み
二の曲輪?
2019年12月06日 13:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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二の曲輪?
二の曲輪?
2019年12月06日 13:04撮影 by  iPhone XR, Apple
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二の曲輪?
虎口か?
2019年12月06日 13:05撮影 by  iPhone XR, Apple
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虎口か?
主郭見上げる
2019年12月06日 13:05撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭見上げる
主郭を見上げる 松の木がある。
2019年12月06日 13:07撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭を見上げる 松の木がある。
主郭より 林城址が対岸に
2019年12月06日 13:07撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭より 林城址が対岸に
主郭に立派な松あり
2019年12月06日 13:09撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭に立派な松あり
主郭の説明
2019年12月06日 13:10撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭の説明
高さ3mはある土塁が残存
2019年12月06日 13:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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高さ3mはある土塁が残存
主郭土塁裏の堀切
2019年12月06日 13:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭土塁裏の堀切
土塁上から広い主郭全体と林城址
2019年12月06日 13:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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土塁上から広い主郭全体と林城址
主郭背後の4重の堀切、念入りだ
2019年12月06日 13:28撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭背後の4重の堀切、念入りだ
霜降上へのトラバースの杉林。切り捨て御免の伐木の上にシモフリ。
2019年12月06日 14:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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霜降上へのトラバースの杉林。切り捨て御免の伐木の上にシモフリ。
背後からの霜降城!
2019年12月06日 14:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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背後からの霜降城!
主郭?
2019年12月06日 14:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭?
主郭から斜面見下ろす。
2019年12月06日 14:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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主郭から斜面見下ろす。
副郭あたり
2019年12月06日 14:38撮影 by  iPhone XR, Apple
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副郭あたり
気持ちの良いふわふわ落ち葉堆積
2019年12月06日 14:52撮影 by  iPhone XR, Apple
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気持ちの良いふわふわ落ち葉堆積
落ち葉ふわふわで最高
2019年12月06日 14:52撮影 by  iPhone XR, Apple
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落ち葉ふわふわで最高
向かいの尾根に桐原城 松があるのでわかる。
2019年12月06日 14:55撮影 by  iPhone XR, Apple
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向かいの尾根に桐原城 松があるのでわかる。
これは城址?
2019年12月06日 14:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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これは城址?
正面林城址
2019年12月06日 15:08撮影 by  iPhone XR, Apple
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正面林城址
またこんなもの作ってます
2019年12月06日 15:09撮影 by  iPhone XR, Apple
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またこんなもの作ってます
千手観音案内
2019年12月06日 15:14撮影 by  iPhone XR, Apple
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千手観音案内
海岸寺のお堂。
2019年12月06日 15:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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海岸寺のお堂。
写真で拝見
2019年12月06日 15:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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写真で拝見
お堂前の大銀杏から松本盆地
2019年12月06日 15:16撮影 by  iPhone XR, Apple
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お堂前の大銀杏から松本盆地
林城
2019年12月06日 15:17撮影 by  iPhone XR, Apple
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林城
趣ある東桐原
2019年12月06日 15:23撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 15:23
趣ある東桐原
門のある農家
2019年12月06日 15:25撮影 by  iPhone XR, Apple
12/6 15:25
門のある農家
桐原城の尾根と海岸寺川はさんで霜降城の尾根。
2019年12月06日 15:31撮影 by  iPhone XR, Apple
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桐原城の尾根と海岸寺川はさんで霜降城の尾根。
お宮へ登る四つ辻の石碑群
2019年12月06日 15:33撮影 by  iPhone XR, Apple
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お宮へ登る四つ辻の石碑群
晴れていれば北アルプス全開の道
2019年12月06日 15:39撮影 by  iPhone XR, Apple
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晴れていれば北アルプス全開の道
昭和9年建立の満州戦没兵士の碑。北満洲の安達(アンダ)駅近くの抗日軍との戦闘で、とあった。
2019年12月06日 15:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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昭和9年建立の満州戦没兵士の碑。北満洲の安達(アンダ)駅近くの抗日軍との戦闘で、とあった。
渋柿でした。
2019年12月06日 15:54撮影 by  iPhone XR, Apple
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12/6 15:54
渋柿でした。
撮影機器:

