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Yamareco

記録ID: 2143227
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

星山・櫃ヶ山 〜雨が降って残念な稜線歩きに〜

2019年12月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:55
距離
8.7km
登り
756m
下り
872m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
0:35
合計
4:52
距離 8.7km 登り 756m 下り 891m
11:21
11:26
37
12:03
12:14
35
12:49
49
13:38
13:45
40
14:25
14:37
59
15:36
ゴール地点:林道・櫃ヶ山登山口
登山開始前に、車を停めた櫃ヶ山登山口から星山登山口まで自転車で移動しました。1時間ぐらいかかりました。
天候 晴→曇→小雨
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 倉吉市から国道313号線を南下し、犬挟(いぬばさり)トンネルを抜け、蒜山を右に見ながら更に南下します。湯原温泉を過ぎて米子自動車道の高架道をくぐり、旭川に沿って313号線を南下、見尾集落で西に折れ(北側の入り口は道が狭くてわかり難い)、大杉川沿いに谷筋を登って行きます。ループして山の中腹を走る舗装林道に出会いますが、ここで東側の道に「通行止」表示があったので、とりあえず行ける所まで行ってみようと車を走らせました。倒木などで道幅の狭いところはありましたが、櫃ヶ山登山口まで何とか行けたので、そこに車を停めました。車に積んでいた自転車を下ろして、その自転車に乗って林道を戻り、「勝山美しい森」まで行きました。勾配のきついところは自転車から下りて、自転車を押して進みました。「勝山美しい森」ビジターセンターはオフシーズンで閉鎖していましたが、その入口近くに自転車を括り付けて星山へ向けて歩き始めました。
 櫃ヶ山から下りて車に乗り、林道を西へ進み、「勝山美しい森」ビジターセンターまで戻り、デポしていた自転車を車に積み込んで帰りました。この辺りは山が険しく国道へ出る道が限られており、その道も「通行止め」になっているところがあるため、様子がわかっていない限りは行きの道を戻るべきでしょう。私は別の道を進んでずいぶん遠回りをしてしまいました。
 「勝山美しい森」ビジターセンターは宿泊者以外の駐車は禁止とされています。ビジターセンターの少し下手に登山者用の広大な駐車場がありますので、車の方はそこを使いましょう。トイレもあります。
コース状況/
危険箇所等
登山道は概ね整備されており、歩行の困難なところはありません。時々倒木がありますが、迂回できます。ただ、雨でぬれていたので、落ち葉と土の傾斜道は注意して歩きました。
その他周辺情報 足(たる)温泉館(大人¥600)で温まって帰りました。
コンビニは湯原温泉近くにセブンイレブンとローソンがあります。
林道途中の櫃ヶ山登山口まで車を走らせ、積んでいた自転車を下ろしました。
2019年12月14日 09:33撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 9:33
林道途中の櫃ヶ山登山口まで車を走らせ、積んでいた自転車を下ろしました。
星山登山口まで自転車で向かいます。傾斜のきつい所は自転車を押して歩きました。それでも全部歩くよりは時間と体力が節約できたかな。
2019年12月14日 09:39撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 9:39
星山登山口まで自転車で向かいます。傾斜のきつい所は自転車を押して歩きました。それでも全部歩くよりは時間と体力が節約できたかな。
もたもたしていたら1時間もかかってしまいました。「勝山美しい森ビジターセンター」は閉鎖されていますので、ここに自転車を括り付けておきました。
2019年12月14日 10:34撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 10:34
もたもたしていたら1時間もかかってしまいました。「勝山美しい森ビジターセンター」は閉鎖されていますので、ここに自転車を括り付けておきました。
ビジターセンター横から登山道に入ります。ここから登山ログの記録開始です。
2019年12月14日 10:37撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 10:37
ビジターセンター横から登山道に入ります。ここから登山ログの記録開始です。
今日のコース、1→3→4→5→6 櫃ヶ山山頂で戻って竜頭の滝方向へ南下します。
2019年12月14日 10:37撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 10:37
今日のコース、1→3→4→5→6 櫃ヶ山山頂で戻って竜頭の滝方向へ南下します。
この山域はクマが出るのか、まだ冬眠していないかなぁ?熊鈴は付けて来ました。
2019年12月14日 10:43撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 10:43
この山域はクマが出るのか、まだ冬眠していないかなぁ?熊鈴は付けて来ました。
このあたりのクヌギ・コナラ・ブナが植えられたものだそうです。
2019年12月14日 10:46撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 10:46
このあたりのクヌギ・コナラ・ブナが植えられたものだそうです。
尾根の急登になりました。
2019年12月14日 10:57撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 10:57
尾根の急登になりました。
まずは、前山へ立ち寄ります。
2019年12月14日 11:19撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:19
まずは、前山へ立ち寄ります。
前山最高点901mの少し先の岩場まで行くことができます。
2019年12月14日 11:21撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:21
前山最高点901mの少し先の岩場まで行くことができます。
前山から少し戻って星山へ向かいます。空が曇ってきました。
2019年12月14日 11:26撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:26
前山から少し戻って星山へ向かいます。空が曇ってきました。
鞍部まで下りてきました。ここから星山への上りになります。
2019年12月14日 11:30撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:30
鞍部まで下りてきました。ここから星山への上りになります。
でた、「八合目」。九合目も七合目も標柱はありません(見かけません)でした。
2019年12月14日 11:53撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:53
でた、「八合目」。九合目も七合目も標柱はありません(見かけません)でした。
展望の良い岩場がありました。雨が降ってきて濡れています。滑らないように注意!
2019年12月14日 11:58撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 11:58
展望の良い岩場がありました。雨が降ってきて濡れています。滑らないように注意!
星山山頂へ到着しました。周りの笹が狩り払われた広場になっています。
2019年12月14日 12:03撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:03
星山山頂へ到着しました。周りの笹が狩り払われた広場になっています。
一等三角点「星山」
 緯度: 35:08:31.4435
 経度: 133:40:38.4941
 標高: 1030.3
2019年12月14日 12:03撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:03
一等三角点「星山」
 緯度: 35:08:31.4435
 経度: 133:40:38.4941
 標高: 1030.3
櫃ヶ山まで3時間かかるとか、急いでいかなきゃ。
2019年12月14日 12:05撮影 by  iPhone SE, Apple
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12/14 12:05
