甲相国境尾根 平野BS〜西丹沢自然教室
- GPS
- 07:16
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,372m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:16
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士急行バス バスタ新宿07:45>山中湖平野10:30 <復路> 富士急湘南バス 西丹沢自然教室18:58>新松田駅20:07 小田急線 小田急線新松田駅20:26>小田急線新宿駅21:49 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日1/18の降雨で積雪。吹き溜まりの最深部で30cmくらいか。 降雪直後は踏み跡なく、ルートファインディング必要。初心者の単独行には不向き。 積雪時の甲相国境尾根は、避難小屋ビバークを念頭にいれた装備携行が無難というか推奨。 |
写真
装備
共同装備 |
ミレー網シャツ
長袖インナー×2
TNFレッドポイント・フーディー
MHW雨具上下
タイツ
MHWストレッチオゾニックジャケット
MHWマイクログリッドジャケット
MHWチョックストン24/7パンツ
靴下
黒テムレス
予備グローブ×2
アウター手袋
MHWネックウォーマー×2
全身着替え
RUSH30L
SCARPAゼログラビティ
軽アイゼン
カーボン・ストック
行動食
テルモス紅茶500ml
水1L
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ×2
予備電池
Garmin GPSMAP 62s
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 充電完了した予備電池がまさかのセル死亡で電池切れ。遭難まで紙一重という最悪の状況に陥った。 |
感想
1ヶ月の容量オーバーのため、写真は少な目。
暖冬といわれている今冬ではあるが、前日の1/18に降雪したので、新雪を歩きたいという欲望にかられた。ロングトレイルなら人がいないだろうと考えて、山中湖平野BSから西丹沢自然教室まで歩くことにした。
天気は無風で、ピーカン。山中湖平野BSからは化繊ダウンの上着1枚でも暑いくらいの陽気で、天気、コンディションともに最高。バスの到着が遅れたため、予定のスタート時刻を約20分過ぎた10:40頃のスタートとなった。
最初は舗装路歩き。路面は融雪で水浸し状態。
別荘地帯に入ると、積雪量も増えて歩きやすくなる。別荘地帯を抜けて、少しフラットになると目の前には高指山。高指山頂までの斜面は、雪が吹き溜まっている場所もあって踏み跡自体が深い。
当たり前だが、踏み抜くような積雪はなく、ふわふわの新雪。アイスバーン化していない雪面は、ツボ足でも十分登れたものの、最後の最後でズルっと滑ってしまった。なので、高指山頂から先は、両手にストックを装備して進む。結果、ザックに入れてきた軽アイゼンは、最後まで使うことはなかった。
高指山からの富士山は、雲が少しあるものの、まさに絶景。先は長いので、次の絶景スポットの富士岬平へ進軍する。ここの富士山も絶景。
スタート地点の山中湖平野BSから富士岬平までは、踏み跡だらけではあったが、富士岬平から山伏峠分岐手前までは踏み跡なし!待ってましたとばかり進むと、足元には鹿の蹄の足跡が。足跡を追うように尾根上を歩いていたら、コーナーで立派な角をつけた牡鹿とこんにちは!となり、かなりビビった。
山伏峠分岐から少し東へ移動した尾根上からは、雪化粧した山肌を見渡すことができる。山肌を覆う樹氷は、なかなかの迫力で厳冬期の登山を実感する。
石保土山に到着する頃には、空は曇り始めていて、景色はイマイチに。なので、石保土山から先のピークは、そもそも景色が無いというのもあるが、消化試合という感じで、休みも入れず先へ進む。
菰釣山に到着したのは、13:40過ぎ。高速バスの到着遅延を加味しても10分程度の遅れ。パンを食べて先へ進むが、ここからルートロスすること2回。雪に覆われた登山道なので踏み跡はなく、尾根の分岐もマーカーがないため、ついつい直進してしまう。
誰にも踏まれていない新雪は、最高に贅沢ではあるが、踏み跡もなくマーカーもない中では、ほぼ藪漕ぎに近い状況といって良い。低山といえども、雪山を侮ってはいけないということを実感した(反省その1)。
日没時刻が迫る中、畦ヶ丸に到着する。畦ヶ丸避難小屋は、薪ストーブ完備なので厳冬期にビバークする小屋としては最高かもしれない。畦ヶ丸避難小屋から西丹沢自然教室まで下りCTで2時間弱だったと思うが、下山できる距離でもある。16時過ぎ、あたりが暗くなり始める中、西丹沢自然教室への下山を開始する。
終バス発車時刻の18:58まで時間はたっぷりあるが、暗闇と積雪のある登山道の組み合わせはかなりデンジャラス。なので、西丹沢自然教室まで死ぬ気で下山するが、自然教室まで2kmあたりの西沢で点けたヘッ電の調子がおかしい。20秒ほど点灯するも、勝手に消灯する始末。
予備のバッテリー、予備のヘッ電も出してそれぞれ組み合わせるが、点灯は長くても20秒程度と症状は改善しない。フル充電したにもかかわらず、まさかのバッテリー切れ。ニッケル水素電池がセルレベルで死亡していた説が頭をよぎるが、西丹沢自然教室にたどり着かないと沢の真ん中で停滞することになる。つまり、遭難ということ。
20秒点灯して足元と方向を確認して暗闇の中を移動する。電池が死なないことを祈りつつ、これをひたすら繰り返す。西丹沢自然教室の灯りが見えた時は、思わず安堵の声が出た。充電池の状態には気を付けたい(反省その2)。
終バス到着までの間に下着含めて全身を着替える。ミレー網シャツが良かったのだろう、行動中は寒さは感じなかったが、脱いだ洋服は汗でかなり濡れているのが分かった。寒いから汗はかかないというのは僕の場合は当てはまらないのが良く分かった(反省その3)。着替えをしっかりと準備してきたのは良かった。
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