装備

個人装備
地下足袋+脚絆 焚き火セット ノコギリ 弁当 水筒 軍手 ラテルネ 地図磁石 防寒具 雨具
共同装備
ツエルト

感想

今朝はうっすら雪が積もった。
林城近くの桐原城、霜降城、山家城を連発でと思っていたが、日差しが無いので家で出発を躊躇していた。昼前になって急に出かけたくなった。おにぎりを握って自転車で出発。坂のきつくなる上金井のあたりに駐輪して、扇状地の棚田とぶどう畑の坂を登っていく。野良道を歩きながらおにぎりを食べる。畦でお昼を食べている老農夫婦に会釈。
上金井から桐原には、松本盆地と常念が遮るもの無く見えるお気に入りの景観がある。土蔵や古い家、柿の木、竹林、道祖神など残っていて僕の好きな場所だ。
追倉沢の鹿柵のゲート脇に桐原城案内板あり。桐原城の登山道はわからなかったが、多分その脇だったかもしれない。気づかず林道を進み、はじめの堀切らしきところから急斜面を直登すると、稜線手前から石垣付きの曲輪がいくつも現れた。かなり規模が大きい城だ。石垣があるので、武田滅亡後の追加工事かもしれない。土塁も堀切も大掛かりだ。主郭も広い。一辺30mはあろうか。大きな松が6本伸びている。周囲はナラ林。樹林がなければ、正面に林城が向かい合う。盆地の向かいには犬甘(イヌイ)城、深志城も見える立地だ。
一本東の尾根にあるもう一つの城、霜降城も続けて攻める。谷を横切ってトラバース。道は無いが、なんとなくある。時々獣道になる。まさか16世紀からの道ではあるまいが、シカも同じことを考えるのか。今朝のうっすら雪を踏むと地下足袋の足が冷たい。
送電塔のところで霜降城の尾根に乗り、少し下ると、主郭あり。こちらは石垣や土塁などもなく、知らなければわからない感じだ。もし樹林がなければ、ここも案外、盆地全域が見渡せる立地だ。林城が真正面。さらに奥の山家城と、桐原城をつなぐ、尾根上の中継点だった意味合いがあるらしい。
薄川の谷は、扉峠など、東信濃との出入り口にあたる立地で、いまよりよほど行き来があったのだろう。
霜降城からの下り道はわかりやすかった。落ち葉が深く積り地下足袋に気持ち良い。道は1mの2mも深く掘れていて、長く人々が使った様子が伺える。霜降城より更に奥へ尾根を進み、山越えルートだったかもしれない。こんど、どこまでも登ってみたい。
山麓集落には旧海岸寺のお堂があって、中には千手観音があるとのこと。立派なものなのに無人のお堂なので、頑丈な作りだった。コンクリづくりで趣は無し。銀杏の木のある佇まいが良い。
ここから自転車のデポ地点まで、扇状地中腹の桐原集落をフラフラ歩いて下る。下校の小学生とあいさつしたり、りんご畑のおじさんと話したり。昭和7年8月に満州で戦死した予備役招集の上等兵氏の忠魂碑があった。お父さんが建てたもの。その戦死の場所が、私の母が当時住んで居た北満の安達(アンダ)駅付近とあって、驚いた。林檎畑のおじさんが、「俺の叔父だ、おぞい時代だったよな」と教えてくれた。次男か三男だったのだろう、25歳。常念の見えるすごく良いお墓。「花はどこへいった」を思い出した。
この通りは盆地を見下ろす景観が本当に美しい。車では入りにくい所。常念に雪が積もったら、徒歩で早朝撮影に来たい。
手と足がビリビリ冷たい、信州の冬らしくなって来た。自転車で帰宅したら手袋していたのに指が動かなくなるほど冷たくなった。
山家城までは時間切れでまた次回。昼近くまでダラダラして家を出てもこれだけ楽しい城攻め山行が2つもできる。山は近所に限る。

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