槍ヶ岳を見ながら北アルプス表銀座縦走【燕岳】
- GPS
- 26:00
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
中房登山口08:10-合戦小屋10:40-燕山荘12:10-燕岳13:00-燕山荘14:00
燕山荘13:00-大下りの頭14:00
2日目
燕山荘05:30-大下りの頭06:30-燕山荘07:30-中房登山口10:00
天候 | 1日目 晴れのち雨 2日目 雨のち濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「槍ヶ岳を見ながら北アルプス表銀座縦走」
そんな願望を持って、1年越しの北アルプスへ男5人で乗込みました。
事前の天気予報では2日とも快晴。期待が膨らみます。
各自仕事が終わり次第(と言っても終電…)集合。車で安曇野へ。
穂高駅近くの自○空○で仮眠をとり、しゃくなげ荘の駐車場からタクシーで中房温泉に移動。
バスで向かう予定でしたが、満員で乗れませんでした…
中房温泉は大勢の登山客で賑わっています。
天気は予報通りの快晴。
待ちに待った北アルプス。
気持ちは高ぶります。
ただ…連日の徹夜による過労と極度の寝不足から体調が優れません。
そんな体調不良の2人を他所に3人は元気一杯です。ガツガツ登って行きます。
この燕岳までの合戦尾根は「北アルプス三大急登」と呼ばれ、標高差1300mを一気に登ります。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと途中に休憩スポットがありますが、各所大混雑。
この急登をテント泊装備(15kg超ザック)で登るのは苦行でした…
この中房温泉〜燕岳ルートは長野県(中部地方?)の中学校の集団登山で登るコースです。
この辺りの中学校では燕岳か常念岳に登るそうです。
他には唐松岳や硫黄岳、乗鞍山、駒ヶ岳が集団登山のメッカです。
途中、合戦小屋名物の波田のすいかを頂きました。
松本市波田のすいかは「日本一甘くて美味しいすいか」として有名です。
噂通り美味でした。
合戦小屋を過ぎると目の前に燕山荘が空に浮いているように見えます。
天空の城と呼ばれる理由が分かります。
とにかく出立ちがカッコいい。
燕山荘に着くなりさっそく燕岳山頂を目指します。
途中、真っ白な山肌にコマクサが生えていたり、イルカ岩があったり、ライチョウがいたり。
なんと言っても正面に槍ヶ岳が見えるのが感動的でした。
テンションが上がります。
山頂で昼ごはんを食べて、ささっと次の目的地である大天井岳(おてんしょうだけ)に向かおうとしていると、突然の大雨。
急いで雨具を着用しましたが、既に遅し…みんなずぶ濡れです。
天候が回復する兆しがないので、大天井岳に行くのを諦め、燕山荘に宿泊することに。
テントを持っていきましたが、テント場はいっぱいだったので全員で小屋泊することにしました。
燕山荘は濡れた登山客で大混雑です。
予約をしていなかったので泊まれるか不安でしたが、さすが宿泊600人を誇るマンモス山小屋。
すぐに部屋を案内してくれました。
寝床は布団3枚ほどのスペース。
小屋で着替えて、さっそく山部恒例の「ゴキブリポーカー」で盛り上がりました。
(うるさくしてすみませんでした…)
燕山荘はトイレも水洗できれいで、どこの蛇口からでも飲料水が出て、広い炊事場があって、至れり尽くせりでした。
外は生憎の小雨+濃霧。次の日は晴れることを祈りつつ19時には就寝。
夜に何度か外を確認するものの、天候は変わらず…
翌日も朝から濃い霧に覆われています。
このまま表銀座を歩いて大天井岳-常念岳-一の沢登山口まで行くのは危険だと判断し、中房温泉まで戻ることにしました。
ただ、表銀座を歩かないのは悔しいので大下の頭まで行くことに。
天気がよければ大下の頭から槍ヶ岳がバッチリと見れるはずなのにな…
下りは燕山荘から一気に下山。
中房温泉で温泉に入りました。
温泉では"シャワーから水しか出ない"というアクシデントが発生。
山の水はキンキンに冷えています。
真水で頭と体を清め、一目散に温泉に浸かります。
体を極限まで冷やして温泉に浸かるという逆サウナ状態でしたが、これがとても気持ちよかった。
帰りは松本でおいしい蕎麦、アイス、五平餅を食し帰京。
天候に恵まれずバタバタ山行でしたが、一瞬でも槍ヶ岳が見れたのがうれしかったです。
来年は槍ヶ岳までの北アルプス表銀座制覇をリベンジ!!
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