激歩〜空木岳・宝剣岳・木曽駒ケ岳【日帰り】


- GPS
- 12:27
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,897m
- 下り
- 1,405m
コースタイム
2:15 林道駐車場 3:14
3:21 登山口 3:21
5:00 水場
6:39 避難小屋分岐
7:34 空木岳 7:51
8:26 木曽殿越 8:53
9:16 東川岳
10:25 熊沢岳 10:36
11:37 檜尾岳 11:38
12:30 濁沢大峰
13:27 極楽平 13:29
13:36 宝剣岳分岐
13:56 宝剣岳 14:07
14:15 宝剣山荘
14:26 中岳
14:44 木曽駒ケ岳 14:50
15:15 乗越浄土
15:41 千畳敷 15:00
15:07 しらび平 15:10
15:39 菅の台BC 16:00
16:15 駐車場
天候 | 快晴のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
※帰路はロープウェイ・バス・タクシーを利用 千畳敷→(1980円)→菅の台BC→(2200円)→林道駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆空木岳登山口〜空木岳 ひたすらの登り道で、急坂、尾根歩きの繰り返しが続きます。 急登部分で足場が悪い場所があり、ロープ、くさり、階段もありますので慎重さが求められますが、滑落するという感じではありまsん。 ◆空木岳〜宝剣岳 アップダウンの続く稜線歩きです。ガレ場や岩場部分もあります。 宝剣岳部分は大きな岩の集合体という感じで、随所にくさりが付いており、混雑時の登り降りには難儀が予想されます。 ◆宝剣岳〜木曽駒ケ岳 宝剣を下り、宝剣山荘まで至った後は、ゆるやかで広い尾根歩きが続きます。中岳を通過し、頂上山荘を過ぎて九十九折りの登山道を過ぎて木曽駒ケ岳です。 ガスが出ているときは、道標に気をつけた方がよさそうです。 ◆木曽駒ケ岳〜ロープウェイ(千畳敷)駅 乗越浄土から千畳敷駅までは千畳敷の中を下っていきます。 階段があります。登山客が多いので、落石だけは気を付けたいものです。 |
写真
感想
2年ほど前、空木岳に登った際、宝剣岳まで縦走したら気持ちいいだろうなあと思っていました。今回、実現できてシアワセです。
今回のコースはロングコースですし、エスケープルートも限られているので、日帰り登山の私としては、時間をどう有効活用するかにかかっています。
最大のネックは宝剣岳の渋滞をどうかわすかということでした。
本当は、北御所登山口を午前2時発で逆ルートで歩きたかったのですが、菅の台から先は一般車両通行止めのため「アシ」がありません。菅の台から登山口まで10kmあるそうですが、歩くのはどうも・・
丸八タクシーさんに問い合わせたら、「午前4時からなら」とのことで、断念しました。
そこで、池山林道側から空木→檜尾→宝剣→木曽駒を目指すことにしました。
時間を逆算すると、午前2時発がベストなのですが、到着時に余りにもひどい睡魔に襲われ、ロープウェイ利用をすることにして、1時間ほど仮眠することにしました。
ヤマレコの記録で熊出没情報を得ており、新調した3570円の鈴とガンガンラジオで、満天の星空の下、歩き始めです。鳥のさえずりもない時間帯、時間がたつのが本当に早いです。水場に5:00に到着しましたが、まだまだ暗く、本当に静かです。熊さんに合わなくて本当に良かったです。
ここから、どんどん高度を上げて行きます。迷い尾根当たりでは急登とやせ尾根が続き、カラダがキツイです。尾根をところどころ巻いたりしながら、避難小屋の分岐にくると、一気に視界が開きます。
南アルプスがほんとうに良く見えて、絶景の何物でもありません。
空木岳方面も開け、中央アルプスの素晴らしさを実感する瞬間です。天気も快晴最高です。
尾根歩きを続け、駒峰ヒュッテを過ぎて空木岳に到着。登り始めから4時間20分もかかってしまいました。頂上には2組のパーティーがいらっしゃり、あの山は甲斐駒で、北岳、仙丈・・・と南アルプスの山名当てをしたりして楽しい会話をさせていただきました。写真も撮っていただきました。知人からいただいたパンを抱えて記念写真も撮りました。
この景色をもっと味わいたいのですが、先が長いので、出発します。
木曽殿越までは、400mを一気に下ります。ほんとうに急な下りです。反対側には東川岳が見えますが、空木岳より200m低いものの、登り返しがきつそうです。