櫃ヶ山まで3時間かかるとか、急いでいかなきゃ。
けれど、まず腹ごしらえ、コンビニでおむすびとバナナを買ってきました。ここではまず鮭おむすびを食べました。
2019年12月14日 12:09撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:09
けれど、まず腹ごしらえ、コンビニでおむすびとバナナを買ってきました。ここではまず鮭おむすびを食べました。
稜線を進みます。雲が晴れていれば大山まで見えるそうですが、今日の天気では無理ですね。
2019年12月14日 12:16撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:16
稜線を進みます。雲が晴れていれば大山まで見えるそうですが、今日の天気では無理ですね。
杉の倒木が道を塞いでいます。迂回して進みます。
2019年12月14日 12:27撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 12:27
杉の倒木が道を塞いでいます。迂回して進みます。
これから進む幾つかのピークの連なりが見えます。雲がかかっています。晴れないかなぁ。
2019年12月14日 12:40撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:40
これから進む幾つかのピークの連なりが見えます。雲がかかっています。晴れないかなぁ。
扇山943.3m 。ここにも三角点があったらしいのですが、意識してなかったので気付きませんでした、残念。
2019年12月14日 12:49撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:49
扇山943.3m 。ここにも三角点があったらしいのですが、意識してなかったので気付きませんでした、残念。
アップダウンの縦走路は濡れ落ち葉で覆われています。滑りやすいので要注意。
2019年12月14日 12:50撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 12:50
アップダウンの縦走路は濡れ落ち葉で覆われています。滑りやすいので要注意。
946mピークまでやってきました。ここで行程の半分ぐらいかな。
2019年12月14日 13:06撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 13:06
946mピークまでやってきました。ここで行程の半分ぐらいかな。
941mピーク、ここで小休憩。ワカメのおむすびをいただきます。
2019年12月14日 13:28撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 13:28
941mピーク、ここで小休憩。ワカメのおむすびをいただきます。
地図には記載がありませんが、980m、五輪山です。
2019年12月14日 13:38撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 13:38
地図には記載がありませんが、980m、五輪山です。
笹が狩り払われているからこそ、歩ける稜線です。
2019年12月14日 13:51撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 13:51
笹が狩り払われているからこそ、歩ける稜線です。
櫃ヶ山まで1kmを切りました。頑張れ〜オレ!
2019年12月14日 13:56撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 13:56
櫃ヶ山まで1kmを切りました。頑張れ〜オレ!
流れる雲が行く手を隠しています。あの雲の向こうが櫃ヶ山かな。
2019年12月14日 13:58撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 13:58
流れる雲が行く手を隠しています。あの雲の向こうが櫃ヶ山かな。
突然登山道の真ん中に「湯原町」の標識が刺さっています。これってどういう意味?
2019年12月14日 14:00撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 14:00
突然登山道の真ん中に「湯原町」の標識が刺さっています。これってどういう意味?
あの雲の中へ行くんだ。
2019年12月14日 14:02撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:02
あの雲の中へ行くんだ。
下山道の分岐点から東の櫃ヶ山方向を眺めます。
2019年12月14日 14:10撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 14:10
下山道の分岐点から東の櫃ヶ山方向を眺めます。
山頂手前の展望所、ああ、つくづく雲が残念。もう少しで山頂。
2019年12月14日 14:16撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:16
山頂手前の展望所、ああ、つくづく雲が残念。もう少しで山頂。
山頂へ到着!
三等三角点「櫃ケ山」
 緯度: 35:09:30.3944
 経度: 133:42:24.2879
 標高: 953.5
2019年12月14日 14:25撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:25
山頂へ到着!
三等三角点「櫃ケ山」
 緯度: 35:09:30.3944
 経度: 133:42:24.2879
 標高: 953.5
やれやれ、ここでバナナを食べて一休み。
2019年12月14日 14:29撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:29
やれやれ、ここでバナナを食べて一休み。
下山します。
2019年12月14日 14:37撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:37
下山します。
南へ向けて山腹を縫うように進みます。
2019年12月14日 14:55撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 14:55
南へ向けて山腹を縫うように進みます。
沢筋の少し上に道が付けられています。何度か渡渉して下って行きます。
2019年12月14日 15:04撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 15:04
沢筋の少し上に道が付けられています。何度か渡渉して下って行きます。
クヌギが多いかな。
2019年12月14日 15:19撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 15:19
クヌギが多いかな。
この心臓形の葉はカツラかな、そういえば株立ちになった木があちこちにありました。
2019年12月14日 15:23撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 15:23
この心臓形の葉はカツラかな、そういえば株立ちになった木があちこちにありました。
林道につき当たります。停めていた車が見えてきました。
2019年12月14日 15:34撮影 by  HERO5 Black, GoPro
12/14 15:34
林道につき当たります。停めていた車が見えてきました。
今頃になって空が晴れてきました。何の嫌がらせでしょうか?
2019年12月14日 15:35撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 15:35
今頃になって空が晴れてきました。何の嫌がらせでしょうか?
実は林道は通行止になっていて、道の荒れたところはありましたが、軽自動車は何とか通れるコンディションでした。当然自己責任です。
2019年12月14日 15:52撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 15:52
実は林道は通行止になっていて、道の荒れたところはありましたが、軽自動車は何とか通れるコンディションでした。当然自己責任です。
星山登山口まで戻ってきました。自転車を拾って帰ります。
2019年12月14日 16:09撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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12/14 16:09
星山登山口まで戻ってきました。自転車を拾って帰ります。
撮影機器:

