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Yamareco

記録ID: 214766
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

徳本峠から穂高岳(新島々―徳本峠―岳沢―前穂高―奥穂高―涸沢―屏風ノ耳―上高地)

2012年08月09日(木) ~ 2012年08月11日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
56:00
距離
50.1km
登り
3,970m
下り
3,158m

コースタイム

8/9: 新島々 5:10――5:50島々――7:10二俣7:20――9:11岩魚留小屋9:27――11:48徳本峠12:45――13:40徳本峠入口――13:50嘉門次小屋(泊)
8/10: 嘉門次小屋4:05――4:42岳沢入口4:45――6:24岳沢小屋6:32――8:49紀美子平8:55――9:15前穂高岳9:40――9:55紀美子平10:00――11:40奥穂高岳12:40――13:10穂高岳山荘(泊)
8/11: 穂高岳山荘5:35――5:55涸沢岳――6:05穂高岳山荘6:10――7:30涸沢ヒュッテ7:42――8:40屏風のコル8:47――9:05屏風の耳9:30――9:45屏風のコル9:47――10:27慶応尾根10:35――11:05中畠新道分岐11:15――11:50梓川畔――12:03徳沢12:08――12:35嘉門次小屋12:50――13:45ホテルアルペン(入浴)14:20――14:30上高地バスターミナル
天候 8/9:晴れのち一時霧
8/10:晴れのち一時霧
8/11:朝ガス、後晴れ一時小雨
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は東京を前夜発の快速「ムーンライト信州82号」で出発して松本で乗り換え、松本電鉄新島々駅から歩いた。
復路は上高地からバスで松本へ出た。
コース状況/
危険箇所等
新島々駅から島々宿(徳本峠入口)までは交通量の多い車道沿いだが、大体片側に歩道があり、歩道のないところは交通量の少ない下り(右側)を歩いた。

島々から二俣までは緩やかな林道歩き。島々を出てすぐゲートがあって車は入れないので静かだ。

二俣からの道は基本的には良く整備されているが、ところどころ小さな崩落を巻く箇所がある。沢を渡る個所にはすべて橋があり、渡渉の必要はない。

一旦島々谷南沢本谷に入ってから、戻るように山腹を登って峠沢沿いの山腹を登って徳本峠に出る。途中の力水は水量も少なく、特に水質がよいわけでもなさそうなので、水を汲むなら本谷を最後に渡る個所で汲んだ方がよい。

徳本峠から明神への道は島々からの道に比べると人通りもずっと多く、よく整備された道だ。

明神から岳沢入口までは治山運搬路の歩行が禁止されているため自然歩道を歩いた。まだ暗い4時に歩き出したが、よく整備された歩道なのでヘッドランプをつければ問題なく歩けた。

岳沢入口から岳沢小屋までの道には8番から1番までの標識が設置されているようだが、間隔は必ずしも一定せず、気づかず通り過ぎてしまったものもあった。1番小屋見峠までくれば岳沢小屋はすぐ先だ。

岳沢小屋からは急登になるが、その分高度は着実に稼げる。鎖、梯子もあるが数は多くない。早朝の時間ならばこの道(重太郎新道)にはあまり日が照りつけることもなく、快適に登れる。昼間ならば照りつけられて暑いだろう。

紀美子平から前穂高の往復は岩につけられたペンキ印を目標に歩いたが、下りでは先行者の後を歩いていたら途中で右側にそれてしまい、紀美子平から僅かに奥穂寄りに下りついた。自分でペンキ印を確認することが大切だ。

奥穂高への吊尾根コースは岳沢側の山腹をからんで細かい上下を繰り返して高度を上げていく。使用した「山と高原地図」の2010年版では、鎖場の場所が実際より前穂寄り(標高3000m付近)になっているが、鎖場があるのは南稜の頭の直下で、これを登りきれば山頂まではそう遠くない。

奥穂高から穂高岳山荘までは緩やかな下りで、最後の部分が梯子・鎖を交えた急降下になる。大きな問題はないが、小屋が見えたといって気を抜くと怪我のもとだ。

最終日、穂高岳山荘から北穂高まで行くことも考えて涸沢岳に登ったが、ガスで視界がなく、風もあって寒いのであっさり中止して涸沢へ下った。

ザイテングラートの道は問題なく下れるが、人が多いコースなのですれ違いや追い越しには時間がかかる。途中雪渓上部から右側の涸沢ヒュッテに直接向かう道に入った。雪渓を横切り、涸沢岳を正面に見るお花畑を通ったりする楽しい道だが、時間的には涸沢小屋に出てからヒュッテに向かった方が早いかもしれない。

