■おおらかなる南アルプスの女王【仙丈ヶ岳】
- GPS
- 05:51
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:51
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
途中コンビニあります。 仙流荘の前のバスのりばから北沢峠へ。 登山客の多さによって始発より早い時間にバスが出ることがあります。 この日は6:05始発が5:35になりました。 ※バス運行時間は要注意。http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはバスのりばにあります。 危険な箇所は特にありません。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
そろそろ夏も終わり。
夏が終わる前にどうしても登りにいかなくては。。。
と思っていたのが南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。
お隣りの甲斐駒ヶ岳には頑張って黒戸尾根で登ったけれど、
仙丈ヶ岳は少し楽をさせていただこう。
それでもマイカー規制があるのでアプローチは不便。
芦安からのバスよりも仙流荘からのバスの方が乗換えがなくて便利なのでこちらを選択。(というか、最近までそんなバスがあるなんて知らなかったよ。。。)
3時過ぎ頃。
仙流荘前の駐車場に到着。
仮眠していると4時過ぎからドタンバタンと車のドアを激しく閉める音で目が覚める。
隣に駐車してる人たち。。。何度も何度もドアを開けては閉めの繰り返し。
うるさいょ。(´Д`)
結局眠ったのは1時間だけ。
準備して5時にはザックを持ってバスのりばに向かう。
もう列ができてるので、すかさず並ぶ。
5時20分頃にバス切符売り場が開き、一斉に人が集まる。
人が多いということで、6:05の始発が5:35になった。
私たちは2台目のバス。
途中途中でバスの運転手さんが山や花などいろいろと説明してくれる。
40分ほどで北沢峠に到着。
準備をして出発。
甲斐駒ヶ岳に向かう人も多い。
【北沢峠登山口〜大滝頭】
樹林帯にもかかわらず明るい登山道。
木漏れ日が優しいです。
夏山ももうすぐ終わりということで人も多い。
緩やかな上り坂だったり、平坦な道だったり比較的楽に歩ける。
風も少し涼しいので暑いということもない。
一合目、二合目〜とわかりやすく表示があるので目標にして登れる。
三合目を過ぎる頃には人も疎らになってきた。
眺望はあまりないが、右側北岳が見えてくるようになると五合目大滝頭まで
もうすぐ。
【大滝頭〜小仙丈ヶ岳】
大滝頭に分岐あり。
私たちはまっすぐ小仙丈ヶ岳に向かう。
分岐右に進むと、藪沢小屋、馬ノ背ヒュッテに近い。
大滝頭を過ぎるころから後ろに甲斐駒ヶ岳が見えるようになってテンションが少し上がる。
こちら側から見る甲斐駒は初めて。
黒戸尾根から登った時はガスガスで甲斐駒自体の姿を拝めていないので、また機会を見つけて甲斐駒に登りたい。
甲斐駒の左には八ヶ岳もくっきり見える。
今日の八ヶ岳も人が多いだろうなぁ。。。
八ツにもそろそろまた行かねば。
大きな岩がゴロゴロの道になり、勾配も少しキツくなる。
ここでもそれほど暑さは感じない。
北アルプスも見えるっ。もちろん槍も♪
視界が開けて前に小仙丈ヶ岳が見えてくる。
この高さになると鳳凰三山も見え、地蔵岳のオベリスクもハッキリ見える。
視界を遮るものがないので後ろの甲斐駒を振り返ってばっかりw
自分がどれぐらい登ってきたかもよくわかる。
この時間だからまだいいものの、午後になるとこの辺りはきっと暑そうだ。
北岳と鳳凰の間に富士山も頭を覗かせてくる。
赤石、聖などの南アルプス南部の山たちも見えるし、右には中央アルプスたちが連なっているのも見えた。
アルプスの山たちがたくさん見える♪
景色を眺めながら登っているとほどなく小仙丈ヶ岳に到着。
やっと仙丈ヶ岳の美しい姿が見えました。
横に広い山容なので何もかも包み込んでくれるようなおおらかな感じのする女王です。
緑と白のコントラストも素晴らしい。
これ雪景色もちょっと見てみたいかも。。。
【小仙丈ヶ岳〜山頂】
稜線歩きになるが、少しばかり岩場を下って行きます。
あとは大きな岩が小さな石がゴロゴロしている登山道。
特に浮き石などは無く、比較的歩きやすいです。
途中仙丈小屋との分岐あり。
稜線を歩くに連れて、右下に仙丈小屋も見えてくる。
稜線は小屋を取り巻くような感じでなだらかに伸びている。
稜線歩き気持ちいい♪
けれど山頂が近付くにつれて山頂にいる人たちが目に入って来て
その多さにちょっと萎える。
う〜。さすがに混んでるな〜。
ザレてる登山道を登れば山頂到着。
団体さんが多い。
山頂標識の周りを結構な時間占拠していて写真を撮るのも一苦労でした。
今日は気持ちいいからしょうがないか〜。
私たちは少し離れたところで休憩。
