テントかついで渋好みの縦走路へ――唐松尾山、笠取山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,101m
天候 | 15日=晴のち曇り、時々雨 16日=晴のち曇り、ちょっと雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
以下、メンバーの紅一点、ツッキーによる報告です。
ツッキーです。
唐松尾山、笠取山、山行報告いたします。
15日朝7時、豊田駅前マックに集合、おしゃべりしながらドライブ気分で3時間、10時前に登山口のある三ノ瀬着。
民宿みはらしに車を置き、おばちゃんからお新香やお茶のサービスを受け、クマ、ウシ、トラ、トマトという今時珍しい名前のたくましいワンちゃん達と戯れてから出発。
トチの実の落ちるなだらかな山道をこれまたおしゃべりしながら進むうち、12時半にはテントを張る将監小屋に到着しました。
さすがヒロミさんの選んだ「しぶい」山行。誰もいない幕場の一等地にテントを設営、夕方までほぼ貸し切り状態でした。
幕場からは向かいの鶏冠山らしき山がくっきり見えて、久々の山の夕暮れが美しかったです。
夕食を作る間もとても静かで、時たま小屋に来る人もいわゆる「しぶい」方ばかり…。
白身魚のアクアパッツァ(すっごく美味しい)、ハムステーキや焼きナス、海藻サラダで野菜とタンパク質をたっぷりとって、8時前には就寝。
ヒロミさん、はせさんは会話した30秒後にイビキをかき始めたので、一瞬、冗談かと思いましたが本当に寝ておられました。
山ではいつも不眠症気味の私ですが、今回は、バイオリンのようなヒロミさんのカーカー、オーボエのようなはせさんのグーグー、ティンパニのようなS山さんのプシュープシューを聞いているうちに無事に眠ることができました。
16日4時半起床、テントを出ると曇り気味だった前夜とかわって、満天の星空でした。
S山さんに星の名前をうかがいながら朝食のちゃんぽん麺を準備、暖かいスープとミニ鯛焼きで力をつけ6時半すぎに将監小屋出発。なだらかな道から岩岩した手ごわい道にかわり、出発から1時間ほどしたところで休憩。
私以外の男性三人は眺めの良い西御殿岩に寄り道。360度を見渡す早朝の絶景は三人さんの写真で後日お楽しみ下さい。
富士山を眺めつつ岩岩した道をさらに進み9時半前に唐松尾山に到着。
山頂では3連休を一人で縦走して過ごすという若者と出会ったのですが、うっかりスカウトしそこねました。
ここまでほぼ人に会うことがなく、白樺の緑と秋の高い空を眺めながらの静かな道のりでした。
また岩岩しい道、やわらかい土の唐松林、ジュータンのような笹原とアップダウンを繰り返し、偽ピークに三回ほど騙されて12時45分頃笠取山頂到着。ひんやりした風が心地好かったです。
多摩川の最初の一滴と言われる水干に寄り道し、キノコや青々した苔、大量発生したと思われるしろっぽいヤスデがニョロニョロする沢沿いの道を分岐に注意しながら下山、最後は林道を歩き15時前に車を置いた民宿みはらしに戻りました。
将監小屋に戻るのをやめて距離を縮めたものの、それなりのロングコースとなり、久々参加の私はもちろんテントと食料を背負ったヒロミさん、はせさんもさすがにちょっと疲れた様子でした。
のめこいの湯で疲れを流し、豊田の大黒屋で美味しいボリューム定食をいただいて解散となりました。
今回、人気のない静かで清々しい山行だった分、判断しづらい分岐もあったし、「しぶい」山行自体が一人では実現できないし、ヤマニテの一員でよかったなあと改めて思っちゃいました。
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