武華山〜武利岳 前ムカを越えて
- GPS
- 09:35
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
8:30 前ムカ
10:55〜10:50 武利岳頂上
13:50〜14:10 前ムカ
14:30〜14:45 武華山頂上
15:00〜15:15 ライオン岩
16:15 武華山登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、武利岳登山道に通ずる林道は、林道崩壊で、現在通行止めとなっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前ムカ〜武利岳へ向かう途中にある最低コルから笹薮が濃い場所があります。 笹薮帯の距離はそんなに長くはないのですが、踏み跡が見えない状況です。 尾根上ですので、道に迷う心配はないと思いますが、ダニは要注意だと思います。 |
写真
感想
先週の北大雪縦走でずっと顔を覗かせていてくれた山「武華山、武利岳」がとても気になってしまい、今週はその計画を練っていました。
しかし、天気予報はころころと変わり、正直、よく分かりませんでした。
金曜まで待って、天気予報をみると、武華、武利はなんとなく良い感じ。
この前、ウペペをご一緒した晴れ人間の御三方(後輩K、Tさん、Mさん)を誘って、武華〜武利に行ってきました。
登山口を7時前に出発。
睡眠不足が祟ったのでしょうか、まったくペースが上がらなく、初っ端からヘタリモードで前ムカを目指しました。
ライオン岩と東尾根の分岐までは、沢沿いの道歩きで、とても気持ち良かったです。
写真が趣味の後輩Kはとても気に入ったよう、今度、写真を撮りにこようかと言っていたほどでした。
分岐から前ムカにかけては、少し傾斜がきつくなりました。
樹林帯を抜けると、眺望が開け、東大雪の山々をドンと現れました。
クマネシリ、ニペ、ウペペと今年登った山々が見れて、少し回想モードに。
ハイマツ帯を抜けて、前ムカへ。
前ムカからは今まで見えていなかった武利岳がずっしりと鎮座する様子を拝むことができました。
武利へ向かうには、一度コルまで下りる必要があります。
登り返しを考えると、気が重くなりましたが、気を引き締めて、いざコルへ。
コルに向かう途中までは、明瞭な踏み跡で、事前に調べていた不明瞭な踏み跡に疑問を持っていました。
しかし、コルから先は笹薮が濃く(ウペペ以上か!?)、
自分の背丈より高い笹薮にかなり難儀しました。
笹薮帯を抜けて、眺望の良い稜線へ。
すごく見晴らしが良いので、ここで一休憩としました。
蟻の巣が近くにあるのか、休憩中にザックに蟻がいっぱい登ってきており、
自分も少し噛まれる始末。
払い落として、いざ、武利岳へ。
武利までの稜線歩きは、細尾根で、しかも、ウラシマツツジが綺麗に色づき、
歩いていて気持ちよかったです。
出発から約4時間、武利岳に到着です。
頂上からは、北大雪、表大雪、東大雪の山々が見渡せ、
先週歩いた、「天狗岳〜ニセカウまでの縦走路」も見ることができ、大興奮でした。
御飯を食べて、まったりと一時間。
いつまでも山頂にいたい気持ちを押し殺し、登り返しのまつ武華山へ。
長時間休憩で、身体が眠ってしまったのか、下山時は身体が絶不調。。。
3人に先を行ってもらい、自分はしばし仮眠。
少し元気が戻ったのと、追いつくぞという気持ちで、身体が覚醒し、なんとか歩けるモードに。
途中、3人に追いついて、深い深い笹薮帯へ沈む。
足元の見えない笹薮の下りは、何度も何度も転ぶ始末。
コルを越してからは、きつい勾配の登り返しへ。
当初はこの登り返しが嫌だったのですが、登り続けている方が身体の覚醒が進み、調子良く前ムカまで上がれました。
前ムカから武華山へは、黄色く色づいたナナカマドを見ながら、気分の良い山歩き。
Tさんの持論では、「上りより下りの方が、紅葉が進んでいて綺麗に見える」ということなのですが、本当にそのように感じました。
武華山、ライオン岩と要所を押さえて、
気持ちの良い午後の日差しを浴びながら、下山に至りました。
とても楽しい山行、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
メモ:2012年山行日数 仁頃山26 その他52
photosynthによる360度パノラマは以下になります。
武華〜武利への路、途中から。
武利岳山頂から
コメント
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遠い山になってしまった武利を武華から攻めるとは、お疲れ様でした。暑かったでしょう?しかし、こんな報告を見ると行きたくなりますね。もっと涼しくなってから、武華山頂抜きで行ってみようかと。でも、上から見たら結構降りますよね。ちょっと想像するだけでうんざり。
Junior_kさんもがんばりますね。写真が趣味だったとは。ペンタ使いだったのですね。
登り甲斐のあるコースばかり。
この時期、どんどん日が短くなってしまう焦りからか、無意識のうちに今年行っていない山(きついのを残してしまいました)を選んでしまうのでしょうね。
武利、実は初めてだったのですが、
この山も綺麗な稜線をもっているんですね。
今まで、食わず嫌い(ベタですが、名前が好きではないのです)で行かなかったことに、少し後悔の念を抱いてます。
もう少し涼しくなってからと思ったのですが、大雪を目指していたら、快晴の武利がおいでおいでして・・・、結局登ってしまいました(武華は行きませんでした)。
通常コース、2回程行きましたが、時間的にはあまり変わらないようです(急登のスピード次第ですが)。あちらもニセピークの嵐で、意外にきついです。
それよりも前武華経由の美しい尾根は、あちらでは体験できないものです。書かれていた通り意外と短めの笹藪は整備も楽そうなので、もう少し手を加えれば最高のコースになると思いました。武華自体が悪い山ではないのですが、いまひとつ何回も登りたくなる魅力に欠けるので・・・。
夏は武利の斜面が小規模ですがお花畑になります。春も夏もダニを気にせず、気軽に登れるコースになってほしいものです。
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