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Yamareco

記録ID: 2157178
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

まさかのノートレースの中山・にゅう(渋の湯〜シャクナゲ尾根経由・稲子湯・海尻駅)

2019年12月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:50
距離
24.6km
登り
1,034m
下り
1,842m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:47
休憩
0:43
合計
9:30
距離 24.6km 登り 1,034m 下り 1,848m
10:33
61
11:56
12:04
53
12:57
13:03
6
13:09
13:14
2
13:16
13:17
13
13:30
16
13:46
6
13:52
14:03
6
14:09
15
14:24
56
15:20
15:28
157
18:05
12
18:17
18:21
65
19:26
36
20:02
1
20:03
ゴール地点
天候 快晴。
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
全面的に積雪。新雪が多いうえ、ほとんどクラストしておらず、アイゼンが効きません。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
今日は渋の湯からスタート。登山口には、長野県警の方々がいらっしゃって、登山届の提出を促していらっしゃいました。
2019年12月28日 10:31撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 10:31
今日は渋の湯からスタート。登山口には、長野県警の方々がいらっしゃって、登山届の提出を促していらっしゃいました。
登山口からこの状態です。
実は、登山口近辺は若干凍結していますが、少し登るとモフモフの新雪状態となります。黒百合ヒュッテまでは、アイゼン・チェースパイクなしで登れます。
2019年12月28日 10:47撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 10:47
登山口からこの状態です。
実は、登山口近辺は若干凍結していますが、少し登るとモフモフの新雪状態となります。黒百合ヒュッテまでは、アイゼン・チェースパイクなしで登れます。
2019年12月28日 11:05撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 11:05
基本的にはずっとこんな感じです。樹林帯の中ですので、風はまったく感じません。
2019年12月28日 11:11撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 11:11
基本的にはずっとこんな感じです。樹林帯の中ですので、風はまったく感じません。
2019年12月28日 11:34撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 11:34
人気ルートだけあって、積雪期でもトレースがバッチリです。
2019年12月28日 11:34撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 11:34
人気ルートだけあって、積雪期でもトレースがバッチリです。
2019年12月28日 12:03撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 12:03
2019年12月28日 12:36撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 12:36
そして黒百合ヒュッテへ。空がどこまでも青い。
ここで軽アイゼンを装着。
2019年12月28日 12:49撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 12:49
そして黒百合ヒュッテへ。空がどこまでも青い。
ここで軽アイゼンを装着。
すぐに中山峠へ。ここで少し風が出てきます。
明らかに日帰りに支障が出る時間帯ですので、東天狗岳は諦め、中山への頭頂に切り替え。
2019年12月28日 13:09撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:09
すぐに中山峠へ。ここで少し風が出てきます。
明らかに日帰りに支障が出る時間帯ですので、東天狗岳は諦め、中山への頭頂に切り替え。
後ろ髪を引かれますが、東天狗岳を写真に収め、逆方向へ。
また夏にでも来てみたいものです。
2019年12月28日 13:11撮影 by  iPod touch, Apple
1
12/28 13:11
後ろ髪を引かれますが、東天狗岳を写真に収め、逆方向へ。
また夏にでも来てみたいものです。
しばらく進んでから、東天狗岳と西天狗岳。この角度では、双耳峰と言われてもピンときませんが…
2019年12月28日 13:19撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:19
しばらく進んでから、東天狗岳と西天狗岳。この角度では、双耳峰と言われてもピンときませんが…
奥秩父山塊?雲がかかってよく見えません。
2019年12月28日 13:20撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:20
奥秩父山塊?雲がかかってよく見えません。
2019年12月28日 13:20撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:20
足元にはすっかり雪化粧した北八ヶ岳の森林が(後に雪化粧どころではないことを身を以て知りました)。
2019年12月28日 13:27撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:27
足元にはすっかり雪化粧した北八ヶ岳の森林が(後に雪化粧どころではないことを身を以て知りました)。
そして中山・にゅうの分岐地点。
2019年12月28日 13:31撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:31
そして中山・にゅうの分岐地点。
中山へのルートもトレースバッチリです。
