鉢伏山
- GPS
- 05:38
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 716m
- 下り
- 514m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
氷ノ山に行きたい!先週荒島岳で初めて雪化粧した山に登り、夏山で行った氷ノ山のあの稜線はどうなってるんだろう...と気になってそのまま勢いで来ちゃいました(笑)
真夏に一度テント泊しており、鉢伏山から尾根沿いに氷ノ山、若桜に抜けたのが懐かしいです。今回は高丸山から氷ノ山をピストンし、稜線上を進んで鉢伏山からハチ北に下山するルートで当初は計画してました(14km、累積標高1400m)。
先週行った荒島岳くらいの積雪であれば午後出発でも夏山CTで18時には下山できると考えていました。しかし、登山口に着いた瞬間すぐに無理だと悟りました。
新雪のふかふか雪の中を歩くのはかなり体力を消耗し、気温−5℃という環境でインナーの上にTシャツ、レインウェアというレイヤリングですら顔から汗が吹き出る程の運動量です。
氷ノ山には分厚い雲がかかっており、時間と技術的にも厳しいと断念しました。
鉢伏山を目指して歩き始めたのが14時過ぎ。徐々に天候が悪くなり吹雪になりました。刺さるように吹き付ける氷と風の中、最終的には真っ直ぐ歩くのも困難な程...
16時前鉢伏山頂まであと100m。視界不良に重ねて、腰まで浸かる雪、埋もれて絡まった笹で進めなくなってしまいます。
鉢伏山を超えなければハチ北に降りて自力で宿に辿り着けない。鉢伏山を越えればすぐに林道に出る。しかし、この先はもっと酷いことになってるかもしれないですし最悪の場合戻れなくなる。そんな葛藤をしている内に時間が無くなっていきます。ナイトハイクの用の装備は持ってきていましたが、ホワイトアウトした夜間の山の恐ろしさはよくよく知っています。
一番確実なのは自分が歩いてきた所をトレースしながら引き返し、電波が入るとことまで戻って宿に連絡する。本当にナイス判断だったと思います。
トレースは既に消えかかっており、厳しさが増してきました。30分程歩くとようやくスキー場がうっすら見えてきて、まだ滑ってる人がいて少し安堵しました。夏山なら30、40分もあれば下山できるくらいの緩いコースなのですが、雪山の難しさが身に染みました。
時間は17:30頃、約1時間半かけてスキー場に戻ったら既に宿から迎えがきてました。お詫びをしてから、宿まで送迎してもらいました。
なんと宿は貸し切り!!冷えた身体を温泉で癒し、ご飯を食べた後、ぐっすりと眠りにつきました。本当にいい宿で4600円は安すぎるw朝7時頃ゆったりと起床し、雪山を眺めながら朝食。
宿主に感謝の言葉を述べてバス停を目指して歩きました。(日曜日はバスが無くって結局11kmも歩いたのですがw)
登山歴は9ヶ月、雪山は初めての体験ばかりでとても新鮮でしたが少し怖い思いもしました。もっと技術と知識を身につけなきゃなぁ...これからも冷静な判断ができるように心掛けたいです。
あとゴアテックスって凄いですね。ズボズボ雪に埋まってもビクともしなかったです⛄
かなりの長文になりましたが、読んで下さりありがとうございますm(_ _)m
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