阿蘇 杵島岳 秋の風景を探しに草原を散策
- GPS
- 03:25
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 345m
- 下り
- 347m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
∈2鵑聾屠恵罎離押璽伐 3台程度駐車可 ヘリコプター遊覧飛行場駐車場は、休日は午前10時以降開門らしい。(未確認) |
コース状況/ 危険箇所等 |
この周辺は、快適な歩道が整備されている。 注意することは、草原がどこまでも続き、どこでも歩けそうに見えるが、夏草で見えない崖があるので、要注意。谷もエグレているので近づかない方がいい。 |
写真
感想
1日は取れないが、午前中は完全にOKなので、山行コンセプトとして 「前回痛めた膝と腰の確認」と 「今度購入した新防水カメラ ニコン COOLPIX S30 の性能確認」のために場所を選定する。
条件は「無理しない程度のコースとエスケープルートがたくさんあり、遠近の素晴らしい風景がコースにずっと続く場所」とした。
どこに行こうかな〜。
ハッと頭に浮かんだのは、「グリーンウオーク 夏号」に紹介されていた杵島岳往生岳周回コース。
天気予報は、午前曇、午後から雨予報。草原の稜線は、きっと秋風が吹き、気持ちいだろう。もし雨が早めに降り出したら寒いだろうけど。
風景は、午前中は絶景も保証付き、おまけにお手軽。
ずっと以前、まだスキー場が営業していた頃、リフトに乗って上まで行き小さい子供を連れて歩いたことがある。
今は、面影もなく駐車場だけがその時を知る者だけが気づく程度。
その当時を知らない者にとっては、ただの草原の斜面が広がっているだけ。
その斜面を登り、夏草の生い茂る中を歩いていると本来のコースに出た。ここがちょっと自信がなかった場所だったが、迷うこともなくホッとする。実は我々が出発する直前に2人組のグループが同じ道を歩かれているので、草原にしっかり踏み分け道があったので安心だった。
この周辺は、手前の道はとてもよく整備されているが、その先へ一歩奥踏み入れると、途端に道標もなくなり、今の時期は踏み跡も見えない。晴れていれば問題ないがガスった時は要注意。手前は道も整備され、とてもお手軽なので、つい「ちょっとした散歩道」と油断することがあるが、ここも地図とコンパスは必携である。見通しがいい分、溶岩壁独特の夏草で見えにくい崖があちこちに存在する。さらに冬は、車道がよく整備されチェーン無しで雪を楽しめるので、多くの人が訪れるが、雪が積もってホワイトアウトになると草原だけに目印が無く、ホントに怖い。そんな冬の楽しみがあるコースでもある。
雄大な阿蘇の風景の中で昼食を食べ、山頂の草原にゆっくり寝そべる。風が気持ちいい。杵島岳から往生岳に行き旧火口跡群を周回してもいいが、もう時間がないので、杵島岳の御鉢巡りをして、阿蘇の360度風景を楽しむ。今まではいつも往生岳方面だけ行っていたので、ここの御鉢巡りは初めてであった。心地よい風とその風景はとてもよかった。
さて、この後どうしよう。本当は温泉、お食事とフルコースを楽しみたいが、午後の用事が詰まっているので「直帰」とする。でも1つだけ気になる場所、高森の市下神社を見に行った。この神社は、秋にこの横を通った時に強烈な印象があった場所である。春も夏も秋も冬もその風景がとても印象に残っている。すべての季節の写真を残そうと思い、今日はちょっと遠回り。その途中、根子岳の南面は、7月の大豪雨で悲惨なほど崩壊していた。情報では、あの大戸尾根登山口付近のゲートが近くの農具倉庫も含めて林道も「原形をとどめていない」ほど、谷ごとすべて崩壊しているらしい。その先の登山道を確認出来ないほどの惨状らしい。
(http://sanyuroman.jp/archives/2012/07/post_153.php)
この風景を見ると納得である。阿蘇の風景を見ていると、草原は急斜面でもあまりガケ崩れしていないのに、人工林が崩壊している感じがする。あまりにも大量の雨が短時間に降ると、人工林の下は下草がないので、一気に削られそれが林全体を崩壊させるのかもしれない。いずれにしても記録的な豪雨には対処がないのは確かである。
途中の俵山付近の湧水を汲みに行く。ところが午後になると人も多くなるが、今日も駐車場は一杯、さらに順番待ちの行列が遠くから見える。早くても最低20分待ちか…。ここはやめて一番奥の袴社の近くへ車を停める。ここの湧水量は半端ではない。人が少ないのは理由があって、もちろんあまり人に知られていないのと、車を停められる場所から遠いので、汲んだ水を運ぶのが大変。無事水を汲んで車に戻ったら選挙カーが来た。村議会選挙で明日が投票日らしい。車を停めた場所が選挙ポスター掲示板の前だったので、街頭演説の邪魔をしているのでは!と急いで戻る。
帰ってさっそくCOOLPIX S30 の画像を確認する。晴で環境がいい状態でのカメラの使用感は、大きさ、重さも許容範囲、操作性も「さすが!」とはいかないが「この程度なら問題ない」のレベル。
バッテリーも確認したかったので意図的にたくさん写真を撮り確認する。単3のエネループ2本なので心配したが、カメラ自体の消費電力が少ないのか問題なし、というか大合格である。
前機種のμ780より少し重く大きいが、遥かに性能はいい。画像もまあ、まあで安定している。次回は、雨の中で試してみたい。思ったより使用感はとてもいい。
(防水カメラのニコンCOOLPIX S30 については日記にありますのでご覧ください。)
http://www.yamareco.com/modules/diary/6011-detail-39748
動画も初めて挑戦してみる。風の音だけが入っている山頂からの360度の風景になったが、コメントを入れればよかった、と終わってから反省。次回挑戦します。
暑い日々が続きますが、ちょっと秋を感じた山行となりました。
いつもクレームがつくことが多い山行ですが、今回は「とても楽しかった。とってもいい1日ありがとう。」とコメントをいただき、また、秋が深まったら行こうかと思います。
阿蘇にスキー場があったんですね!
びっくりしました。
草千里から中岳火口ロープウエイに行く途中にありました。シーズン中の休日は大盛況でしたが、素人目にも「経営としては無理だろ〜。 」と感じていました
今は、広大な駐車場と、その一角を借りてヘリコプターの阿蘇遊覧飛行のための駐車場となっています。
この辺は、散策にはいい所で、次回は中岳火口一周コースを歩いてみたいと思っています
この季節の阿蘇は良いですね〜 。
阿蘇の雄大な風景の写真を見てると、部屋の中にいながらなぜか風を感じてしまいます 。
360度の大パノラマの動画も見てみたいですね。
あっ、それと根子岳南側の崩落はひどいですね 。7月の豪雨の激しさと災害が思い出されました。
S30の動画チェックという意味で撮影はしましたが、それをWeb上にUPするには、まだまだ長い長い道のりがあることを実感しました
写真も難しいですが、動画は、静止画像とは比較にならないほどの難しさがあることを実感しました。
それでも「1回UPしてみようかな?」とも思いましたが、やっぱりもう少し勉強して、ということで。
根子岳の惨状は、遠くからでもハッキリとわかるほどでした。とても心配です。
7月の時点での情報はこちらです
http://sanyuroman.jp/archives/2012/07/post_153.php
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