涸沢ヒュッテからは、横尾経由の一般的な道でなく、屏風のコルを経由する「パノラマコース」を歩いた。時期が早いと残雪の急斜面のトラバースなどがあって面倒な道だというが、コース上の雪はほぼ完全に消えていた。ただ、ヒュッテから屏風のコル手前までの道は、細かい上下が多いので重荷や疲労している際には厳しいだろう。

屏風のコル手前で前穂高北尾根から続く稜線に出ると右下に梓川が見え、間もなく屏風のコルに到着する。コルから屏風の耳までは標高差120-130m位あるが、屏風の耳からの眺めは素晴らしい。西穂高を除く槍・穂高連峰全体が間近に、圧倒的な迫力と高度感を持って眺められる。パノラマコースを歩く人は是非立ち寄るべきだろう。

屏風のコルからの下りはやや足場が悪いところ、歩きにくいところはあるが、困難な道ではない。慶応尾根を乗越してしばらく石がゴロゴロしたところを下ると、一旦歩きやすい道になり、もう一度石のゴロゴロした道を歩いてがれ沢を越していくと中畠新道(といっても道というよりはペンキ印があるだけ)と合流し、そこでは水が得られる。その先しばらくで非常に歩きやすい道となり、あとは簡単に梓川沿いの林道に出る。

その先上高地までは平坦だが、明神の少し手前には林道が川岸から20mほど登る個所がある。なんということもない個所だが、疲れて下山してきた登山者には意外とこたえる。私は勝手に明徳峠(明神と徳沢の間にあるので)と呼ぶことにした。

