福寿草を見に藤原岳へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
後輩のW氏が、最近金華山や百々ヶ峰に登っているので北アルプスへ連れて行って呉れと云う。果たしてどんなものかと、手始めに藤原岳に誘った。今年は雪が多くて福寿草も遅いだろうと、例年より1週間遅い4月1日に登ることにした。昨日までは春の陽気であったが、今日は冬に逆戻りということである。聖宝寺コースは崖崩れの補修工事で、来年5月までは通行止め。大貝戸登山口の駐車場は満杯で、後戻りして西藤原小学校下の有料駐車場に車を停める。サポートタイツの上にカッパズボンを履き、スパッツを着ける。駐車場から登山口まで10分。神武神社の鳥居をくぐり、薄暗い林の中の道をゆっくり進む。W氏はセカセカした足音を立てながら、わたしに並んで進む。何組もの人に道を譲りながらの歩み、W氏はもどかしそうである。30分程登ったところで衣服調整、長袖シャツをザックに納める。3合目、4合目と、登るにつれ道はぬかるみを増してくる。私達を追い越していった山ガールが、ゼイゼイ云いながら休んでいるのを横目に登り続ける。7合目辺りになると登山道にも雪が見え始める。8合目で大休止。大勢の人が休んでいる。小学4年生からお年寄りまで、藤原岳は今がハイシーズン。9合目までの登山道の山肌に、福寿草がボチボチ顔を見せ始める。まだツボミの赤ちゃん福寿草。9合目にはツボミの群落。登山道は雪で覆われ、中にはアイゼンを着けている人もいる。藤原山荘の周囲は雪で覆われ、福寿草の姿は無い。小屋の中は満杯で、小屋から溢れた多くの人が広場に佇んでいる。ベンチに腰を降ろしてお味噌汁を作り、オムスビを頬張る。周りは白色の世界で、頂上は見えない。指先が寒さでしびれてくるのでオーバー手袋を着ける。W氏は、今日の為に買い求めた赤いカッパを着込む。少し休んで元気を取り戻し、まだ11時と時間も早いので、頂上に向かう事にする。これまた初めてのストックを出し、ガスも流れ始めた山荘を後にする。ぬかるみを予想していたが、寒さで雪解けはなく快適に下る。20分程で着いた頂上からは、アイゼンを着けた団体さんが降りて来る。頂上は風が寒く、見通しは効かない。写真を撮っただけで直に下山にかかる。W氏、「ストックが旨く使える」。旨く使っているようには見えないが、一応、「スキーで使ってるからね」と云っておく。小屋に戻ると先程より人が増えていて、休む場所も無いので直に下山開始。9合目の福寿草はまだ半開きのままであるが、写真に納めておく。8合目でひと休みし、コーヒーを飲む。ここから先は、先生に引率された5〜6人の小学4年生のあとについて快適に下る。小学生はぴょんぴょんと身軽で、足早に着いて行く。W氏も調子が良い。2合目辺りまで下って行くと、あとから着いて来るW氏が少し遅れるが、かまわず足早に降りて行くと、W氏は立ち止まってしまう。どうやら膝に来たようで、W氏を前にしてゆっくり下り、無事登山口に降り立った。およそ5時間45分の行程で、W氏は良く頑張ったと褒めてあげた。W氏を登山口に残し、わたし一人で車をとりに行く。W氏はしばらく休んだ筈なのに屈む事も出来ず、靴を脱ぐのも大変。温泉で汗を流し、帰途の車中で、次回は舟伏山のイワザクラを見にいくことにした。
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