装備

MYアイテム
Katsuhara
重量:1.72kg
個人装備
長袖シャツ ソフトシェル(フリース) ジャンパー サポーティングタイツ ズボン 靴下 グローブ 帽子(ハット) 登山靴 サブザック 昼食(おむすび2つ+バナナ) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600mL) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini サブバッテリー カメラ 携帯電話 腕時計 ラジオ 手拭い ティシューペーパー
備考 GOPROを久しぶりに出したら完全放電していて日付が2015年1月1日になってしまっていたのを気付かずそのまま撮影してしまった。タイムスタンプとEXIF情報を一括変更できるソフトが無いかと探して「F6 Exif」というソフトを見つけ、無事修復できました。
トレッキングポールを持って行くのを忘れてましたが、無くても特に問題はありませんでした。岩場はほとんど無いので、トレッキングポールを使うと少しは楽かもしれません。

感想

 天気予報では山陰は午後から雨が降りそうだということだったので、また岡山方面の山を探してみた。全行程10km程度で雪が積もって無さそうな山を探したら。津山の少し西、湯原温泉の近くに「星山(ほしやま・ほしがせん)」という、素敵な名前の山が見つかった。調べてみると、一等三角点があるらしい。ただ、鳥取から車で2時間近くかかりそうなので、あまりゆっくりしていたら暗くなるまでに下りて来られなさそうだ。7時までに目が覚めたら、この山に登ってみようと思いながら床に着いたら、その日の朝はバッチリ7時前に目が覚めた。

