星山・櫃ヶ山 〜雨が降って残念な稜線歩きに〜
- GPS
- 04:55
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 756m
- 下り
- 872m
コースタイム
天候 | 晴→曇→小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
櫃ヶ山から下りて車に乗り、林道を西へ進み、「勝山美しい森」ビジターセンターまで戻り、デポしていた自転車を車に積み込んで帰りました。この辺りは山が険しく国道へ出る道が限られており、その道も「通行止め」になっているところがあるため、様子がわかっていない限りは行きの道を戻るべきでしょう。私は別の道を進んでずいぶん遠回りをしてしまいました。 「勝山美しい森」ビジターセンターは宿泊者以外の駐車は禁止とされています。ビジターセンターの少し下手に登山者用の広大な駐車場がありますので、車の方はそこを使いましょう。トイレもあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は概ね整備されており、歩行の困難なところはありません。時々倒木がありますが、迂回できます。ただ、雨でぬれていたので、落ち葉と土の傾斜道は注意して歩きました。 |
その他周辺情報 | 足(たる)温泉館(大人¥600)で温まって帰りました。 コンビニは湯原温泉近くにセブンイレブンとローソンがあります。 |
写真
装備
MYアイテム |
Katsuhara
重量:1.72kg
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個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル(フリース)
ジャンパー
サポーティングタイツ
ズボン
靴下
グローブ
帽子(ハット)
登山靴
サブザック
昼食(おむすび2つ+バナナ)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
手拭い
ティシューペーパー
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備考 | GOPROを久しぶりに出したら完全放電していて日付が2015年1月1日になってしまっていたのを気付かずそのまま撮影してしまった。タイムスタンプとEXIF情報を一括変更できるソフトが無いかと探して「F6 Exif」というソフトを見つけ、無事修復できました。 トレッキングポールを持って行くのを忘れてましたが、無くても特に問題はありませんでした。岩場はほとんど無いので、トレッキングポールを使うと少しは楽かもしれません。 |
感想
天気予報では山陰は午後から雨が降りそうだということだったので、また岡山方面の山を探してみた。全行程10km程度で雪が積もって無さそうな山を探したら。津山の少し西、湯原温泉の近くに「星山(ほしやま・ほしがせん)」という、素敵な名前の山が見つかった。調べてみると、一等三角点があるらしい。ただ、鳥取から車で2時間近くかかりそうなので、あまりゆっくりしていたら暗くなるまでに下りて来られなさそうだ。7時までに目が覚めたら、この山に登ってみようと思いながら床に着いたら、その日の朝はバッチリ7時前に目が覚めた。
星山へ登って稜線を歩き、櫃ヶ山(ひつがせん)へ立ち寄って下山する周回コースをとると、林道を5kmほど歩かなければならない。それも含めると全行程が14kmと少し大変そうだし、舗装された道をとぼとぼと歩くのもさえないので、そこは自転車を使うことにして、車に自転車を積んで出かけた。当初は星山側登山口に車を停めて、櫃ヶ山側登山口まで林道を自転車で走り、反時計回りに歩こうと思っていた。ところが、星山近くまで来たら、自転車を走らせようと思っていた林道入口に「通行止」の標識が立てられていた。この道が通れないと、周回コースが取れないので、確認がてら車を櫃ヶ山方向へ走らせた。途中に倒木などはあったものの、櫃ヶ山登山口までは行くことができたため、予定を変更して、そこに車を停めて自転車で星山登山口まで走り、そこから時計回りに歩くことにした。予定を変更したため、自転車で林道を若干上って行かなければならない。私の体力では自転車に乗ったまま上りきれない上り坂がいくつかあり、そこはやむなく自転車から下りて、自転車を押して進んだ。途中で道を間違えたり自転車を置く場所を探したりしていたら、車を下りてから登山を始めるまでに1時間以上かかってしまった。その代わり、体はしっかり温まった。フリースのジャケットを脱いでリュックに詰め込み、登山を開始した。
朝は明るい日差しの青空だったのが、歩き始めた頃には雲が多くなってきた。先週の那岐山がこのパターンで山頂付近に雪が残り、寒かったので、ちょっと不安になった。星山山頂の少し手前で雨がパラついてきた。しかし、そんなに大きな降りではなく帽子とジャンパーでやり過ごせそうな雰囲気だったので、登山を継続した。天気予報ではこの日の午後の降水確率は10%だったので、これ以上大降りになることは無いだろうと予想できたし、ここから引き返してもまた自転車に乗って車のところまで戻らなければならない。このまま進めば下山したところに車が停めてあるのだから、進むことに決めた。ジャンパーを着て歩き始めたところで星山方向から下りてきた女性の二人組とすれ違った、「雨になっちゃいましたね」と声を掛けると「天気が持つと思ったんですけどね」と返してきた。この人たちは星山往復なのかな?それ以外にこの山行中に出会った人は無かった。
本当ならば、稜線の登山道は周囲の山々を眺望できる絶景のはずなのだが、この日はずっと雲に覆われていて、これから歩く稜線の先もスッキリとは見通せないような状況だった。霧雨はずっと続いたが、体を動かし続けていればそんなに寒いとは感じなかった。羽織っているワークマンのジャンパーは防水にはなっていないものの、裏地メッシュで肌に貼り付いたり身体が冷える感じはなかったのが幸いだった。
アップダウンを繰り返し、いくつかのピークを通り過ぎて、5時間程度の時間をかけて予定のコース(の逆コース)を歩ききった。雨と雲で眺めるものも無いことだし、休憩時間にはおむすびやバナナを1つずつ食べて、身体が冷めないうちに移動を開始したので、標準的な時間だと思う。実際にはこれに自転車に乗ったり押したりして櫃ヶ山登山口から星山登山口まで移動した1時間が加わるので6時間、良い運動になった。
今回はカメラとして久しぶりにGoPro(HERO5 Black) を使ってみたが、ブレが多く、あまり良い写真が撮れていない。防水なのは心強いが、レンズに水が付くと大きくボケて写真が使い物にならないので、撮影するたびに首にかけていた手拭いでレンズを拭いていた。これならいつも使っているNikonのCoolpixAW120の方がよっぽど手軽にきれいな写真が撮れる。GoProは天気の良い日に動画を撮るカメラだとつくずく実感した。更には、マウントアダプタの爪が早々に折れてしまい、しゃがんだりするたびにショルダーストラップアタッチメントからGoProが何度もボトンと落ちてしまって気が気でなかった。
雪が無い山をと思って、山陰から中国山地を超えて「晴れの国」岡山県まで遠征したものの良い天気は午前中だけというパターンが2週続いてしまった。冬の低山歩きは寒さ対策さえしっかりしていればあまり汗もかかないし、持ち歩く水分の量も少なくて済む。山ゴハンの材料も傷むのを心配せずに何でも持って来れる。更には、草や視界を遮る木の葉が比較的少なくてて割と歩きやすく眺望も良いと、いいことが沢山あるのだが、それも天気が良ければの話だ。冷たい雨の中、眺望が悪く薄暗い森の中を歩くのは全くもって楽しくない。体を鍛えるトレーニングにはなったが、山を楽しむ気持ちにはなれなかった。ただただハントしたピーク(や三角点))の数だけを増やしても何の充実感も無い。まずは天気予報をしっかり分析しよう、そして天気が崩れそうなら無理して山には入るまい。天気が悪い日に行うアクティビティを何か考えよう。次に登る山をきちんと下調べして、晴れたらすぐに出かけられるようにルート登録などをしておこう。
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