馬頭刈山
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- GPS
- 04:45
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 746m
- 下り
- 803m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■拝島08:17〜08:34五日市線 武蔵五日市行 ■武蔵五日市駅08:50〜09:15西東京バス 藤倉行 ■とうげん橋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
馬頭刈尾根は、軽アイゼン必須。特に、茅倉から馬頭刈尾根に取り付いた後、鶴脚山に至る尾根道で、道の右に岩があって左下は急斜面の箇所あり。雪がなければ多分なんともないのでしょう。馬頭刈山からちょっと下った辺りから下は、軽アイゼンなくとも大丈夫でした。 瀬音の湯に下る道は、長岳と瀬音の湯の間で、尾根道の両側が痩せていた箇所ありました。恐らくそこが原因で、あきる野市が通行止にしているのではないかと思います。しかし、山と高原地図の破線(難路)未満と思いました。 |
その他周辺情報 | 瀬音の湯900円。JAFカード提示で800円。 レストランは、15:00オーダーストップ15:30まで。17:00まで休憩。 |
写真
そういえば、以前この道を下ってきて、ここは逆に登る時にはわかりづらいからと振り返って写真撮った場所でした。
この先に、左右どちらに転んでも怪我をする痩せた尾根がありました。けれども、道幅は十分で、気をつければ難なく。
いつ、その尾根道が崩落するかわからないから通行止めにしているのでしょうか。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ(軍手)
防寒着
雨具(カッパ)
靴
ザック
昼ご飯
行動食
計画書
保険証
携帯
サングラス
タオル
トレッキングポール
箸
短パン
カメラ
携帯バッテリー
サブバッグ
水
着替え(温泉後)
チェーンスパイク(軽アイゼン)
予備手袋
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共同装備 |
クッカー・ストーブセット
非常食
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
ツェルト
熊避け鉄砲
水(味噌汁・コーヒー・予備)
|
感想
土日に降った雪で、軽アイゼン必須です。ぼくらはチェーンスパイク持って行きました。
とうげん橋で藤倉行き西東京バスを下ります。「やすらぎの里」があったり、「とうげん橋」があったり。なんだか怖いんだかいいところなんだか。
短い橋を越えたら右手に登るんだと山レコマップ。けれども、右手はブロック塀の絶壁で、とても登れるようなところじゃない。ずんずん先へ舗装路を登っていくと、右手に回れ右するように登っていく舗装路あり。これかと登っていく。途中どこかで左手に入るはずだと左に気をつけていると、左上におじさんがいて、「ここらは熊が出るから気をつけて」と声を掛けてくれる。
右手に沢を見てさらに登ると、そろそろ左手に鋭角に曲がらなければならない箇所に。その先、どう行けば山に取り付けるのかわからない。誤って、人んちに入りかけて後ずさり。十字路を右手に行く。ふと、左手に、また何やら人んちに入っていきそうなところがあり、その先上に、鉄パイプで道をガードした山道が見える。ここじゃないかな、と当たりをつける。連れは、「いや、これは筍掘りの道じゃないんすか?」と訝しがる。いや、こういう道が怪しい。山レコマップで見てもここが臭い。
ちょっと登って山レコマップ。確かにこの辺。辺りは鹿のフンだらけ。
またちょっと登って山レコマップ。間違いない。さらに鹿のフンだらけ。
最初の30分がキツイんだよな、と言いつつ。確かに急斜面。竹林を抜けると、ずっとしばらく杉林。登っても登っても杉林。景色が変わらない。
尾根に取り付いて、ちょっとは歩きやすくなった。けれどもやっぱり景色は杉林。
あと少しで馬頭刈尾根に着く、という辺りから足元に雪が。ズルズル滑る。出来るだけ雪のないところを選んで登る。それでも、雪しかない箇所あり、つま先で雪を蹴ってどけ、踏みしめてから登る。
馬頭刈尾根到着。尾根筋の標識を見て思い出した。そういえば、ここを下って行ったんだった。8月に来たばかりなのに。
