槍ヶ岳(中房温泉〜上高地)
- GPS
- 17:41
- 距離
- 37.8km
- 登り
- 2,871m
- 下り
- 2,746m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
駐車場に仮設トイレ2、登山口にはきれいな水洗トイレあり。 ■上高地から中房温泉への戻り 上高地17:25-18:30新島々 :バス 新島々18:43-19:13松本 :松本電鉄、バスとセットで\2400 松本 19:44-20:15穂高 :JR大糸線 \320 穂高駅20:21-20:57中房温泉:タクシー \7000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
合戦尾根はよく整備されていて道も明瞭。 燕山荘から大天井までのコースは暗い中だとわかりにくいところもあるので慎重に。 大天井分岐からの喜作新道には鎖や岩場がある。 ヒュッテ西岳から水俣乗越まで大きく下り、梯子や岩場があるので、トレッキングポールはしまったほうが歩きやすい。 水俣乗越からの東鎌尾根は、梯子、鎖場、岩場の連続なので慎重に。100m毎に槍ヶ岳山荘までの残り距離が岩にペンキで書いてある。 槍の穂先の登り下りは登山者多いが、多少梯子の順番を待つ程度で渋滞というほどでもなかった。 槍沢の下りでは、横尾の手前に少し雪渓歩きの箇所あり。平坦なので問題ない。 |
写真
感想
二回目の槍ヶ岳。
去年は新穂高から槍平ルートで登ったので、今年は表銀座ルートに挑戦。
表銀座ルートの日帰りは、中房温泉からのピストンだと0時スタートとしても、明るいうちに下山するには、登り10時間、下り9時間のスピードが必要。下山時の登り返しも多く、かなり厳しい。
なので、下山は上高地で挑戦。これだと登り12時間かかっても、6時間で下山すれば新島々行き最終バス18:45には間に合うはず。
0時スタートで、3時燕山荘、6時大天井ヒュッテ、8時ヒュッテ西岳、10時ヒュッテ大槍の計画。
前日夕方に中房温泉の駐車場で車中泊。0時を待ちきれず、ちょっとフライングで0時前にスタート。長丁場なので、抑え気味のペースで登っていく。
登っていくと、下の方から灯りがちらちら見えるので、後続の方がいるのかなと思ったが、下の夜景だったよう。第3ベンチあたりまで登ると下が開けてきて夜景が見えてくる。
登り始めは気温低く、半袖でひんやりだったが、登っていくとすぐに汗だく。でも燕山荘まで登ると風が寒く、アウターを着込む。
半月の月明かりだったが、満天の星、天の川もきれいに見えた。
大天井方面に進んでいくと、大天井手前の小ピークで日の出。残念ながらタイミング悪く、このコースで数少ない槍ヶ岳が見えない場所で、朝日の当たる瞬間の槍は見れなかったが、喜作新道を進んでいくと、きれいに見えてくる。
大天井ヒュッテから西岳まではゆるやかな道で、下りの方が多いような感じ。途中登山道にいる雷鳥の親子も見ることができた。
ヒュッテ西岳からは大きく下って、水俣乗越に着くと、TV番組制作クルーが景色を撮影していた。休憩していると、そのうちにガイドに先導された素敵な山ガールが登ってきて、誰かなと思ったら、押切もえさん。「こんにちは」とにっこり笑って挨拶してもらえました。とても綺麗な方でした。
ここからが、核心の東鎌尾根。トレッキングポールはしまって、梯子や鎖や岩場を登っていく。変化に富んでいて楽しいが、次第に疲れ足が重くなってきたところでヒュッテ大槍に到着。ここからはなだらかな道で大迫力の槍を見ながらのんびりと登っていく。
槍ヶ岳山荘に着くと、10数名の団体さんが穂先に向け登り始めたところだったので、ちょうど西鎌尾根から登ってこられた方とお話しながら休憩し、少しすくのを待つ。
穂先への登りは登山者多いものの、梯子の順番待ちがチョットある程度。山頂に登ると、さきほどの団体さんが記念撮影をしていてごった返しだったが、ほどなく順番に降りて行かれたので、ゆっくりと休憩。天気も良く、ガスがかかる前に上れて素晴らしい景色を堪能できた。
穂先から下り、計画通り12時に下山開始。6時間歩けば着くと思っていたが、上高地まではやたらと距離が長い。横尾まで下ると既に3時間以上経過していて、バスに遅れるかもとチョット焦り、上高地までは気合いれて歩く。なんとかバスターミナルまでたどり着くと、ちょうど最終2本前のバスに乗ることができた。
登り11時間半、行動時間18時間弱はいずれも自己最長。天候にも恵まれ、充実感いっぱいの山行ができて良かったです。
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