明神で穂高神社の奥宮にお礼参りをしてから、自然研究路伝いに河童橋まで歩いたが、思ったより距離があった。先を急ぐ人は梓川左岸の林道が早道だ。

河童橋付近で日帰り入浴を受け付けているのは河童橋から梓川右岸を300mほど下った個所にあるアルペンホテルだけだ。入浴料金は500円。登山者にとってはまことにかけがえのない施設だが、最近日帰り入浴の登山者が、自分のゴミをホテルに残していく事例が多く、こうした事例があまり続く場合は、ホテルとしても外来入浴を中止せざるを得ないとの貼り紙があった。そうした事態にならないように、自分のごみは自分で持ち帰るという基本を忘れないようにしたいものだ。
新宿発白馬行きの快速「ムーンライト信州」82号。全車指定席で指定席料金510円。何系というのか知らないが、昭和の特急列車風の車両だ。
2012年08月08日 23:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/8 23:49
新宿発白馬行きの快速「ムーンライト信州」82号。全車指定席で指定席料金510円。何系というのか知らないが、昭和の特急列車風の車両だ。
新島々の駅には5時7分着。松本電鉄の車内は日本語に続いて英中韓のアナウンスが眠い頭に煩わしかったが、中国語では新島々を「シンダオダオ」と発音していた。繰り返し記号「々」は中国語にはないが、やはり繰り返し記号として読むようだ。
2012年08月09日 05:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/9 5:19
新島々の駅には5時7分着。松本電鉄の車内は日本語に続いて英中韓のアナウンスが眠い頭に煩わしかったが、中国語では新島々を「シンダオダオ」と発音していた。繰り返し記号「々」は中国語にはないが、やはり繰り返し記号として読むようだ。
新島々の道端にあった道祖神。この辺りは野麦街道が通っていて、飛騨から信州の製糸工場へと工女たちが歩いた道だった。その隣には日露戦争の戦勝記念碑があった。忠魂碑ならどこにでもあるが、戦勝記念碑は今の日本では珍しいのではないか。
2012年08月09日 05:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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新島々の道端にあった道祖神。この辺りは野麦街道が通っていて、飛騨から信州の製糸工場へと工女たちが歩いた道だった。その隣には日露戦争の戦勝記念碑があった。忠魂碑ならどこにでもあるが、戦勝記念碑は今の日本では珍しいのではないか。
清く豊かな島々谷の流れ。
2012年08月12日 09:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/12 9:17
清く豊かな島々谷の流れ。
岩魚留の滝。岩魚留の小屋は大分荒れていて、大規模な改修がなければ営業は難しいかもしれない。
2012年08月12日 09:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/12 9:17
岩魚留の滝。岩魚留の小屋は大分荒れていて、大規模な改修がなければ営業は難しいかもしれない。
全身が染まりそうな木々の緑。新緑のような明るい緑が心地よい。
2012年08月09日 10:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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全身が染まりそうな木々の緑。新緑のような明るい緑が心地よい。
「眼の前に開けた、深い広い傾斜、その向うの巍々堂々たる山、何と男らしい、神々しさを持った嬉しい姿であろう」(幸田露伴、「穂高岳」より)
2012年08月09日 12:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/9 12:01
「眼の前に開けた、深い広い傾斜、その向うの巍々堂々たる山、何と男らしい、神々しさを持った嬉しい姿であろう」(幸田露伴、「穂高岳」より)
奥穂高と明神岳(右)のアップ
2012年08月09日 12:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/9 12:01
奥穂高と明神岳(右)のアップ
徳本峠小屋は2010年の改築以降人気だそうで、この日も予約でいっぱいだったとか。
2012年08月09日 12:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/9 12:53
徳本峠小屋は2010年の改築以降人気だそうで、この日も予約でいっぱいだったとか。
明神に降りて穂高神社の奥宮に参拝。
2012年08月09日 13:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/9 13:59
明神に降りて穂高神社の奥宮に参拝。
奥宮は明神岳の直下、明神池の畔にある。聳える明神岳と、池の水の深い緑を見れば、ここにお社を祀った先人の気持ちがよくわかる。
2012年08月12日 09:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/12 9:19
奥宮は明神岳の直下、明神池の畔にある。聳える明神岳と、池の水の深い緑を見れば、ここにお社を祀った先人の気持ちがよくわかる。
嘉門次小屋の夕食。この日の宿泊者はわずか7名だった。ちょうどSBC信越放送の取材が入っていたが、同宿の客でインタビューされた人はそれぞれなかなかいいコメントをしていて感心した。
2012年08月09日 17:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/9 17:40
嘉門次小屋の夕食。この日の宿泊者はわずか7名だった。ちょうどSBC信越放送の取材が入っていたが、同宿の客でインタビューされた人はそれぞれなかなかいいコメントをしていて感心した。
旧館(?)の囲炉裏端には嘉門次が使った猟銃と、ウェストンから嘉門次が貰ったというピッケルがかけてあった。
2012年08月09日 18:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/9 18:26
旧館(?)の囲炉裏端には嘉門次が使った猟銃と、ウェストンから嘉門次が貰ったというピッケルがかけてあった。
歴史ある囲炉裏。岩魚の塩焼きは子の囲炉裏で焼いて供される。
2012年08月09日 18:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/9 18:28
歴史ある囲炉裏。岩魚の塩焼きは子の囲炉裏で焼いて供される。
8/10は未明に出発、岳沢入口ではまだ明けかかるくらいだった。
2012年08月10日 04:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 4:52
8/10は未明に出発、岳沢入口ではまだ明けかかるくらいだった。
大分登って振り返ると焼岳の向こうに乗鞍が鮮やかだった。
2012年08月10日 06:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 6:58
大分登って振り返ると焼岳の向こうに乗鞍が鮮やかだった。
岳沢からは西穂高の稜線がよく見える。中央の尖った峰が西穂高岳。
2012年08月10日 08:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/10 8:02
岳沢からは西穂高の稜線がよく見える。中央の尖った峰が西穂高岳。
重太郎新道から見上げる奥穂(右)とジャンダルム(左)。写真の材料には苦労しない。
2012年08月12日 09:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/12 9:20
重太郎新道から見上げる奥穂(右)とジャンダルム(左)。写真の材料には苦労しない。
一番高く見えるのは南稜の頭で、その左奥が奥穂の頂上。
2012年08月10日 08:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 8:37
一番高く見えるのは南稜の頭で、その左奥が奥穂の頂上。
左からコブの頭、ジャンダルム、ロバの耳。
2012年08月10日 08:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 8:37
左からコブの頭、ジャンダルム、ロバの耳。
ようやく紀美子平に登りついた。
2012年08月10日 08:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 8:59
ようやく紀美子平に登りついた。
前穂の頂上からの大展望。槍の右には立山が、北穂の左には薬師岳が見える。遠いところでは富士山や浅間が見えた。
2012年08月10日 09:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/10 9:36
前穂の頂上からの大展望。槍の右には立山が、北穂の左には薬師岳が見える。遠いところでは富士山や浅間が見えた。
奥穂高山頂ももう近い。左奥の人が立っている場所が頂上だ。
2012年08月10日 11:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/10 11:38
奥穂高山頂ももう近い。左奥の人が立っている場所が頂上だ。
奥穂からの槍。
2012年08月10日 12:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/10 12:32
奥穂からの槍。
ジャンダルム方面。西穂からの稜線を歩いてきた人にも何人か会った。「割と簡単」という人もいるが、不用意に踏み込むべきでないことは一目瞭然だ。
2012年08月10日 12:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/10 12:32
ジャンダルム方面。西穂からの稜線を歩いてきた人にも何人か会った。「割と簡単」という人もいるが、不用意に踏み込むべきでないことは一目瞭然だ。
穂高岳山荘の夕食。山荘は賑わっていたがそれほどの混み方ではなく、一人一枚布団が使えた。
2012年08月10日 17:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/10 17:09
穂高岳山荘の夕食。山荘は賑わっていたがそれほどの混み方ではなく、一人一枚布団が使えた。
8月11日、涸沢の雪渓から前穂と北尾根を見る。午前7時半ころにはガスが上がってきた。
2012年08月11日 07:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/11 7:04
8月11日、涸沢の雪渓から前穂と北尾根を見る。午前7時半ころにはガスが上がってきた。
涸沢ヒュッテ上部のお花畑。涸沢槍がよい背景になる。
2012年08月11日 07:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/11 7:10
涸沢ヒュッテ上部のお花畑。涸沢槍がよい背景になる。
屏風のコルへ向かうパノラマコース。無雪期には危険ではないが、細かい上下が多い。
2012年08月11日 08:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/11 8:00
屏風のコルへ向かうパノラマコース。無雪期には危険ではないが、細かい上下が多い。
屏風の耳からは槍・穂高連峰の圧倒的な眺めが楽しめる。しかも頂上には誰も来ず、独占状態のまま30分ほども過ごした。
2012年08月11日 09:15撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/11 9:15
屏風の耳からは槍・穂高連峰の圧倒的な眺めが楽しめる。しかも頂上には誰も来ず、独占状態のまま30分ほども過ごした。
これぞ穂高、という眺め。こんなに素晴らしい景観が楽しめる頂上はそう沢山ないだろう。
2012年08月11日 09:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/11 9:16
これぞ穂高、という眺め。こんなに素晴らしい景観が楽しめる頂上はそう沢山ないだろう。
雲の切れ端が前穂高を一層高く見せていた。
2012年08月12日 09:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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8/12 9:26
雲の切れ端が前穂高を一層高く見せていた。
撮影機器:

感想

今回は、新島々から徳本峠、上高地を経由して穂高岳を目指しました。

穂高には2年前、2010年の夏に笠ヶ岳から槍ヶ岳を経由して登っていますが、北穂・涸沢を越えて穂高岳山荘に宿泊した翌日、悪天候のため涸沢から下山してしまい、奥穂・前穂には登り損ねていました。(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-77205.html)

改めて穂高を目指すということで、多少勿体をつけて(?)島々から徳本峠越えのルートを選びました。昭和8年、上高地への車道が開通するまで穂高へのメイン・ルートだった道です。徳本峠の歴史については http://www.geocities.jp/tokugogoya/CCP011.html

島々谷沿いのコースでは美しい森林と渓流に癒され、登りついた徳本峠では前穂・奥穂・西穂高と対面。明神に下って明治13(1880)年にできた歴史ある嘉門次小屋に宿泊。明神池の畔にある嘉門次小屋は、お昼間の食堂・休憩所としての営業が流行っている割に、場所がやや中途半端なせいか宿泊客は少なめで、ゆっくりと泊まれました。

翌日は岳沢から念願の前穂・奥穂に登り、穂高岳山荘泊。最終日は、北穂高岳まで行って涸沢へ下る予定でしたが、立ち込めるガスと寒風のため断念。その代わりに涸沢からパノラマコースを歩き、屏風の耳を経て徳沢へ下山しました。

天気図上ではあまりすっきりした晴れは期待できないように見えましたが、初日・二日目は素晴らしい天気でした。三日目も朝こそガスでしたが9時までには晴れ、予報に反して午後も大きくは崩れませんでした。前穂・奥穂の頂上で最高の天気に恵まれ、屏風の耳では、槍・穂高連峰の壮大な眺めをただ一人満喫。最高の山に最高の時期に登れて大満足の山行でした。

他にも山小屋でよい小説を読んだり、帰りのバスで元気なドイツ人留学生二人組に会ったり、いろいろ面白いことがありましたが、それについてはまた日記で書くことにしたいと思います。

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