2019年12月28日 13:33撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:33
中山へのルートもトレースバッチリです。
そして中山のピークを過ぎて、展望台へ。
2019年12月28日 13:49撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:49
そして中山のピークを過ぎて、展望台へ。
蓼科山。残念ながら、怪しげな雲の中です。
2019年12月28日 13:50撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 13:50
蓼科山。残念ながら、怪しげな雲の中です。
北アルプス。画質が粗いのは差し引いても、雲に覆われていました。
2019年12月28日 13:50撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:50
北アルプス。画質が粗いのは差し引いても、雲に覆われていました。
御嶽山。こちら方面は、晴れていました。
2019年12月28日 13:54撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 13:54
御嶽山。こちら方面は、晴れていました。
西天狗岳。
2019年12月28日 13:55撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 13:55
西天狗岳。
そして東天狗岳(左)と西天狗岳(右)こうして見ると、たしかに双耳峰です。
2019年12月28日 14:01撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 14:01
そして東天狗岳(左)と西天狗岳(右)こうして見ると、たしかに双耳峰です。
もう一枚。
2019年12月28日 14:01撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 14:01
もう一枚。
奥秩父山塊。
2019年12月28日 14:10撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 14:10
奥秩父山塊。
もういっちょ東天狗岳と西天狗岳。
2019年12月28日 14:11撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 14:11
もういっちょ東天狗岳と西天狗岳。
南八ヶ岳の方面は、雲が出てきました。
2019年12月28日 15:04撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:04
南八ヶ岳の方面は、雲が出てきました。
にゅう(正面に見えるピーク)まであともう少し。
2019年12月28日 15:16撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:16
にゅう(正面に見えるピーク)まであともう少し。
にゅうの三角点と北八ヶ岳。白駒池も見えます。
2019年12月28日 15:21撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:21
にゅうの三角点と北八ヶ岳。白駒池も見えます。
多分、浅間山。
2019年12月28日 15:21撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:21
多分、浅間山。
岩越しに奥秩父山塊。
2019年12月28日 15:22撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:22
岩越しに奥秩父山塊。
そして本日最初で最後の富士山。
2019年12月28日 15:22撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:22
そして本日最初で最後の富士山。
南八ヶ岳方面はすっかり雲の中。
2019年12月28日 15:22撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:22
南八ヶ岳方面はすっかり雲の中。
さて、白駒池方面と稲子方面への分岐ですが…
2019年12月28日 15:38撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 15:38
さて、白駒池方面と稲子方面への分岐ですが…
まさかのノートレース。ここから先は、ピンクリボンを頼りながらの下山となります。
2019年12月28日 15:39撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 15:39
まさかのノートレース。ここから先は、ピンクリボンを頼りながらの下山となります。
そして、白樺尾根とシャクナゲ尾根(稲子湯方面)への分岐へ。
当初の予定では、白樺尾根を降りる予定でしたが、ノートレースだったため、トレースがあったシャクナゲ尾根方面へエスケープすることに。
(これ以降は、写真を撮っている余裕なし)
2019年12月28日 16:02撮影 by  iPod touch, Apple
12/28 16:02
そして、白樺尾根とシャクナゲ尾根(稲子湯方面)への分岐へ。
当初の予定では、白樺尾根を降りる予定でしたが、ノートレースだったため、トレースがあったシャクナゲ尾根方面へエスケープすることに。
(これ以降は、写真を撮っている余裕なし)
17:30頃にヘッデンを装着し、登山口に到着。トレースがあったのと、天候が安定していたので、ナイトハイクでもなんとかなりました。
(本来通行禁止のようですが、不可抗力によるエスケープにつき、ご容赦ください)
2019年12月28日 18:03撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 18:03
17:30頃にヘッデンを装着し、登山口に到着。トレースがあったのと、天候が安定していたので、ナイトハイクでもなんとかなりました。
(本来通行禁止のようですが、不可抗力によるエスケープにつき、ご容赦ください)
そして、長いロード歩きを経て、海尻駅に到着。本日の山行はこれにて終了。
2019年12月28日 20:02撮影 by  iPod touch, Apple
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12/28 20:02
そして、長いロード歩きを経て、海尻駅に到着。本日の山行はこれにて終了。
撮影機器:

