白馬岳【猿倉-白馬岳-栂池】
- GPS
- 30:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
06:30猿倉駐車場-07:30白馬尻小屋-08:00大雪渓-10:30避難小屋-11:00村営小屋テント場
2日目
06:00村営小屋テント場-06:10白馬山荘-06:40白馬岳山頂-08:40白馬大池-白馬乗鞍山-10:00天狗原-10:30栂池自然園
天候 | 曇のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・ロープウェイ 自然園駅〜栂大門駅 片道1,000円 ・ゴンドラリフト 栂大門駅〜栂池高原駅 片道720円 ・タクシー 栂池高原駅〜猿倉駐車場 片道5,500円 40分 |
写真
感想
夏休み、北アルプス周辺の天気予報はどこも雨。
天候を見て山に行く日を探していると、長野市内の天気はまさかの晴れ。
すぐに準備をして、車で出発。猿股駐車場に午前1時に到着し車で仮眠。
空は晴れていて星がよく見えました。流れ星も10個くらい。
そういえばペルセウス座流星群の時期だったんですね。
早朝、天気は曇り。
白馬三山を回ろうと思っていましたが、天候が悪いので展望は期待できません。
白馬岳のピストンにルート変更し猿股駐車場を出発。
1時間程度で白馬尻小屋に到着。正面には大雪渓が広がります。
軽アイゼンを装着。ここで予想通り雨が降り出しました。
前日に購入したアディダスのハードシェルの出番。GORE-TEX仕様ではありませんが、TECHNOBRANEという防水透湿素材でできています。
これまでNORTH FACEのレインコートを使っていましたが、体が蒸れて体温調節が難しかったです。とはいえソフトシェルジャケットだと雨が強いと使えません。
TECHNOBRANEはほとんど蒸れを感じずに快適でした。ハードシェルは重要だと改めて実感。
8月中旬の大雪渓は雪の表面がカチカチで一部凍っている場所も多く、アイゼンが無いと危険です。5月のGWの時期は雪が程よく締まっていて、上りも下りも快適とのこと。
さすが人気ルートとのこともあり大雪渓は大渋滞でした。
雪渓から吹く風は冷たくて気持ちいい。登りは少しシンドイですが、真っ白は景色と心地よい風で全く苦になりませんでした。
大雪渓が終わると急坂が続きます。天候は変わらず雨。
森林限界を超えると高山植物が広がる"お花畑"が広がります。
お昼前には村営小屋に到着。受付を済ませてテント場へ。
時間が早かったこともあり、小屋裏のテント場にはまだ5幕程しかありません。
さっそくテントを設営しようとするのですが、風が強く思ったようにうまく張れません。
とにかくペグを石でしっかりと地面に固定し、できる限りテントを引っ張ります。
テントは80%の出来ですが、この風と雨では限界でした。非自立型テントの宿命です。
途中、隣のテントが風で飛ばされてしまいました。運良くテントは回収できたようです。
食事を済ませ午後はずっと天候が悪くずっとテントでジッと読書。
天候は夜になると暴風雨になりました。突如突風でペグが飛ばされテントが崩壊。
慌てて雨具を着用し外に出ると、みんなテントを補強しています。
再度ペグを地面に打ちつけて、岩でペグが抜けないように固定。
今度は目一杯テントを引っぱり、ピシッと張りました。
これでなんとか暴風にも絶えられそうです。
雨も豪雨となり浸水はしないものの、テント内はウォーターベット状態。
いつ飛ばされるか分からない恐怖と豪雨の音で一睡もできないまま朝を迎えました。
朝、天候は変わらず雨。
一瞬雨が弱まりその隙にテントを撤収し、ササッと下山しようと村営小屋へ向かうとパトロール隊の方に止められました。話を聞くと、昨晩の大雨で大雪渓が今にも崩壊寸前+落石が多く大雪渓を通るのは非常に危険。大雪渓の崩落は過去何度かあり、数名の方が命を落としたことがある。いずれも大雨が続いた後に発生したとのこと。貴重な助言ありがとうございました。命の保証はありません、と言われればルート変更せざるおえません。
コースを変えて栂池に向けて出発。ガスが濃くて展望はありませんでしたが、白馬岳から小蓮華山、乗鞍岳に続く尾根は圧巻。天気がよければどれだけよかったか・・・
家族連れや親子連れ、カップル、夫婦と登山客も様々な年代の方がいました。
お盆の時期ということもあり家族で山に来ている人が多かったようです。
白馬大池を抜けて天狗原に向かいます。白馬大池から天狗原へのルートは大きい岩上をずっと渡って行きます。岩が滑るし不安定なのでかなり体力を使いましたが、面白いルートでした。途中栂池の湧き水の「銀命水」を頂きました。冷たくて甘くてうまい。
栂池自然園からゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ栂池公園駅に到着。
無事に下山しました。これだけ天候が荒れると単独山行は少し寂しかったです。
天気がよい時に再度チャレンジしたいコースでした。
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