馬頭刈尾根は一面雪。新雪で、まだ誰も通っていないと見える。サクサク。面白がって歩いていると、その先右手は岩を登るような。左手は、道があるようなその先ないような。左は急斜面で、落ちたら間違いなく遭難。怖くて右の岩に取り付こうとするも、雪で滑りそう。ちょっと戻って左手の道を見て先を見る。多分左だ。
ここでチェーンスパイク。ピッケル持ってないし、落ちたら止まらない。
出来るだけ右を歩くようにして、右手の岩に捕まりつつ。ここが、今日のハイライト。
いつも後で思うのだけれど、そういう所を写真に撮っておけばいいのに。その前後はドキドキして、いろいろ考えて頭を巡らし、危ないんだけれど危険でないようどうしたら良いかを考えて道を行く。危ないと思った箇所を通り過ぎた後のホッとした感触。できるだけ早くその場を立ち去りたくて、サクサク。そのうち心に余裕ができてからやおらカメラを取り出して辺りを写真に撮る。
直に鶴脚山。
杉木立ちの中を新雪踏みしめて。動物の足跡さえない。涼しくて気持ちがいい。
誰にも会っていないし、誰も来ていない。そりゃそうだ。今日はクリスマスイブ。平日。今朝の電車も、何だか人多いな、と思ったら、通勤通学の人でラッシュアワーだった。八高線なんていっぱいで、ザック持って入ったら顰蹙な車両ばかりで一番後ろまで歩いたもの。
馬頭刈山では、誰か来たと思しき登山靴の足跡があり。
湯を沸かして味噌汁。何で、山であったかい味噌汁はうまいんだろう。拝島で買ったおにぎり。コンビニで売ってるのと違って、店で握ってると思しきおにぎり。これがうまい。その後すぐにモンカフェ。チョイスとチョコレート。
雪を歩くとペースが遅くなるからと、早めに切り上げて下山開始。
チェーンスパイク脱いだり着けたりが面倒だから、出来るだけ雪がある所や落ち葉がある所を選んで降りる。けれども、足裏に雪が挟まって歩きづらくなり、気づいて雪を蹴って払う。やっぱりペースは遅い。
と、登山靴の足跡が登ったのと下ったのと。これは、ある程度気をつければ、危ない箇所でない限りチェーンスパイク外しても大丈夫なんじゃないかと。
案の定、滑りそうになるけれども、チェーンスパイクないほうが歩きやすい。
高明神社跡から下は、積雪もなく。
途中、鶴松神社と書いた石柱があり。ここに神社が?といった全然開けてないところ。
立派な木々があり。根元から分かれたのか、元は別々の木で、お互いに成長して繋がったのか。
で、出てきました。瀬音の湯と軍道の分かれ道。黄色いテープ。ひっくり返すと普通に行けるとあり。12/1のmasanさんの山行記録と12/8のtakakeiさんの山行記録を見る限り、問題ないはず。くぐります。
すぐに何やら切り株が転がっていて。これかぁ?
ずんずん下ると、雨が降って雨水で道が抉れてしまったような箇所があり、両脇手で持てるくらいな箇所で、そりゃ、台風が来れば下は抉れるよ、みたいな箇所。ここかぁ?さらに下ると、倒木が。ここかぁ?跨いで通れるじゃん。跨いだ後になって、ここわざわざ跨がなくても、もう一本、傍に道あるじゃん。
ずーっと下って、下を車道が横切り、上を釣り橋で行く箇所に出ました。左に降りれば軍道に出るらしい。で、左手にはクレーン車が出てきていて何やら作業をしている。右手は製材所と思しき。釣り橋を渡る。ひょっとしてこの釣り橋かぁ?
今日最後の登り。長岳。ここまで来れば、あとは下りだけ。
で、ちょっと行くと、ここも足を滑らせたらかなり痛いと思った箇所に出てきました。岩を降りるような箇所で、降りてきて疲れていて足腰に来てると危ないかもしれないと思って腰を下ろしてゆっくり降ります。後続の連れにも気をつけるように言い。左右どちらに落ちても洒落にならんと。急斜面というよりほとんど両側崖。でも、道幅は十分ありました。
連れが追いついた後で、馬頭刈山尾根のと違って、ここなら落ちても携帯通じるから救急車呼べる、と軽口。
と、再び黄色いテープ。「やっぱり、さっきのあの痩せた尾根だったのか。」。だったら、釣り橋を渡る前に貼っておくべきだし、ずっと上の、軍道瀬音の湯分かれ道の黄色テープは全く不要だと思ったし。
そういえば、takakeiさんたちは団体で、昔山岳会OBOGだったようで。「ここまで全く問題は有りませんでした。」。そりゃそうでしょう。
瀬音の湯に浸かり、烏の行水で上がって、15:00前にレストランに滑り込みセーフ。生ビール。再び、これのために山に登ってるようなもの、で乾杯。
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