利尻山(北海道シリーズその4)
- GPS
- 05:30
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,577m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:28
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9合目から上は崩落箇所あるも、登山道をキープすれば危険個所はなし 北麓野営場に登山届ポストあり 温泉 利尻富士温泉 |
写真
感想
今回の北海道山行の目的は、残っている日本百名山二座にアタックすること。
そのうちの一座幌尻岳は無事に登頂できた。残るは利尻山。昨年、稚内まで来た
ものの、海上遥かにその姿を見ただけで帰京せざるを得なかった。今年こそとの
思いで再び稚内に向かう。
日高の温泉から夕張まで戻り、さらに岩見沢から道央自動車道で旭川まで走る。
途中で土砂降りの雨となり、士別からR40に入るとさらに激しく、対向するトラッ
クが跳ね上げる水で一瞬目の前が何も見えなくなり、恐怖。
睡魔にも襲われて、たまらず名寄の道の駅で車中泊とする。
翌朝、雨も止んだので、再び稚内を目指してサロベツ原野の中、R40をひた走る。
距離的には大したことはないはずなのに、稚内までの道は遠かった。ようやく、
市内に入り、コンビニで朝食を仕入れ、フェリー乗り場の駐車場に到着。利尻へ
向かう準備をして、チケット発売時間を待つ。
計画では、今日は11時のフェリーで鴛泊に渡り、北麓野営場でテン泊、明日、利
尻山登山。利尻富士温泉に入って14時のフェリーで帰ってくる予定。そのための
装備一切をザックに詰める。
11時10分定刻に出港。二等船室でごろ寝する。気が付くと利尻島に着いていた。
昼時なのでまずは腹ごしらえという訳で、名物のウニ丼を食す。久しぶりの贅沢。
時間も早いので、北麓野営場まで歩いていく。1時間ほどで到着。
受付をして、先客がテントを張っている所に、ほぼ同時到着のもう一人と隣合わ
せでツェルトを張る。今回は透湿ツェルト、カーボンコア、チタンペグのお試し
を兼ねてみた。トレッキングポールを柱にダイニーマのガイラインでペグダウン
すると、結構しっかり張れている。
中にエマージェンシーブランケットをグランドシート代わりに敷いて、ザックの
フレーム代用の銀マットを2枚並べる。リップストップシルクのライナーにエス
ケイプヴィヴィを重ねた中に潜り込むとまずまず快適。
夕食まで時間があるので、管理事務所で紹介ビデオを鑑賞したり、登山届けを書
いたりして時間を潰していると、だんだん下山者が増えてくる。話を聞いてみる
と結構きついらしい。特に9合目から上がガレで歩きにくいそうだ。
夕食はアルファ米の炊き込みおこわとフリーズドライのチキンカレー。デザート
にコーヒーとドライフルーツ、ナッツ。泊まりの人と会話を楽しむ。幌尻岳を日
帰りしたというと驚かれた。
幌尻岳とロングドライブの疲れもあるので、早めに就寝。したかったが、耳栓を
忘れてなかなか寝付けず。夜半、風が結構強くてツェルトがバタバタとうるさい。
それでも、いつの間にか寝られたようで、3時、携帯電話のアラームで目覚める。
朝食はシーフードラーメンと、かに雑炊。4時、スタート。甘露泉までは遊歩道
の道が続く。甘露泉の水は勢い良く出ていたが、味見は帰りにして先を急ぐ。
合目ごとに立派な標識が立っていて、道も整備されている。
5合目から眺望が開けた。雲海の中にぽっかり穴が開いている。6合目で明るく
なってきたが、依然として下界は雲海の中。7合目を過ぎて、第二見晴台までき
たところで、少し雲が切れてきた。
8合目長官山までくると目指す山頂がくっきり。一旦鞍部に下ると避難小屋に出
るが、誰もいなかった。9合目で山頂直下の崩落箇所が見えるようになった。
樹林帯を抜けると沓形コースとの分岐。ザックがデポしてあった。
ここからは溶岩石のガレで、登山道の右側には崩落注意のロープが張られていた
が、特に危険箇所もなく、利尻山山頂の標識に従って登ると山頂到着。先行者3
名。さっきのデポのパーティーらしい。
南峰がすぐ近くに見えるが、道はロープで立ち入り禁止となっていた。2年越し
でようやく登頂できた利尻山。記念すべき90座目となった。
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