 星山へ登って稜線を歩き、櫃ヶ山(ひつがせん)へ立ち寄って下山する周回コースをとると、林道を5kmほど歩かなければならない。それも含めると全行程が14kmと少し大変そうだし、舗装された道をとぼとぼと歩くのもさえないので、そこは自転車を使うことにして、車に自転車を積んで出かけた。当初は星山側登山口に車を停めて、櫃ヶ山側登山口まで林道を自転車で走り、反時計回りに歩こうと思っていた。ところが、星山近くまで来たら、自転車を走らせようと思っていた林道入口に「通行止」の標識が立てられていた。この道が通れないと、周回コースが取れないので、確認がてら車を櫃ヶ山方向へ走らせた。途中に倒木などはあったものの、櫃ヶ山登山口までは行くことができたため、予定を変更して、そこに車を停めて自転車で星山登山口まで走り、そこから時計回りに歩くことにした。予定を変更したため、自転車で林道を若干上って行かなければならない。私の体力では自転車に乗ったまま上りきれない上り坂がいくつかあり、そこはやむなく自転車から下りて、自転車を押して進んだ。途中で道を間違えたり自転車を置く場所を探したりしていたら、車を下りてから登山を始めるまでに1時間以上かかってしまった。その代わり、体はしっかり温まった。フリースのジャケットを脱いでリュックに詰め込み、登山を開始した。
 朝は明るい日差しの青空だったのが、歩き始めた頃には雲が多くなってきた。先週の那岐山がこのパターンで山頂付近に雪が残り、寒かったので、ちょっと不安になった。星山山頂の少し手前で雨がパラついてきた。しかし、そんなに大きな降りではなく帽子とジャンパーでやり過ごせそうな雰囲気だったので、登山を継続した。天気予報ではこの日の午後の降水確率は10%だったので、これ以上大降りになることは無いだろうと予想できたし、ここから引き返してもまた自転車に乗って車のところまで戻らなければならない。このまま進めば下山したところに車が停めてあるのだから、進むことに決めた。ジャンパーを着て歩き始めたところで星山方向から下りてきた女性の二人組とすれ違った、「雨になっちゃいましたね」と声を掛けると「天気が持つと思ったんですけどね」と返してきた。この人たちは星山往復なのかな?それ以外にこの山行中に出会った人は無かった。
 本当ならば、稜線の登山道は周囲の山々を眺望できる絶景のはずなのだが、この日はずっと雲に覆われていて、これから歩く稜線の先もスッキリとは見通せないような状況だった。霧雨はずっと続いたが、体を動かし続けていればそんなに寒いとは感じなかった。羽織っているワークマンのジャンパーは防水にはなっていないものの、裏地メッシュで肌に貼り付いたり身体が冷える感じはなかったのが幸いだった。
 アップダウンを繰り返し、いくつかのピークを通り過ぎて、5時間程度の時間をかけて予定のコース(の逆コース)を歩ききった。雨と雲で眺めるものも無いことだし、休憩時間にはおむすびやバナナを1つずつ食べて、身体が冷めないうちに移動を開始したので、標準的な時間だと思う。実際にはこれに自転車に乗ったり押したりして櫃ヶ山登山口から星山登山口まで移動した1時間が加わるので6時間、良い運動になった。

 今回はカメラとして久しぶりにGoPro(HERO5 Black) を使ってみたが、ブレが多く、あまり良い写真が撮れていない。防水なのは心強いが、レンズに水が付くと大きくボケて写真が使い物にならないので、撮影するたびに首にかけていた手拭いでレンズを拭いていた。これならいつも使っているNikonのCoolpixAW120の方がよっぽど手軽にきれいな写真が撮れる。GoProは天気の良い日に動画を撮るカメラだとつくずく実感した。更には、マウントアダプタの爪が早々に折れてしまい、しゃがんだりするたびにショルダーストラップアタッチメントからGoProが何度もボトンと落ちてしまって気が気でなかった。

 雪が無い山をと思って、山陰から中国山地を超えて「晴れの国」岡山県まで遠征したものの良い天気は午前中だけというパターンが2週続いてしまった。冬の低山歩きは寒さ対策さえしっかりしていればあまり汗もかかないし、持ち歩く水分の量も少なくて済む。山ゴハンの材料も傷むのを心配せずに何でも持って来れる。更には、草や視界を遮る木の葉が比較的少なくてて割と歩きやすく眺望も良いと、いいことが沢山あるのだが、それも天気が良ければの話だ。冷たい雨の中、眺望が悪く薄暗い森の中を歩くのは全くもって楽しくない。体を鍛えるトレーニングにはなったが、山を楽しむ気持ちにはなれなかった。ただただハントしたピーク(や三角点))の数だけを増やしても何の充実感も無い。まずは天気予報をしっかり分析しよう、そして天気が崩れそうなら無理して山には入るまい。天気が悪い日に行うアクティビティを何か考えよう。次に登る山をきちんと下調べして、晴れたらすぐに出かけられるようにルート登録などをしておこう。

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