高下岳・大荒沢岳(高畑コース〜貝沢コース)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高下岳へ登る高畑コースは広く刈り払いが為され、ゆるやかでとても登りやすい道。 高下岳〜根菅岳〜大荒沢岳間は所々笹薮がうるさいが、道は明瞭。ただ、細い。 大荒沢岳〜沢尻岳〜貝沢コースはしっかりした道。 |
写真
感想
和賀岳から北に延びる稜線や羽後朝日岳を見てみたい、和賀岳の向いに立つ高下岳・根菅岳に一度登ってみたい−そんな思いが募って、岩手県へ向かった。早朝、国道46号線からは秋田駒や羽後朝日岳が澄んだ空にきれいなシルエットを見せている。ところが、仙岩トンネルを抜けると全面雲に覆われ、岩手山の姿は見えない。暑い日だったので、多少の雲は良かったかもしれないが。
高下岳への高畑コースはとても歩き易い道だった。稜線に上がるとハイマツの向こうに和賀岳が存在感のある姿を見せる。和賀岳から北に延びる稜線も期待以上にはっきり見える。そして北には羽後朝日岳の姿も。こんなに簡単に和賀山塊の核心部を眺められるのか! 秋田側からだと、まず林道が長い。薬師岳や白岩岳に登っても、そこからまだ奥がある。
高下岳から根菅岳、そして大荒沢岳へ歩く縦走コースはすばらしい。多くの方は高畑コースから根菅岳ピストン、あるいは貝沢コースから大荒沢岳ピストンのようだが、根菅〜大荒沢間が最もいい雰囲気だ。残雪期にツェルトを張った根菅分岐の下あたり、テントスペースはないが夏も泊まりたいと思った。大荒沢岳に向かって歩くと、左前方に緑濃い秘峰・羽後朝日も次第に近づいてくる。何度も立ち止まって眺めた。
山中で会ったのは沢尻岳山頂でお一人、下山途中でお一人、いずれも貝沢コースを登ってきていた方のみ。水場は無いので4リットル持参したが2リットル強飲み干してシャツは汗でゴッチャリ、ザック内の衣類にまで汗が染みていた。
下山した貝沢口から入山した高畑口へ戻るのに、ショートカットを試みた。炎天下、原野に延びる林道を歩く。大荒沢を渡って高畑口への林道に出た。時間的にも、もしかしたら距離的にも車道を素直に歩いて戻るのと変わらなかったかもしれないが、バリエーションを楽しみたいという気持ちは少し満たされたかな、と思う。ただ、今回も下山時はひざの外側に痛みがあった。秋は神室に行きたいが、ちょっと無理か。
でも、その時その時に一番行きたい山に登りたい。そんな思いがかなえられるのは本当に幸せだなと、改めて思う。
コメント
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いいコースですね、私も歩きたい
秋に行ってみようかな。
最後のショートカット、kamadamさんらしいね
山慣れた方の合理主義、でしょうか
(沢沿いに左岸をしばらく下っておられますが、まっすぐ渡渉は無理でしたか?)
それよりも、膝の痛み、心配です。あまり無理をなさらないように
大荒沢の左岸沿いの林道に出たはいいけど、そこから沢へはすごい藪だったのですよ。どこか沢へ抜ける小道があるだろうと思って、林道を下って行きました。そしたら、写真46のような道が脇に見えたので・・合理主義って言うより、怠け心でしょうか・・
kiyoshiさんも、車2台でぜひ
和賀山塊のすばらしさを味わえる秀逸なルートだと思います
kamadamさんもいよいよ岩手から和賀山塊を攻め始めましたね
高下岳の高畑登山口はアプローチが比較的楽で、しかもブナ林の雰囲気があっていいですよね
でもやっぱり、大荒沢岳までの稜線が一番美味しいところなのですね。
僕も雪降る前に周回してみたくなりましたね。
それにしてもkamadamさん、いよいよ和賀山塊の稜線が繋がってきましたね
あ、そうですね、南の真昼山地から考えると繋がってきました。まだ中抜けしてるけど
tooleさんも厳しい季節だけでなく ・・この稜線、夏もいい雰囲気、良かったですよ
実は大荒沢岳山頂から10m程藪を漕いでみたのですが、背丈が隠れる笹と灌木で、半端なことでは行けないと、改めて感じました。憧れはつのるけれど・・・
高下岳のコース、春に沢尻岳に行った時にいつか歩いてみたいと思いました。
残雪期とは違って、また緑鮮やかな下草もすっかり生え伸びた登山道になりましたね。
私が娘とはちゃけた写真を撮った場所からその先に進むことはできず、
いつかいつかルートを繋げようと思いながらもうこの季節になってしまいました。
一人で凛々しく歩ける勇気と根性ができるまでしばらくお預けですが
kamadamさんのレコが何よりの参考書です
meikenさんの沢尻岳レコは本当にすばらしくて、感動しましたよ。緑と残雪のコントラスト、のびやかな稜線、そして何よりあのダンス・・ 和賀山塊を眺める喜びが伝わってきました
今度は高畑コースを登ってみてください。ゆるやかで道が掘れておらず、とっても歩き易かったですよ。稜線に出てから道が細くなりますが、迷う心配はありません。できたら、根菅岳まで行かれることをお勧めしますよ。
ただ、稜線に出たら風が強くなるでしょうから、穏やかな日を選んで・・
私もmeikenさんのレコを特に花の参考書にさせてもらってますが、私にはちょっと高度過ぎます
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