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Yamareco

記録ID: 2158071
全員に公開
雪山ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

鞍掛山(相の沢キャンプ場口、新旧東側コース周回)

2019年12月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:26
距離
6.6km
登り
366m
下り
352m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:59
休憩
1:07
合計
4:06
距離 6.6km 登り 366m 下り 371m
10:36
10:50
99
12:29
13:20
23
13:43
13:45
16
14:01
15
14:16
ゴール地点
天候 晴れ。ほぼ無風。気温5℃前後。
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカー。秋田からなので国道46号線から県道219号線に入って小岩井農場を横目に見ながら真っ直ぐ。ほかにも行きようはありますが、この季節はこのルートがいちばん安全ではないかと思います(除雪的な意味で)。駐車場は40台くらいでしょうか。除雪のため、夏より狭いです。10時頃の到着で20台以上いました。冬季に使えるトイレがあります。
コース状況/
危険箇所等
基本的に夏道をなぞるようにトレースが付いています。登山者が多い人気の里山なので、少なくとも西側コースについて言えば、朝早く来ない限りはスノーシューやワカンもいらないことが多いと思います。がっしり踏み固められると軽アイゼンが最適。新コースは踏み跡が乏しいので、積雪の後は要注意です。危険箇所らしい危険箇所は、旧コースの稜線くらいでしょうか。これもトレースを辿れば大丈夫です。トレースが完全に埋まることは、よほど積もった夜の翌早朝でもない限り、ないと思います。
その他周辺情報 登山口が無料(任意協力金あり)の相の沢キャンプ場で、冬季も含めてテント泊できます。木立もけっこうあるので、場所が確保できればタープ+ハンモックも行けるかと思います。県道219号線をそのまま進めば網張温泉、戻れば小岩井農場があります。基本的に八幡平エリアですので、八幡平の山塊をぐるっと回るように宿泊地、温泉など多数。
駐車場。好天ですが満車にはならないんですね。
2019年12月29日 09:52撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
1
12/29 9:52
駐車場。好天ですが満車にはならないんですね。
さわやかトイレ。使えます。
2019年12月29日 09:56撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 9:56
さわやかトイレ。使えます。
入山。
2019年12月29日 10:10撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 10:10
入山。
あまり踏まれてない…。
2019年12月29日 10:15撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 10:15
あまり踏まれてない…。
新旧分岐。
2019年12月29日 10:38撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 10:38
新旧分岐。
新コースのトレースは細い。
2019年12月29日 10:59撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 10:59
新コースのトレースは細い。
遅々として進まない。
2019年12月29日 11:09撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 11:09
遅々として進まない。
景色は気持ち良いが…。
2019年12月29日 11:19撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 11:19
景色は気持ち良いが…。
トレースを辿っても沈む…。
2019年12月29日 11:29撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 11:29
トレースを辿っても沈む…。
何とか馬返し・山頂分岐に辿り着く。
2019年12月29日 11:54撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 11:54
何とか馬返し・山頂分岐に辿り着く。
斜面は雪が締まって歩きやすいところもあるが…。
2019年12月29日 12:00撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 12:00
斜面は雪が締まって歩きやすいところもあるが…。
ブレイカブルなモナカも多々あり…。
2019年12月29日 12:19撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 12:19
ブレイカブルなモナカも多々あり…。
やっとのことで山頂到着。姫神山も早池峰山も良く見える。
2019年12月29日 12:29撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 12:29
やっとのことで山頂到着。姫神山も早池峰山も良く見える。
倒れ込む。大休憩。
2019年12月29日 12:34撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 12:34
倒れ込む。大休憩。
ワカンに履き替えて下山します。履き方おかしい。
2019年12月29日 13:02撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 13:02
ワカンに履き替えて下山します。履き方おかしい。
天気は最高です。
2019年12月29日 13:17撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 13:17
天気は最高です。
旧コースもたいがい。
2019年12月29日 13:31撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 13:31
旧コースもたいがい。
展望地。
2019年12月29日 13:32撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 13:32
展望地。
東西分岐。止せば良いのに東へ進む。
2019年12月29日 13:45撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 13:45
東西分岐。止せば良いのに東へ進む。
まあ葛折りは問題なく。
2019年12月29日 13:49撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 13:49
まあ葛折りは問題なく。
登山口まで下りました。
2019年12月29日 14:01撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
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12/29 14:01
登山口まで下りました。
林道が思ったより踏まれておらずキツかった。
2019年12月29日 14:01撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 14:01
林道が思ったより踏まれておらずキツかった。
牧場楽しむ余裕なし。
2019年12月29日 14:11撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
12/29 14:11
牧場楽しむ余裕なし。
鞍掛山で4時間半かかるとは思わなかった。
2019年12月29日 14:16撮影 by  LYA-L29, HUAWEI
2
12/29 14:16
鞍掛山で4時間半かかるとは思わなかった。
撮影機器:

感想

雪山の厳しさの一端を垣間見ました。木曜日に献血(400ml全血)した影響も大きかったとは思いますが、いやはや……。
東北が高気圧に覆われる今日、どこか行かねばなるまいと思いつつ、といって地元である秋田県内の山の積雪やトレースの状況はいまいち確信がなく、また難易度もそこそこあると思われ、再び岩手の鞍掛山へ。安全な場所でスノーシューとワカンのテストをするという考えです。
さて、最初はスノーシューで、構造の理解に悪戦苦闘して何とか装着し、せっかくだからと踏み固められていない新コースに向かったらこれが何とも楽しい地獄でした。トレースは一人か二人のツボ足が細く続いているだけ。パウダースノーが降り積もり、トレースをなぞってもなお足が沈む(私が重いだけか)。ほぼほぼラッセル状態です。ヘモグロビンも足りずゼイゼイ言いながら進みます。タイムによっては引き返そうかと思いましたが、何とか馬返し・山頂分岐へ辿り着き、距離を考えれば戻るよりは登頂してしまって踏み固められた旧コースを下った方が良いだろうと、這々の体で山頂を踏みました。
そして昼食を食べようとして、山専ボトルのお湯を忘れてきたのに気が付いた。家を出るときにちょっとゴタゴタがあったので、すっかり飛んでしまっていた模様。これはけっこう致命的でした。もうボロボロなので水から沸かす気力もなく、行動食で凌ぎます。これが次のアクシデントへの伏線となる。ともかく、風がないのが救いで、ゆっくり休憩します。空気が澄んで眺めは最高でしたが、実際のところあまり楽しむ余裕はなかった。
下山は旧コースなので軽アイゼンの方が良さそうでしたが、今日はテストがメインなのでワカンを装着。これは結果的に正解だったかもしれません。止せば良いのに東側コースに進んでしまい、林道に下りてからがまたちょっとしたラッセルでした。
伏線を回収しておこう。下山中、太ももが攣りました。展望台と分岐のちょうど真ん中あたり。バテているとは言えそれは献血の要素がたぶん大きく、筋肉はそこまでと思っていましたが、おそらくは完全に塩分不足です。水もあんまり飲んでいない。これは防げた失敗で、大いに反省。コムレケアゼリーを摂取し、干し梅を水で流し込んだら収まり、何とか最後までもちました。

教訓
・ラッセルの体力消耗はヤバい。ガチのラッセルでは全く距離が稼げないと思われる。
・そういうもんだと割り切れば良い運動で楽しくなくもない。
・さして苦のない登りではストックは使わない方がかえって体力消耗は減らせる。
・冬山でも暑い。汗はかく。水分と塩分の補給を忘れない。
・濡れたものは着乾かすか、ポケットに入れる。外に出して干すと凍る。
・座る場所を作るときはツボ足で踏み固める。尻は沈む。
・座るときに銀マット等があると沈みにくいし温かいしでヨシ。
・魔法瓶のお湯は必携。
・雪を溶かす余裕がないことも考えられるので多少の水もあった方が良い。
・忘れ物は致命的である。
・薄手のグローブが数種類あると使い勝手が良い。薄手なら大して重くもない。
・ウール最高。

【水・食料】
凡例:消費量/持参量+現地調達量
水・スポドリ:0.8/1.0L
行動食・非常食:ミニ羊羹3/6個、ゼリー2/2袋、くるみ餅少々、ドライフルーツ少々、干し梅少々
昼食:なし(即席カップライスを持って行ったが食べず)

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コメント

雪山の試練?お疲れ様でしたー(⌒-⌒; )💦
matsuzatoさん、おはようございます😃

雪山の鞍掛、お疲れ様ーー╰(*´?`*)╯
雪の少ない今年ですが、岩手山麓は結構な雪なんですね〜

いつも詳細な感想やコメント残されていて感心しています( ^ω^ )

今年、最後? の登り納め、お疲れ様でした✌️✌️


2019/12/30 7:29
Re: 雪山の試練?お疲れ様でしたー(⌒-⌒; )ԁ...
ありがとうございます!
鞍掛山が軽く済んだら今日も太平山前岳かどこか行こうと思っていたんですが、疲労が激しく行けませんでした(笑)。これが今年の登り納めとなりました。
良いお年を!
2019/12/30 15:51
プロフィール画像
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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