感想

冬の18きっぷ3回め(と結果的に4回め)。

今年、もう一回くらいは八ヶ岳に登っておきたいと思い、バスで行ける渋の湯からの登山を計画。

あわよくば東天狗岳と思いつつも、無理そうなら中山・にゅうを狙い、登ってみたのはいいものの…

【ルート状況】
■渋の湯登山口〜黒百合ヒュッテ
・渋の湯には、茅野駅からのバスでアプローチできます。
・登山口では、長野県警の方々がいらっしゃいました。
・登山口の直後では若干の凍結箇所があるものの、それ以降は、モフモフの新雪状態です。
・おそらく、アイゼンもチェースパイクも、ほとんど効かないでしょう。
・黒百合ヒュッテまでは、アイゼン・チェースパイクを使わずに登りました。
・ひたすら樹林帯の中を進むため、景観こそ望めませんが、この時期にはありがたいことに、風はまったく感じません。
・そうこうしているうちに、黒百合ヒュッテに到着。そこそこ人がいらっしゃいました。

■黒百合ヒュッテ〜中山峠〜中山展望台〜中山・にゅう分岐
・黒百合ヒュッテで念のため軽アイゼンを装着し、中山峠へ。
・黒百合ヒュッテからは、少し歩くだけで中山峠に到着します。
・この時点で13:00を越えていたため、日帰りで東天狗岳を狙うには、明らかにタイムオーバー。よって、狙いを中山とにゅうに変更。
・中山峠から中山までは、山頂直下で若干の急登がある程度で、特に危険箇所はありません。
・中山山頂から少し下ると、中山展望台へ。ここは景観が開けており、北八ヶ岳・北アルプス・乗鞍岳・御嶽山・中央アルプスなどが望めます。残念ながら、若干雲が出ていました。
・いったん、中山とにゅうの分岐点に戻り、今度はにゅうへ。

■中山・にゅう分岐〜にゅう〜白樺尾根・シャクナゲ尾根分岐
・中山・にゅう分岐からは、何度かのアップダウンを繰り返し、にゅうに頭頂できます。
・にゅうからは、北八ヶ岳・浅間山・奥秩父山塊・富士山・南八ヶ岳が望めます。
・にゅうから少し下ると、白駒池と稲子の分岐に到着。すると、稲子方面がまさかのノートレース。
・いくら積雪期とはいえ、北八ヶ岳の一般登山道でノートレースとなっているとはさすがに想定外でした。
・一瞬、白駒池方面に降りて一泊することも考えましたが、ミドリ池入口からシャクナゲ尾根のトレースがないとは思えなかったため、意を決して稲子方面に突入。
・とはいえ、ピンクリボンがやたらと豊富で、積雪量もラッセルするほとではなかったため、ノートレスでも迷うことなく進めました。
・そして、白樺尾根とシャクナゲ尾根分岐に到着。予想どおり、シャクナゲ尾根には2人分のトレースがありました。

■白樺尾根・シャクナゲ尾根分岐〜ミドリ池入口(稲子登山口)
・当初は白樺尾根を降りる予定でしたが、シャクナゲ尾根(稲子)方面にしかトレースがなかったため、予定を変更し、シャクナゲ尾根(稲子)方面にエスケープ。
・もうだいぶ日も暮れかかっていましたが、無事に明るいうちにトラバース区間を過ぎ、シャクナゲ尾根に乗れました。
・17:30頃からヘッデンを装着し、二人分のトレースを頼りに、30分ほどナイトハイク。
・樹林帯の中で天候が安定していたため、ヘッデンの明かりでトレースをたどることができ、徐々に積雪量も減ってきたため、案外無事に下山できました。
・とはいえ、雪の下にある岩や木の根に足を取られたり、思いのほか深い踏み抜きがあったりするため、条件が良かったとしても、雪山のナイトハイクは、とてもオススメできません。
・ミドリ池入口から、2時間ほどのロード歩きを経て、海尻駅に到着。
・なんとか、小海線の終電には間に合いました。

【まとめ】
・積雪量がまったくなかった先週の編笠山の様子から、もっと積雪量が少ないと踏んでいたのですが、見積もりが甘かったと反省せざるを得ません。
・終始積雪があり、トレースは、渋の湯〜中山峠〜中山・にゅうまでは明瞭にあります。おそらく、あれだけ人がいれば、東天狗岳へのトレースも十分でしょう。
・にゅうから北の方面は、それまでと違って、かなりトレースが薄くなり、場合によってはトレースがなくなります。
・雪の状態は、モフモフのパウダースノーで、アイゼンはほとんど効きません。
・ミドリ池入口から塩尻駅までの舗装道路も、中盤までは凍結している箇所が多く、冬に歩くのはオススメできません。
・東天狗岳への日帰り登山は、夏限定と考えるべきでしょう。

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コメント

八ヶ岳の東山麓は…。
はじめまして、r_osanaiさま。
八ヶ岳の西と東では、人の入り方が全く違うようです。
冬の東の唯一の集客コースはみどり池から本沢温泉辺りかな?
10月12日の台風19号の影響もあり、
荒れている場所も少しあるようです。

シラカバ尾根&シャクナゲ尾根ともに
通行規制があったり、入る人が少なかったりが現状です。
みどり池駐車場からのシャクナゲ尾根は規制あり。
スキー場上のシラカバ尾根は、何度行ってもトレースなし。
よくぞこのコースを歩こうと思ったものです。

過去のレコでも、この時期に歩いている人は少ないのではないですか?
まずは、ご無事に帰られ、小海線に乗れたこと良かったです。
お疲れさまでした。
2019/12/31 23:48
Re: 八ヶ岳の東山麓は…。
aonuma1000さま
コメントありがとうございます。

どうりでトレースが薄いと思ったら、そういうことでしたか。
ご解説ありがとうございました。

次回以降、冬季の北八ヶ岳に登る際には、参考にいたします。

改めて調べてみると、この時期に歩いているレコは、ご指摘のとおり少ないようです。
(というか、見当たりませんでした)

知らぬこととはいえ、難路?を歩いていたのですね。反省しきりです…
2020/1/2 22:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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