木曽殿越には「木曽殿山荘」があります。小屋の方に水はたくさん用意したほうが良いとのアドバイスをいただき、CCレモンのペットボトルを購入したほか、歩いて8分の場所にある水場で水を補給することにしました。水場には、「木曽義仲の力水」との表示がありました。おなかの中と空きペットボトルに補給して再スタートです。
東川岳の登りは、日差しが強く、風もなく、とにかくツライです。平日なので、すれちがうヒトもこの時間帯は全くなく、とにかく自分との戦いです。
ようやく東川岳に到着したころには、ヘロヘロです。歩き始めからすでに6時間経過していますが、宝剣まで、まだまだ長い稜線歩きが続きます。
東川岳に到着するころには、南アルプスの前衛には雲がかかってきました。やっぱりなあという感じです。前日は雨も雷もなかったとのことなので、ハイキングを続けます。
歩き続けると、本稜線にも東側にガスがかかり始めました。
熊沢岳あたりになると、稜線上にもガスがかかりだし、檜尾岳は完全にガスの中に入ってしまいました。ときどき、ガスが取れるので、そのときが写真のチャンスです。
西側はガスがかからないので、手前に三ノ沢岳、遠くに雲に囲まれた御岳山を見ながら稜線歩きを続けます。南アルプスはときどき、雲の間から見える程度となりました。
午前11時半すぎに檜尾岳に到着。この登りも結構キツカッたけど、すぐ下ります。登り返した先が濁沢大峰?標識に何が書いていあるか判別できません。
へろへろハイキングを続け、ようやく極楽平、ここはロープウェイ乗り場からの分岐点になります。宝剣岳までの尾根が続きます。7分程度で三ノ沢岳との分岐に至ります。そこから、いよいよ宝剣岳にアタックです。
ちょっと下ってから、岩場に取り付きます。すれちがう登山客がほとんどおらず、助かります。分岐から20分で頂上に到着しました。
頂上からは、かろうじて、ロープウェイ乗り場が見える程度で、周囲はガスに囲まれています。
頂上には、10人位の皆さんが登山達成を喜んでいます。私は、ヒイヒイハアハアして、ノンアルコールビールでひとり乾杯です。
ここまできたら、木曽駒ケ岳も勢いで登るしかありません。ロープウェイの最終時間は17時、まだ間に合います。間に合わなければ、歩いて下りるだけです。
一旦下り、中岳を経由して、木曽駒ケ岳を歩きます。途中、3つの山荘を越えて行きます。ガスに囲まれたり、晴れたりしながら、木曽駒を目指します。体力的には限界を越えているようですが、勢いで登っていきます。頂上は薄いガスに囲まれています。たまたま、頂上には2人の女性+1人の男性のみしかいない、しずかな頂上です。中年女性にムリにお願いして、記念写真を撮ってもらいました。
木曽駒ケ岳は、以前「福島Bコース」から登ったことがあるので、2回目です。今回は、景色はイマイチですが、満足度は大きいです。
時刻は午後3時近く、もう、歩いて下る選択肢はありません。時間的にも体力的にも限界です。仮に、歩いてくだると、登山口からタクシーか徒歩になります。
などと、自分にいいわけして、さっさと、ロープウェイ乗り場を目指します。
せっかくなので、千畳敷全景が眺める場所まで下り切り、写真を撮影しました。
ここから乗り場までの登り返しがとにかく苦しかったです。
乗り場には15:41分に到着、トイレで手洗い水をがぶがぶ飲みます。「飲料不可」と書いてなかったので。自己判断で飲みました。すごく冷たくておいしかったです。
あとは、ロープウェイとバスを乗り継いで、菅の台バスセンターに至り、タクシーを呼んで、車の置いてある林道まで乗せてもらいました。
バスセンターから1時間半を歩く気力はもはや残っていません。
こぶしの湯で汗を流し、併設食堂でソースとんかつを食べて、本日のハイキングはすべて終了です。時刻は、午後7時少し前です。
これから、車で帰宅するのですが・・・・
翌日は、金峰山・みずがき山に登ったのでした。
大変なる行程。
お帰りなさい。 お疲れ様でした。
スタートから 途中途中の景色をみても、いつもお出かけに恵まれて山に歓迎されているのを羨ましく、
ガスのかかってくる様は「山は早めに登るに限る!」と
勉強になります。
身体の疲れに負けず、
全うしてしまう精神力に またまた尊敬をします
凄いな…
お疲れ様でした。
空の写真、すごくキレイです
お疲れ様です!24日に檜尾岳で抜かれて千畳敷ですれ違った者です。
日帰りで人の2日分のルートを歩かれるなんて健脚にもほどがありますよ!
「寝てないから遅いですよ」とおっしゃってた割にはどんどん引き離されあっという間に見えなくなりましたよ
しかも翌日瑞牆金峰って!?
また日記覗きに来ますので楽しみにしてます
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