記録ID: 21410
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積雪期ピークハント/縦走
大雪山
石狩岳、音更山
1986年03月15日(土) ~
1986年03月20日(木)


- GPS
- 128:00
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 1,723m
- 下り
- 1,726m
コースタイム
3月15日十勝三又(6:30)→十石峠雪洞C1(14:00)
3月16日停滞C1=C2
3月17日停滞C2=C3
3月18日停滞C3=C4
3月19日C4→音更山(7:30)→石狩岳(9:40-10:00)→下降尾根末端C5(13:50)
3月20日C5発(7:00)→十勝三又(11:00)
3月16日停滞C1=C2
3月17日停滞C2=C3
3月18日停滞C3=C4
3月19日C4→音更山(7:30)→石狩岳(9:40-10:00)→下降尾根末端C5(13:50)
3月20日C5発(7:00)→十勝三又(11:00)
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
春の二年班南日高パーティーで3度目の準備山行。同じ週に鷲尾さん達の1年班が隣のニペソツ山に入山するというので十勝三股の三畳間ほどの狭いバス停C0は2パーテイー8人でスシづめになった。しかもその朝は放射冷却で気温がマイナス27℃。凍りついた朝に愛宕と二人で道に出て朱色に染まった東大雪三山を見た。君はニペソツ、僕は石狩岳。 さて、一日目は長い林道の後、急な尾根を登って十石峠の吹き溜まりに雪洞を掘った。稜線に出たときから地吹雪で、長居しそうな天気図ができあがった。予想どおり、その穴の中で三泊した。来る日も来る日も入り口から吹き込む雪の除雪が仕事。掘った場所が傾斜地でなく、吹き溜まリの段差だったため、吹き込む雪は人力で掻き出さねばならなかった。 吹雪のやんだ朝、穴の窓から橙色に染まったユニ石狩岳を見てー同歓声。支度して出発。谷一つ隔てたニペソツの稜線でも鷲尾パーテイーが動きだしている頃だ。音更山に登ると、向かいのトムラウシが広大な沼の原湿原の上に君臨しているのが圧巻。ここは北海道の最深部なのだ。そこから石狩岳への稜線。風は穏やかで空気は空虚。例の急斜面を夢遊病者のように登っていくと、石狩岳に一番のりだ。真っ先に山頂に立ち、後から来る奴をタバコを吸いながら眺めるのは気分がいい。遥か石狩川の源がこんなに遠くだとは。ここはその名をとった石狩平野からは遠すぎる。北海道の広大たる所以だ。ポコを二、三越えて尾根を下る。この尾根が急で細く、急斜面でずり落ちてスキーをはいたまま木にぶら下がる一幕もあった。 無事沢底についたものの長大な林道を歩いて帰る気にはなれず、温泉の沸いている隣で、焚火をして寝た。翌朝のんびり林道を帰った。札幌からの移動を入れて七日間。学生ならではの粘り勝ちだ。 |
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