北泉ヶ岳−泉ヶ岳:少雪ながらも霧氷と眺望の雪山を満喫
- GPS
- 06:17
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 894m
- 下り
- 882m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし、登山口から水神までの前半は泥と雪、滑降コースは大壁辺りとおわかれ峠より下が泥と雪。北泉の雪はまずまず、泉ヶ岳はかなり少ない。三叉路−北泉ヶ岳−泉ヶ岳ケルンまでスノーシュー使用。泉ヶ岳の各コースは十分なトレースとなっているので、次の雪まではツボ足でも可能だろう。 |
写真
感想
この連休、東北南部はまずまずの天気で、気温も高い。この冬は圧倒的に雪が少ない。今年になって初めての雪山は何処に行こうかと思ったが、例年通り泉ヶ岳山域から始めようか。今年は泉ヶ岳スキー場〜水神から北泉ヶ岳、下りは行ったことのない黒鼻山にでも行ってみようかなと思っていた。でも、予想外の快晴だったので、泉ヶ岳で眺望を楽しんでから滑降コースを下ることになった。
11日朝、晴れてはいるが、根白石の直線道路からの泉ヶ岳は少し雲が架かっている。泉ヶ岳スキー場まで道路は雪なし、7時前で駐車場も雪全くなし。スキー場の雪は雨でほとんど融けてしまっているので、スキー場は今のところ閉鎖である。
水神登山口まではほとんど雪のない舗装道路。水神登山口の積雪も数 cmで、登山道に入ると薄い雪の上と泥が交互に出てくる。こんなに雪の少ない1月は初めてである。例年は雪が30〜40僂覗瓦得磴頬笋蝓∧發易いのだが。ドロドロの道を歩くことになるとは思わなかった。水神までの道程の半分を過ぎると、雪の上となり、歩き易くなる。でも、水神平の先のカラ松林の雰囲気がいつもと違うと思ったら、両側の笹が埋まったいないからのようだ。やはり、雪が相当少ない。水神の案内板や水神の碑の埋り具合も例年よりかなり少ない。
水神から北泉方面に向かうトレースは一応ある。ヒザ川も流れている状態である。北泉方面に向かうと11日朝のトレースは2人分くらい。スノーシュー(多分昨日)と登りのツボ足のみ。(但し、後で北泉から下って来る時に10人程の団体さんに出会ったので、充分なトレースになっているだろう)斜面を斜めに登っていくと少し急な登りで尾根近くに出る。樹林の間から泉ヶ岳が見える。さらに登ると、黒鼻山への道標ができていた。そして、うぐいす坂の短い急登。うぐいす坂を登ると幅広い尾根となり、いつも長く感じるが、三叉路に着く。三叉路から一度斜面を登り、平らになった所で、休憩、スノーシューも着ける。ここからは気持ちの良いブナの林だ。登って行くと周辺の樹々に霧氷が着いて来た。空も快晴となって、霧氷が映えて素晴らしい眺めだ。辺りは静寂に包まれて、弱い風の音と、その風で落ちてくる霧氷の音しかしない。良い雰囲気、これだから冬山は止められない。山頂直前で、右に視界が開けた尾根に出て、更に一登りで北泉ヶ岳山頂に到着する。山頂は無雪期より眺望がよいが、栗駒山は見えなかった。東の平野はきれいに見える。
天気が良いので、眺望も楽しもうと、泉ヶ岳方面に向かうが、三叉路辺りの最後の登り返しは省略して、トラバースして泉ヶ岳方面へ向かった。鞍部のスプリングバレーへの道もトレースがある。冬も大分使われているようだ。鞍部辺りからは北泉と泉ヶ岳両方が見える。潅木の中を登り続けると、背後の眺望が広がってくる。後白髪から三峰山、船形山が大きく見える。大東岳〜南面白山〜面白山の稜線もきれいである。蔵王の熊野岳辺りは少し雲が架かっている。やはり、泉に来てよかった。そして、山頂の一角であるケルンに出る。ここまで来ればもう登りはほぼない。その先のいつもの風衝地で休憩。泉ヶ岳は雪が少ないし、どのルートもトレースはありそうなので、スノーシューはここまで、後はツボ足とする。
泉ヶ岳の山頂は通過。今日は滑降コースに下山してみることにする。山頂から道標に従って急な下りを行くと、仙台の街や松島方面がきれいに見えてくる。かもしかコースへの分岐を過ぎると雪道を斜めに下って行く。しばらく下ると坂は急になり大壁である。この辺りは南向きなので、雪が融け、泥が出ているので滑り易い。全部埋っていれば歩き易いのだろうが。雪が厚いと転んでも平気なのだが、少ないと注意しなければ。さらに下って行くと傾斜の緩い道となり、見返平、さらにお別れ峠となる。お別れ峠から道標に従って大駐車場方面に向かうと、最初は歩き易い雪道なのだが、後半はやはり雪と泥の道となる。登山口の柵を過ぎると駐車場までは近い。
今日は、天候が予想よりも良く、歩いている間は快晴で、北泉ではまずまずの雪と霧氷を、泉ヶ岳では眺望を楽しむことができた。今日出会った方は、30人程かな。晴天の下、多くの方が雪の泉ヶ岳を楽しんだだろう。
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