大仙丈ヶ岳も見え、足を伸ばしたいけどやめておく。
山頂からの景色を堪能しながら食事をしながらゆっくりする。
【山頂〜仙丈小屋〜馬ノ背ヒュッテ〜北沢峠】
団体さんたちは昨日から登ってるようだから下山時バスが混みそうだな。。。
ということで時間はまだ早いけれど下山することにする。
13時のバスを逃すと15時まで無いし。。。
下りは仙丈小屋経由で大滝頭まで馬ノ背ルートをとる。
仙丈小屋に寄ってバッジを購入しようと思ったけれど、今は売切れで今度下から持ってくるとのこと。
あきらめて仙流荘バスのりばの売店で買うことにする。
↓仙丈小屋
http://www7b.biglobe.ne.jp/~senzyou-koya/
そのまま馬ノ背方面に下る。
道はこちらの方が全然空いている。
登って来る人とはほとんど会わなかった。
時折上を見上げると、仙丈小屋とそれを包み込むように佇む女王の姿。
アルプスと言うに相応しい景色が広がっていた。
馬ノ背ヒュッテも休憩せずに通過。
情報↓
http://www2.ocn.ne.jp/~umanose/
ここから北沢峠まで1時間半〜2時間らしい。
ずっと足に負担がかからない登山道。
今日はおニューのインソールを試してみたのですが、
その効果の程があまりわからないぐらい歩きやすい道でした。
しばらくすると藪沢小屋。
ここはもう夏の営業は23日で終わったそうで無人でした。
藪沢小屋情報↓
http://www.acidmothers.com/Cgi-bin/yabusawagoya/index.html
ここには携帯トイレ室がありました。
眺望のない登山道なので少し飽きてくる。
思ったより大滝頭まで距離があった。
もうすぐだ、もうすぐだと言い聞かせながら歩く。
それほど広くは無いほとんど平坦な道ばかりでした。
大滝頭から先は登ってきたルートなので足早に下る。
足(の裏)に負担が無いのでスピードも出る。
団体さんも結構下山されてましたが、道を譲っていただいて
イライラすることなく下れました。
【まとめ】
以前北の女王燕岳に登ったので、南の女王にも会いに行かねばと行ってきました。
バスに乗らなければならない不便性はありますが、思ったよりずっと登りやすい山。
晴れにも関わらず、季節もちょうどいいのか暑すぎることも無くとても快適でした。
また北沢峠から甲斐駒ヶ岳も登ってみたいな。
もちろん黒戸からも再度登るけどw
【目安】
体力度 ★★
危険度 なし
整備度 ★★★
眺望度 ★★★★★
山スカ度 ★★★★★
※上記は、2012年8月26日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
勝手な想像ですが、ちょっと物足りなかったんじゃないですか。
でもって地蔵尾根って選択がありなんです。
えへへ。
もっと過激に仙塩尾根ってのも、結構いいですよ。
晴れて、遠くも見えて、ホント素晴らしい天気ですね
いいなぁ!
私は前回北沢峠に行ってから、早15年
特に、芦安からマイカー規制になってから、広河原まででも面倒そうで足が遠のいていました。
この仙流荘からのバスは良さげですね
ぜひ今度(と言っても来年?)、利用してみたいと思います。
情報ありがとうございました!
ぐは〜。
なんかそういうの感じとっちゃいましたか?
うーん。
物足りなさはちょっとあるかなぁ。
時間にしても6時間ですもんね。
地蔵尾根興味ありますよ。
今回もちらっと考えたぐらいです。
仙塩尾根っていうのは初耳ですっ。
また違う季節に来たいな〜っと。
やっと安定した天気って感じですよね。
もう15年も北沢峠に近寄ってないんですねw
たしかに広河原からの乗換えは萎えますよねぇ。
私もそれが嫌です。
仙流荘にはICからもそんなにかけ離れて遠いわけでもないし、いいですよね。
またここから甲斐駒に行きたいな〜。。。
お天気素晴らしくて良かったですね
普段のハードな山行に比べれば楽々だったのではないでしょうかね。3000mを超えるとは思えない程登りやすいですし。
人が少なければもう少しのんびり出来たかもですね。
違った楽しみだと、地蔵尾根の方が人も少ないし登り応えがあるかも。
もしくは林道歩きがあるけど残雪期もいいかもしれませんよ♪
仙塩尾根は南アルプス南部のような壮大な縦走路ですのでとっても魅力的ですが、日帰り族にはなかなか難しいかもです
ほんと3000m級にしたら登りやすい山ですよねぇ。
緑の女王を見て、ああ白いのもちょっと見てみたいなという感情が沸いてきてしまいましたよ。
それにしてもほんと眺望のいいお山っ!
こんなにいろんなお山が見えるとは思ってませんでした。
冬だと人もいないし、、もっと。。。丸見えw
仙塩尾根は情報まだ全然仕入れてないのですが、日帰りだと難しいのか〜。
いつか地蔵尾根は歩いてみたいです。
人が多いのはやっぱり苦手だし。
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