槍、穂高 北鎌尾根(湯俣から)〜北尾根 ソロ ちょっとヘタレ

- GPS
- 68:04
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 4,586m
- 下り
- 4,360m
コースタイム
8/2 湯俣温泉6:00-千天出合7:30-北鎌沢出合9:00-北鎌のコル11:10-独標12:30-槍ヶ岳山頂15:10
8/3 槍ヶ岳山荘6:00-大キレット8:30-北穂9:30-奥穂12:10-涸沢14:30
8/4 涸沢6:10-5・6のコル7:00-4・5のコル7:30-3・4のコル8:10-前穂高9:20-上高地12:40
| 天候 | ほぼ快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
七倉無料駐車場あり 上高地〜沢渡(シャトルバス) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
<北鎌尾根> 高瀬ダムから湯俣温泉までは完璧に整備されたフラットな道。トレイルランニングしたら気持ちよさそう。 湯俣から千天出合までは、一般的な悪評ほと悪くない。今回は入山前に晴天が続いてせいか、渡渉は膝程度を4、5回。へつりのフックスは新品ではないが、普通に使える。水は冷たいが、ネオプレーンの靴下を履いていれば問題ない。暑かったせいもあった大変楽しい沢歩きでした。滝の巻道もしっかりしている。 千天出合から傾斜がゆるくなり北鎌沢の出合までは河原歩き。北鎌沢にはいったら、5〜10分ほどですぐに右俣に入る。右俣の入口は貧弱な涸れ沢なのて見過ごさないように。小さなケルンぐらいしかマークは無い。左俣は上部まで水が豊富に流れていて快適。右俣はすぐに水が枯れる。(時期にもよると思いますが。) 北鎌のコルからは槍の基部までしっかりした踏み跡があり、クライミング経験者なら特に問題ない。所々に整地されたビバークポイントがあり、どこでも泊まれるという感じ。ただし、稜線上に水はない。 槍の登りはどこでも登れる感じなので、易しそうなところを捜しながらいけばよい。 <北尾根> 涸沢から雪渓の左端を登っていくと、斜面を回り込むあたりから、踏み跡が出てくるのでそれをたどる。ルートは明瞭。 5峰、4峰ともクライミング経験者ならロープは不要。ルートはいくつかあり、どこでも登れる感じ。 3峰も特に難しいところはないが、コルから一段あがったところにあるアンカーから左トラバースした後、直上し終わるまでが核心部といえば、核心部。2P目のチムニー内には多少浮いた石が積み重なっているので慎重に登ろう。 2峰からの下りは懸垂下降するほどではない。 今回は3峰の3P以外はアディダスのトレランシューズで通したが、湯俣からのアプローチも、涸沢の雪渓も特に問題なかった。 |
写真
感想
8月1日
9:00自宅発
15:30七倉着タクシーにて高瀬ダムまで。2000円
高瀬ダム発16:00
湯俣着17:30
湯俣晴嵐荘泊 1泊2食9000円 温泉が気持ちよく、3回も入ってしまった。明日、北鎌経由で槍ヶ岳まで行くと言うと、夕食のそばを大盛りに、さらに鰻の蒲焼を付け足してくれた。ありがとうございました。
8月2日
湯俣発6:00
先天出合7:30
北鎌沢出合9:00
北鎌沢を登り始め、かなり高度を稼いだ所で出合にデジカメを忘れてきたことに気づき、出合に戻る。ほとんど下り切る直前で登ってきた2人パーティが拾ってきてくれていた。ありがたい。気合を入れ直して、再び登り始める。
北鎌のコルまであと三分の一ほどかと思えるところで、地図を読み直して唖然とする。登っていたのは明らかに左俣で、右俣には出合いからすぐの所で入らなくてはならなかった。一瞬、このまま左俣を詰めてしまおうかと思うが、
数年前に左俣に入った単独登山者がシュルンドに落ちて遭難した事故を思いだし、やっぱり戻ることにする。再び、出合い付近まで戻り、水の枯れた右俣に入る。(
左股は水量が豊富)まさかの三回登りだったが、途中で先ほどの2人パーティを抜き、頑張って北鎌のコル着11:20。かなり無駄な体力を使ってしまった。
これより、ようやく北鎌尾根となる。
独標12:30。ここまで、ガレた尾根道といったところで、特に難しいところはない。槍ヶ岳本体の登りに入る頃、雲が立ちこめ、雷鳴が轟く。槍の基部で様子見をしながら40分ほど待機。雲が去り、青空が見えてきたので再び登り始める。どこがルートかよく解らないのでとりあえず、直登する。
槍ヶ岳頂上着15:10
槍ヶ岳山荘泊
8月3日
今日は涸沢までの移動日なので朝食後、食休みしてから、のんびり出発6:00
すばらしい天気の中、大展望を味わいながら歩く。
南岳7:00大キレット8:30北穂小屋9:30
北穂小屋でカップラーメン(400円)を食べたり、コーヒーを飲んだりしてくつろぐ。
北穂山頂10:20。北穂の南稜を下って涸沢入りする予定だったが、天気も最高、時刻もまだ早いので奥穂まで行くことにした。
涸沢岳11:10
奥穂高岳12:10
穂高岳山荘でのんびりしてからザイテングラードを下る。
涸沢小屋14:30
涸沢小屋に一度チェックインしたが、寝床をみてキャンセル。
キャンプ場にツェルトを張る。寝袋とマットはレンタル。狭い小屋よりずっといい。幕営料一人500円、寝袋2000円、マット500円。小屋で夕食を食べた後、寝袋に入りながら明日の北尾根のソロをイメージする。技術的には問題ないだろうが、ホー
ルドが欠けるとか、先行パーティが落石を起こすとか、不確定要素が無いわけではない。ロープは付けないから落ちれば100%助からない。リラックスして慎重に行こう。
8月4日
涸沢発6:10
体力を温存しながらゆっくり雪渓を登る。
5・6のコル7:00
4・5のコル7:30
4峰の登りで4人パーティをパス。
3・4のコル8:10
先行パーティが2パーティいるので待機。いよいよ核心部の3峰だ。クライミングシューズに履き替える。先行パーティのラストに続いて、登攀開始8:50
一手、一手、慎重に登る。クライミング自体は難しくないが、なかなかの高度感でゾクゾクする。大岩を左に回り込み、直上。ここで先行パーティをパス。さらに、もろいチムニーから凹角を抜け、ここでさらに1パーティをかわす。これで核心部は終わり。各パーティと楽しく会話し、終始リラックスしながらフリーソロできた。
前穂高岳9:20
しばらく穂高には来ないだろうから、360度よ〜く景色を目に焼き付ける。重太郎新道の下りで韓国人パーティに挟まれ、のろのろペースとなる。
上高地着12:40
当初は北鎌尾根はP2から、北尾根は8峰から登るつもりでしたが、ヘタレました。
tiheisen00


















動画凄すぎます
見入ってしまいました。
遠くから眺めているだけの世界でしたが、動画だと臨場感がありますね。
ありがとうございました。
これからも気をつけてクライミングなさってください。
何度も見たいのでお気に入りに登録させていただきました。
>mattyanさん
こんにちは。
今のデジカメでは、なかなか本当にシビアな所で、動画を撮っている余裕が無くて、GoProをヘルメットにつければいいかなあ、なんて思ってるところです。
お互いに、安全登山いたしましょう!
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